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NG例を見て学ぶ!プレスリリースの基本をおさえておこう①

こんにちは、Webディレクターのmiyamotoです。
今回のテーマは「プレスリリースの書き方」。プレスリリースとは何ぞやという方から、なんとなくで書いてしまっているという人に向けて、改めてプレスリリースの書き方についてレクチャーしていきたいと思います。

そもそもプレスリリースとは

プレスリリースとは、報道機関に向けた、情報の提供・告知・発表のこと。「news release ニュースリリース」「報道発表」とも。英語で「press プレス」は「新聞」または「新聞社」も意味し、「release リリース」は「発表」「公開」「放出」を意味する。

引用:Wikipedia

情報の提供・発表を目的とするのがプレスリリース(報道資料)と記載されていますね。情報の提供というとかなりくくりが大きいと思うかもしれませんが、実際にプレスリリースの内容は多岐にわたります。たとえば、新商品の発表、役員の変更、はたまた不祥事における危機管理対策としての事実公表などさまざまあります。

ではなぜ、企業や団体含め、このような情報の発信を行うのでしょうか?

その答えはカンタンで「世の中の人に知ってもらいたい」からです。
新商品の発表も、役員の変更も、すべて世の中に知ってもらうために行います。そうして発信されたプレスリリースが、報道機関に届けられて、これは世間に広めるべき情報と判断されることで、テレビ・新聞・Webメディア等に掲載・情報の拡散が行われるというわけです。

プレスリリースは、報道機関に届けることで、より多くの情報拡散を狙っています。そのために、メディア関係者の目に留まるプレスリリースを作ることが重要な戦略となります。特にWebメディア等の場合、プレスリリースがそのままSEO対策としての効果を発揮する場合もありますので、Webディレクターとしては効果的に仕掛けていきたいところです。

プレスリリースの書き方とは

プレスリリースには、基本の構成があります。

①見出し
②5W1Hの要約文
③背景や詳細
④問い合わせ先


基本はこの4つの構成でプレスリリースは構成されています。重要なポイントとしては、伝えたい情報を簡潔に、かつ漏れなく伝えるというところではないでしょうか。そのために重要なのが、①見出しと、②5W1Hの要約文です。まずは「見出し」について、詳しくみていきます!

プレスリリースの見出しでは、情報を可能な限り多く、かつコンパクトに伝えて「読みたい」と思わせる!

ハレザ池袋オフィスタワーに、Wizの新オフィス『Wiz CCT Lab』が本日2020年8月7日オープン!

これは弊社の新オフィスオープンに関するプレスリリースの「見出し」とですが、これはプレスリリースの基本を抑えた構成がなされています。なぜかというと、この見出しでは「いつ・どこで・何が・どうなる」といった情報を一読するだけで把握できるからです。これは基本的なポイントですが、見出しでは「情報を多く・かつコンパクトに・さらに知りたいと思わせる」テキストを作ることが重要です。

それだけ言われたところで「そうだよね!」と思うだけで終わりそうなので(・・・)今回は同じ題材で「NGな見出し」を作ってみました。

NGな例
「待望の『Wiz CCT Lab』が8月ついにオープン!新オフィスで新たなカルチャーを創造!」

はい、全然ダメですね…。
では、これの何がダメなのかというと以下の点が不明瞭だからです。

・『Wiz CCT Lab』が何なのかわからない(商品名?店舗名?オフィス名?)
・8月のいつ・どこにオープンするのかわからない
・何の会社の新オフィスなのかがわからない
・『新たなカルチャー』が何なのかわからない


ここまでないないづくしの見出しは、さすがに誰も書かないかもしれませんが…w このように不明瞭な点が多い見出しは、「よくわからない」ので、報道関係者に響きません。見出しから、「これは読むべきプレスリリースだ」と思わせることが重要で、そのためには見出しとしてふさわしいコンパクトな文字量で、可能な限りの情報を述べることを心掛けましょう。必要な情報を見出しからしっかり提示して、「もっと読みたい!」と思わせてください。

自分では当たり前にわかるだろうと思うことも、他人目線ではわからないと捉えられることも多いものです。プレスリリースに限らず、第三者に目を通してもらい、情報が正しく伝わるテキスト作りを意識していくことが大切です。

続きは次回!

今回は「見出し」の説明をしましたが、次回は「5W1Hの要約文」の書き方について解説していきたいと思います!