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自作PCの紹介(2024/11/10版)


はじめに

2024年初頭、20年ぶりにPCを自作しました。
組んでいくうちに装飾が楽しくなり、気づけばこんなにも虹色に…!

PCは主に仕事(プログラム)やブラウザ・映像鑑賞がメインなんですが、見た目は何処に出しても恥ずかしい恥ずかしくないゲーミングPCです。

「このパーツ、何使ってんの?」「何処に売ってんの?」的なニーズもありそうだったので、紹介と記録も兼ねて纏めておきます。


100人中128人が「ゲーミングPC」と答えるであろうPC外観(2024/11/10版)

CPU

Intel Core i5-12600KF です。(※二代目。先代は12400F)

正直、拙者の用途では12400Fでも十分なんですが、12600KFに替えた理由はズバリ「OC遊びをしたい」からでした。
(※IntelのCPUは基本的にK付き型番しかオーバークロックできないそうで)

たまーにCPUや電圧のパラメータをいじって、CinebenchでOCの値を記録してます。 まさにオトナの嗜み。

OCに関しては別記事に書いてますので、気になる方はこちらへ。

ちなみに、2024/11/4時点の最高記録はこんな感じです。

  • Cinebench R23(※10分耐久モード)

    • Multi 20792

      • Ryzen7 9700X くらい?

    • Single 2077

      • Core i7-13700K くらい?

  • ちはやローリング

    • 3040396m ランクSSSSSSS シベリア送り

    • 古いベンチですが、意外とCPUの性能を反映するようです

CinebenchR23 Multiの記録(20792)
CinebenchR23 Singleの記録(2077)
ちはやローリングの記録(3040396m)

CinebenchR23のスコアは、以下のサイトを基準に比較しています。
※ベンチマーク欄で「Cinebench R23」のどちらかを押してください

12600KでOCやってる人があまり居なくて、どれくらい速いのかイマイチわからないんですが、海外サイトでマルチ24000とか見かけた記憶があって、「どんな環境やねん!」って思いました。


マザーボード

ASRock Z790 PG Lightning/D4 です。(※三代目)

前述のOC遊びのために買い替えたものです。
元々、価格の割に電源フェーズがしっかりしていて狙っていたのですが、偶然安く買える機会があったので乗り換えました。

ASRockさんはハイエンド付近に個性的で面白いマザーが多いので、いずれ使いたいなぁ…と思いつつ、今は指を咥えて見ている、という感じです。
Intelはチップセット変わりますし、AMDも新CPUが出たばかりなので、落ち着いたら情勢を見つつ検討…かなぁ。


GPU

まさかの nVIDIA GTX 1080Ti …!(Palit製の安いほう)

6年前(※2024年夏時点)のハイエンドですが、普段使いでは十分現役で使えます。 もちろん、よほど重いものでなければゲームも普通に動きます。

グラボがPCパーツの中で一番高くなってしまった昨今、こいつは6000円(!)で入手しました。
ジャンク扱いだったんですが、分解しても大きな汚れは無く、グリス塗り替えと清掃だけで、今でも元気に動いております。

ある程度の性能が必要な理由は、fpsではなく、大画面表示のためです。
プログラマをやってると、後述のようなデカくて縦長のディスプレイが重宝するんですが、4K付近だとグラボのパワーが無いと60fps出ないんですよね…
1080Tiでも割とギリです。 マルチディスプレイ運用だと、動画等で60fps出ない事もあります。

ミドル~ハイエンドグラボがあまりにも高いので、旧世代ハイエンドを中古で買う、というのも選択肢の一つかな…とは感じます。

ちなみに、組みなおす時に背面のロゴを上下逆にしてます。(理由は後述)


ディスプレイ

LG製デュアルアップモニターです。

この珍しい縦長モニタは、WQHD解像度のモニタを縦に2枚分並べて1枚にしたやつです。

クリエイター向けとか云われてますが、これはプログラマこそ買うべきモニタです。

縦が非常に広いことと、横幅もある程度確保されていることで、プログラムコードやビジネス文書の視認性が一気に上がります。
(※但し、画素数の割に画面サイズは小さいのでスケーリング150%推奨)

また、入力端子が色々あるので、同じグラボから2つ接続しておき、普段は縦長1枚で、必要に応じて上下2枚に分割し、それぞれ全画面にして作業する…なんてこともできます。(もちろん、別のデバイスをHDMI接続し、分割してそちらの映像を映す…とかもできます)

普段は7.5万くらいしますが、Amazonのなんちゃらセールのたびに1-2万くらい値段が下がるので、買うときはそのタイミングを狙いましょう。
(スタンド版はAmazon専売のようです。アーム付きのもあります)


ケース

Lian-Li O11D EVO RGB でございます。

このケースを選んだ理由はズバリ「倒立配置可能」だからです。
普通のPCケースは、中を見せるガラス面が正面から見て左側(=右置き前提)なんですが、このケースはパーツを組み替えてガラスを右側(=左置き)にできるんですよね。

この前に使っていた「CoolerMaster Q500L」も同様の使い方ができたんですが、如何せん中が狭くてメンテがしづらい…ということで、これが二代目のケースです。

作りは非常にしっかりしており、中も広々。 メンテしやすく、ガラス張りで中の装飾が映えます。
但し、とーーーーーっても重いです。 動かす時は、ガラスを全部外しましょう。(それでも重たい)

さっきの「GPUのロゴを逆にした」というのは、この「倒立配置」のためなのでした。(倒立配置にするとロゴが天地逆になってしまう)


ケーススタンド(メタルラック)

最初は、もうちょいオシャレな台を買おうかと思ったんですが、数千円だと耐荷重が思いのほか小さい…(数キロ~十数キロ)

なにしろ、Lian-Li のケースだけで重さが十数キロあるので、安定性を重視して、結局いつものメタルラックに。(※この製品は耐荷重100kg

見た目はアレですが、隙間にフックなどが付けられたり、100均のポケット系パーツが流用できたりするので、意外と便利です。 オススメ。


CPUクーラー

Thermalright FC140 (Black) です。

日本ではほぼ知られていないメーカーですが、海外では冷却性能とコスパの高さに定評のある会社です。
Amazonで、4000円ちょいでハイエンドレベルの空冷クーラーが買えてしまうというのは正直ヤヴァイです。

デフォでも結構冷えますが、ファンを高回転・大風量・高静圧のものに交換すると、更に冷却能力が増します。

今はCPUクーラーといえば簡易水冷が大流行りですが、個人的に水冷は液漏れ→水没→PC全損コースが怖いので導入に踏み切れないんですよね…
ハイエンド空冷になると、ゴツい物体がマザーを覆い隠してしまうので、見た目は簡易水冷のほうがいいんですけどね…いやはや難しいところ。


光り物・装飾系

たぶん、このPCで一番目に付く部分かと。
海外製パーツが多いんですが、実はほとんどAmazonで買えたりします。

無駄に光ってる拙者のPC(2024/11/10版)

ケースファンその1(上面、底面、側面)

とにかく発色がいい…! その一点だけで選びました。
このファンの発色の美しさに魅了され、以後虹色PC一直線となりました。
コントローラが独自ですが、そのおかげでマザーに依存せず、多種多様な色を出せます。(リモコンでパターンや速度、明度等も切り替えられます)

ケースファンその2(前面)

14cm穴位置で16cm径のARGBファンです。
温度が低い時はそこまで五月蠅くなく、温度が高くなると結構な風量を出してくれます。
ARGBはもうちょい光って欲しかったかな…(中心にしかLEDが無いので、径がデカすぎて外周まで光が届いてない)

ケースファンその3(背面)

前面ファンの12cmバージョンです。(※ケースの制限で12cmしか付かない)
100cfmでガッツリ排気させつつ光るので、つよつよです。
160mmと違い、こちらはそこそこ虹色に光ります。

バーライト二種

どちらもかなり綺麗に光ります。 お値段も安いので超オススメ。

ヒートシンク(※ARGB発光部のみ使用)

SSDヒートシンクのほうは、短いバーライト的な使い方をしてます。
メモリのヒートシンクは、元々ちゃんとメモリに挿して使ってたんですが、ツインタワー空冷に替えた時に干渉して使えなかったので、ARGB発光部だけ取り外して、2枚張り合わせて空冷ヒートシンクの上部に貼りつけてます。

LEDライトストリップ関連

3種類使ってます。
最初のは用途別のケーブル込みです。 虹色の流れる方向が交互になっているのが特徴で、かなり綺麗に光ります。

他の2つは、任意のケーブルの上から被せるタイプです。
アイネックスのは2024年初夏に出たばかりですが、透明のケーブルコーム的なのが付いてて便利です。 なにげに、側面も光るのがポイントです。
グラボ用の細くて長いやつと、電源用の太くて短いやつがありますが、拙者が使ってるのは前者です。
最後のやつ(売り切れ)は、個人的にはイマイチ…
何故かLEDストリップの幅が不揃いなんですよね…もったいないので使ってますが、アイネックスのやつが安く手に入ったら、そっちに替えるかも。

グラボ支え棒

意外と映えるので、これもなかなか良いです。
倒立配置のため、逆向きにして使ってます。
リンク張った時点で売り切れてたんですが、拙者はピンクを使ってます。

マザー外周

マザーボードのケースに接してない二辺を光らせるパーツですね。
地味に存在感があったんですが、光り物を増やしたら目立たなくなってしまいましたw

ファングリル(※ファンを外付けで光らせるパーツ)

正直、LEDの光点が目立っちゃって、あんまり綺麗な光り方ではないんですが、非RGBファン(パワー優先)で寂しかったのでつい…という感じです。

謎の光り物

本来は、これに適合するファン専用の光り物パーツなんですが、ツインタワー空冷に替えた時にあまりにも側面が寂しかったので、これを購入して出っ張りをヤスリで削り、両面テープで貼りつけてます。
なお、端子形状が非常に特殊で、本来は横三連接続で使う用途分のパーツしか入っていないので、拙者のような使い方だと最大2個までしか同時に使えませんので要注意です。

ARGBコントローラ

虹色に光らせたいなら、マザーのARGB使わなくてもコレで十分です。
速度調整こそできないものの、レインボーの他、かなりパターンもあるので、これ2つくらいあればおっけーだと思います。
パターンは、本体のボタンを押すか、リセット等の外部SW端子に接続すれば切り替えられます。

ステータスモニタ

※「タイトル未設定」となってますが、クリックで販売ページに飛びます

恐らく、このアイテムだけは日本で買えないと思います。

8.8インチの横長ディスプレイで、日時・デバイス温度・ファン回転数・リソース使用量等々を表示できます。

これのイイところは、USB2.0接続だけで単独動作し、ソフト側からかなり細かいカスタマイズが可能なことです。
ディスプレイポート/HDMIは無く、独立した表示デバイスになっています。
(マルチディスプレイ扱いにならないので、むしろ扱いやすいはず)

更には、microSDカードに入れた動画を再生することも可能です。
テーマ背景の地球と上下のレインボーラインは、動画ファイルです。
(元素材は地球だけでしたが、レインボーラインを自前で合成してます)

これ、カスタマイズして日本でも販売すれば、絶対売れると思うんですけどねぇ…

おまけ:サンリオのフィギュア

カプセルトイのやつです。 キキララ狙いで廻したら、一発で全部揃ってしました。
せっかくスペースが余っているのでケース内に置いてますw

かわいい(かわいい)

おまけ2:キキララのフィギュア(2024/10/5追記)

PCの守護神 キキララ

PCケース内に、キキララのフィギュアを実装しました…!
使ったのは、一部で話題の長尾製作所製ディスプレイ台です。
(ケースファンやマウント部にスチールの台を固定して載せられるやつ)

いざ置こうとすると、意外とスタンドのサイズが大きかったので、PCケース内スペースの何処に配置するか(そもそも可能なのか)は、事前に採寸して確認したほうがよさそうです。


キキララのフィギュアにLEDライトを追加(2024/10/26追記)

2024/10/5の写真はストロボを焚いて撮った写真なんですが、実運用だと黒ケースなのでフィギュアが暗く、イマイチ映えない…!

というわけで、LEDライト付きお立ち台とLEDスポットライトを買いました。

LED ディスプレイライト PNL-003
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09R9JBNN8

結果は…一目瞭然ですね! バッチリです。

劇的ビフォーアフター

最初は、お立ち台(左右下部からのLEDライト二基)だけでイケると踏んでいたのですが…立体造形物なので、下部からの光だけだと、特に顔に変な影が出てしまう…(主にキキの人差し指)
というわけで、追加でスポットライト買い、斜め左上から当てる形となりました。

どちらのライトも、USB-A端子で給電します。
ケース内に設置する場合、裏配線からA端子を外に出すか、ケース内にUSB-A端子を増設して電源を取る必要があります。

今回はケースの裏配線から外に配線を出せる仕組みがあったので使ってませんが、以前使ってた、マザボのUSB2.0端子をA端子に変換するパーツもご紹介しておきます。(USB2のマザー端子は9ピンですが、この製品は4ピンです…即ち、USB2の1セットあたり、2本までA端子を追加できます。挿す場所と向きに注意!

おまけ3:サウンドレベルメーター(2024/10/26追記)

これは直接PCとは無関係で、USB-A端子から電源を取れば内蔵マイクで音量に合わせてLEDが光るだけの製品なんですが、同じ光り物ということでご紹介します。

この手の製品はかなり色々出ていて、もう少し高いやつだとスマホで光り方を調整できるのもあるんですが、拙者が買ったのはAmazonで(恐らく)一番安いやつです。
この値段でも綺麗に光り、個人的にはコスパ十分と感じました。
レビュー見てると機能が足りない的なものも散見されますが、高度な機能を求めないのであればこれで十分じゃないかなぁ…とは。

内蔵マイクの感度は結構良いようで、静かな部屋で一人で屁をこいた時に思いっきり反応して、一人で大爆笑してしまいましたw

おまけ4:キキララのフィギュア2(2024/11/10追記)

おまけ1と同じく、カプセルトイ「肩ズンFig. サンリオキャラクターズ2」より、キキララのみです。(※椅子は別のアクリルチャームから持ってきました)

おやすみ中

そのままだと暗いので、UDFフィギュアでも使ったお立ち台LEDと一緒に追加してます。


…というわけで、いくつか端折りましたが、特筆すべきパーツはだいたい書いたつもりです。
自作PCデコレーションの参考になれば幸いです。

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