気づいたらいなくなっていたVtuberの話
私はVtuberである。名前はもうある。
いやまあ、そうはいっても、やってることとやりたいことと目標は、そこらの「創作作者(うちの子バカ)」とか「ゆっくり実況者」と大差ないが。
私だって昔は「推しVtuberの横に並びたい」、なんていう気持ちで始めたが、いやはや、創作の血やマイナー界隈の血には抗えなかった。
今は結局「有名になって、推し作品界隈を復興したい」とか「うちの子や自分の布教がしたい」とかそんな気持ち。
本題から逸れた。
同じような(創作に関する)志で、同じ声帯(ソフトーク)を持つVtuberがいた。
名前は伏せるが、いわゆる魔王とかそんな感じの人であった。
私は彼の活動が結構好きだった。そりゃ、自分に似ているというのはあるが…
そもそも彼の活動内容は自分の住む世界(恐らく、自創作の世界)に関する動画と、あとゲーム配信であった。
これがもう凄い。創作作者というよりも、熟練のラノベ作者のそれレベルで深い世界観を解説してくれるのである。
何なら彼の住む世界の情報に、どの惑星にあるかや、国の詳しい面積や人口密度、使われる言語なんかもある。なんだこの変態!(誉め言葉)とは何度言ったか。
しかしそんな彼、昨年5月…2020年5月末時点で「公務が忙しくて活動が滞っている、来月末まで浮上ができないかもしれない」といった内容のツイートと、その後の少しのRTを残して消息を絶ってしまったのである。
来月末どころか、一年過ぎてますけど。
そう言いたい気持ちはぐっと抑え、この記事を書いている。
悲しくなってくるよな。引退とかそういうわけでもないのに失踪って。
いつか帰ってくるという一抹の希望はあれども、1年数ヶ月も帰ってこないんじゃもうこれは駄目かもわからない。
大好きだったからこそ辛くなるなあって。
なんなら、気づいたら引退していた、なんてことも最近増えてきた。
名前はすっかり忘れてしまったが、私の推しによく似た風貌の緑の青年…青年?のVtuberがいた。
数多のVとつながりつつ、別界隈の配信者や相互と絡む私はだんだんとその人のことを忘れていった。何故ってツイートがTLにないんじゃ…畜生Twitterの仕様め
そんなある日、ふと思い出してその彼のツイートを見に行ってみた。さてどうだろう。オチは先述の通りである
彼は引退していた。
推しは推せるときに推してくれ。
そんな感じの今日の記事でした。オチはありません。