IT化って本当にいいことばかりなの。。。??
こんにちは!株式会社ウイズです!
今年も残すところあとわずかになりました。ウイズがnoteを始めてからITに関する様々な記事を載せてきました。お読みになってくださった皆様ありがとうございます。毎回のいいねやフォローの通知が筆者の何よりの励みになっております。
さて、今まではITの良い面を載せてきましたが、今回はITの懸念すべき部分について述べたいと思います。経営とはあまり関係ないかもしれませんが、お読みいただければ幸いです。
例 ペーパーレスは本当に環境面につながるのか??
デジタル化が進むにつれてペーパーレスの促進も謳われていますよね。ペーパーレスとは紙の利用を減らし、パソコン等で電子化ファイルしたものを活用していくことを言います。デジタルデータにすることで、どこにいても知りたい情報を探し出すことができるようになります。紙媒体の資料をいちいち探し出さなくても済むし、保管スペースに困ることもありません。そして何より印刷コストを削減することができます。
そして、紙の利用枚数を減らすことができるということは、紙を作るための森林伐採を減少させることができます。ペーパーレスは業務上の効率化をもたらすと共に、環境保全にも貢献しているのだそうです。こういった話は一度は誰もが聞いたことがあると思います。
しかし、それは果たして本当なのでしょうか。デジタル化は本当に紙に比べて環境保全に貢献しているのでしょうか。
筆者はこれを中々うまく飲み込むことができません。
そもそも紙を作るのに伐採を行っている多くはは植林という、人の手によって植えられた木々です。これは伐採を前提として人の手によって管理している再生可能な森林です。また、森林伐採も全部が全部、環境に悪影響を与えているわけではありません。木というのは、呼吸で吐き出す二酸化炭素よりも光合成で吸収する二酸化炭素の方が多いため、環境保全の上で主に必要とされています。しかし、木は時間が経つにつれて歳をとります。歳をとると光合成の割合よりも呼吸の割合の方が多くなります。つまりいずれは木も二酸化炭素を排出する存在になるのです。なのであれば、そのような木は適宜伐採して、新しい木を植えていった方が良いのです。
実際、日本の植林面積はここ50年はほぼ横ばいで減少しておらず、森林の蓄積量はむしろ増えています。
簡略ですが、以上のことを踏まえると紙が環境を破壊しているというイメージは幾分か薄くなりませんか??
対してデジタル化の時代に移り、需要が急上昇したIT機器はどうでしょう。これらの機械を生産するにはレアメタルを始めとする鉱物が必要不可欠となります。そして鉱物を獲得するには、森林面積自体を破壊し土地を掘り起こさなければなりません。この時にどれほどの木々が失われ、再生不可能になっているのでしょうか。。
それだけではありません。IT機器の需要が増えれば増えるほど、それと共に莫大な電力が必要になります。そして電力を生み出す際にはそれこそ大量な二酸化炭素が排出されるのです。。
こう考えるとデジタル化が環境保全に貢献してるというのは果たして。。??
ではなぜ、そのようなイメージが生まれてしまったのでしょうか。それは日本国内自体で鉱物採掘を行っているわけではないからです。日本は鉱物のほぼ全てを輸入に頼っており、実際に森林破壊をしているのは国外の話なのです。
これなら自国の森林状況を保持したまま、デジタル化を進めていくことができますね。そして、それはデジタル化が環境保全に繋がっているというイメージを作り上げることができます。
国内ではさもペーパーレスが環境保全につながっていると思われがちですが、以上のようなことを考慮すると、デジタル化の進展は果たして世界の環境に本当に貢献しているのでしょうか。。???
結論は一概に言うことはできませんが、IT化のもたらすものが全て良いことというわけでは決してありません。このように、世間で謳われていることに対して疑問を持ち、疑ってかかることが大切だと思います。これは情報が錯綜する現代に必要不可欠な力です。いわゆる情報リテラシーというやつですね。ITに振り回せれることなく、私達がITを使いこなすということにもこれは通ずるものだと、筆者自身は思っております。
いかがで下でしょうか。今回は筆者が疑問に感じている例を取り上げたため、少しエッセイのようなものになっていしまいました笑
申し訳ありません💦今年も残りわずかですが、最後までお読みしていただけると幸いです。また次回もよろしくお願い致します。
会社名/株式会社ウイズ
本社所在地/〒104-0061 東京都中央区銀座6-6-1 銀座風月堂ビル5F
代表取締役/信清城 設立日/2004年1月
資本金/3,000,000 従業員数/8人