見出し画像

【WIXOSSオールスター】環境デッキ紹介

9/19追記録:サンプルレシピに一部新しいものを追加しました

(注意:あくまでこのnoteの内容は考えのひとつです。無料なので、こんなこと考えてる奴いるんだなーくらいのテンションで温かく読んでくれると幸いです)


みなさまこんにちは。小規模ながら岬杯という大会を開かせていただいております、YSと申します。

さてこの夏、オールスター、キーセレクション限定という観点では実に四年ぶりの新規が登場し、わずか6種類ながら環境が大きく変化しました。

公式が忘れていたとしか思えないため、発売前に組み合わせ禁止を作り出すほどのカードでした

特に環境に大きな変化を与えたのは上に写っている≪創鍵の巫女 マユ≫、所謂マユキーです。
主に使われているのはエクシード1のキーとシグニの能力を消す効果と、ETを取得する効果です。
今までは≪時雨の調 ゆきめ≫や≪白滅の巫女 タマヨリヒメ≫のイノセンスでしか消せなかったキーの能力をエクシードの限り何度でも消せることや、ETを得ることでターンにかかる制約を消すことができるこのキーはとても強力です。
このカードでの影響でショットデッキやスペル連打デッキのパワーが上がり、環境が大きく変化しました。


真夏オールスターやセレモニーの結果をもとに作成した現環境のデッキ評価です


上に書いたようにスペル連打デッキやショットデッキの立ち位置が向上し、自然とそれらに対応できるデッキの評価も上がりました。
また、マユキー登場前に強かったデッキで、マユキー系統のデッキに対応するのが難しいという理由で評価が以前より低くなったものもあります。


もしマユキー前に評価表を作成していたら、Sランクにダッシュタマとグズ子がおかれていたと思いますが、現環境では前環境のダッシュタマやグズ子ほど良い立ち位置を持つデッキは現状存在しないと考えているため、今回はSランクは空白としています。


各ランク帯デッキ紹介

各デッキの特徴、サンプルレシピを簡単に紹介したいと思います。

Aランク


レイラ

特徴:ドーピング。メインフェイズ中のライフクラッシュ。

サンプルレシピ① 大火の轢断型
サンプルレシピ② ゴルアヴェ型

現在トップ評価のデッキです。
構築を歪めずドーピングを止められるデッキが限られるため、期待できる勝率は非常に高いです。
型としては大火の轢断型とゴルアヴェ型があります。
轢断型は3の段階からショットができること、≪幻怪姫 ドーナ//ディソナ≫のルリグ連パンが可能なこと、ルリグデッキの自由枠の多さで優れています。
ゴルアヴェ型は≪弩砲 アヴェンジャー≫のバースト封じ、≪クロス・テンスグロウ!≫と≪ミラクル・チャージング≫の組み合わせによりランデスの上からでも安全にグロウが可能な点で優れています。


9/19追記

サンプルレシピ③ ゴルアヴェ型(エンハンス採用)

リミットアッパーを使用し≪弩砲 ゴルドガン≫二面+≪弩砲 アヴェンジャー≫の盤面を目指す構築です。
サンプルレシピ②の爆別炎タマ両採用の構築は防御面数の多さこそ魅力ですが、序盤から軽いアーツで防御可能な対面(例としてはメンダコグレイブディガー両採用のグズ子等)に対してアヴェンジャーの回数が足りないがちという欠点が見られました。
なのでエンハンス→ゴルドガン二面+アヴェンジャーの盤面を作り、アヴェンジャーの回数を増やす構築としてこちらのものが生まれました。
エンハンスなしの構築ではアヴェンジャーの回数は4回がせいぜいでしたが、こちらの構築では引きにもよりますが概ね6回はアヴェンジャーが起動できます。


2止ミルルン

特徴:早期からの大量リソース破壊

サンプルレシピ

マユキー環境で評価を爆上げしたデッキです。
マユキー入りのデッキが早期のスペル連打に妨害を持たないものが多いこと、また、≪ぶりっつ・あーや!≫がマユキ―で評価を落とした点も追い風です。
手札次第にはなりますが、最速で先1フルハンデスも可能です。
また、最近注目のミーアキャットギミックによりハンデスだけでなくランデスも可能になりました。
マユキーやアンモライトを採用した構築もあり、構築の幅が広いです。


9/19追記

サンプルレシピ② 川崎王ベスト16 ねへほもん選手

川崎王ベスト16の構築です。
上の構築と比べると≪謳金時代≫≪スピリット・サルベージ≫を切って≪フローズン・ギア≫と≪ロック・ユアハート≫を採用しており、≪羅星 リンゼ≫やミラーマッチに強く出られるようになっています。
またキーもマユキーに変わっていることで、≪ぶりっつ・あーや!≫等の各種キーを≪MIRROR≫でエクシードを使いまわすことでほぼ永続的に無効にすることができます。

構築の詳細について下のブログで使用者本人が調整録も込みで解説してくれているので、是非確認してみてください。
(構築解説記事:ねへほもんの言う言う亭)


メル

特徴:レベル3レベル4ルリグの黙ってろボタン。因果応報。

サンプルレシピ

黙ってろボタンがマユキー系統にとても強力です。
≪因果応報≫という強力な詰め筋も持っており、エナに頼らない防御をもたないデッキにも強いです。
難点としては回すのが難しいことと、シェアが多いと思われる【グズ子】に不利をとってしまっていることだと思います。


9/19追記

サンプルレシピ② 川崎王優勝 ゆきちゃん選手

川崎王で見事優勝に輝いたデッキです。
上のサンプルレシピを作るうえで参考にした方がそのまま優勝したため構築は非常に近いですが、【2止めミルルン】に対抗するために≪コードイート メロシロ≫が4枚になっていたりと構築の細部に変化が見られます。

サンプルレシピ③ 川崎王4位  炎200選手

川崎王4位のレシピです。
3と4のルリグで相手を縛るというコンセプトは4型と同じですが、こちらにはレベル5のルリグによる耐久力があります。
≪因果応報≫がないことから詰め性能は4型より劣りますが、≪コードデリシャス ビューフェ≫やレベル5ルリグ等の強力なカードが使えることは魅力です。



グズ子

特徴:攻撃、防御、あらゆる要素がハイレベル

サンプルレシピ

マユキー前の環境でダッシュタマと肩を並べていた覇者です。
マユキーが来てレイラ等の不利対面が増えてしまいましたが、依然として強力なデッキです。
ミーアキャットのランデスに対抗するためにパイガオが増えていたりと、構築の細部に変化が見られます。

9/19追記

サンプルレシピ② 川崎王準優勝 ヤギ選手

川崎王で準優勝だったデッキです。
アーツに≪クトゥル・アビス≫が採用されていたり≪不可思議な誇超 コンテンポラ≫等各種メタシグニが採用されていたりとテンプレ構築とは大きく違いますが、川崎王で準優勝という結果からもわかるように、使いこなせば強力な構築です。
通常の構築よりも遊具が少ないためエナ置きやマリガンの基準が少しシビアな印象ですが、各種メタシグニで本来不利な相手にも戦えるようになっており、取れる範囲は増えているように感じます。


Bランク


花代

特徴:早期からトウタクによるダブルクラッシュ。バーニングやピースによる効果ダメージ。

サンプルレシピ

こちらもマユキー環境で他よりも速いことから評価を上げたデッキです。
≪俯瞰者からの啓示≫で≪烈情の割裂≫や≪西部の銃声≫に触りやすくなっていたり、相手のランデスに対応できるようになりました。
≪クロス・テンスグロウ!≫のせいで早期のトウタクを止めながらワープグロウされうることが少し向かい風ですが、レベル2のターンから強力なアプローチを仕掛けることは他のデッキにはない大きな利点だと思います。


キスドラ

特徴:キスによるライフ全焼却

サンプルレシピ

ノーパンの上から≪幻水 キス≫の出現時効果を使いまわし、相手のライフをすべてトラッシュに送りショットすることを目標としたデッキです。
デッキ自体は2017年から存在しましたが、マユキーの登場で各種メタカードの貫通力が大幅に上昇しました。
しかし性質上4にグロウしないと動けないデッキであることと、アルフォウハイティキーがマユキーの存在で防御としてやや不安であることがネックです。


Cランク


アン

共通の特徴:≪不可解な誇超 コンテンポラ≫でルリグとシグニの防御を許さない

①ピルピル型

サンプルレシピ

デッキの中身をすべて美巧にすることで、≪図画の工作 ⁑カミネンド⁑≫による安定した手札供給から、≪彫心鏤骨≫の使いまわしが可能。
マユキーによる環境の変化とミーアキャットの流行により、マユキー前よりは立ち位置が下がっています。

②アルハイ型

サンプルレシピ

≪繚乱する花束 アルフォウvsハイティ≫と≪天佑神助≫の組み合わせにより耐久することを目標としたデッキです。
アルハイキーの宿命としてマユキーに弱いですが、LBが強いため存外耐えることもあります。

どちらの型にも共通して言えることですが、グズ子等のフェアデッキには強く出ることができます。


アルフォウ

特徴:デッキ破壊とレベル3ルリグのトラッシュのカードの除外効果

サンプルレシピ

相手のデッキ破壊と高い攻撃力がウリのデッキです。
遅いデッキには強く出ることができますが、マユキー系のデッキに構築を歪めず対応することは難しいです。
マユキー前より立ち位置は落ちましたが、依然強力なフェアルリグです。

9/19追記

サンプルレシピ② ロック・ユアハート採用型

環境に【2止めミルルン】が増えてきたことから≪ロック・ユアハート≫を採用した構築です。
流行のミーアキャットのランデスギミックに対抗するため、≪デス・ブロッサム≫と≪コードアート T・M・B≫が採用されています。

ダッシュタマ

特徴:≪先駆の大天使 アークゲイン≫による強力な耐性盤面でのショット

サンプルレシピ

マユキー環境前の覇者です。≪クロス・テンスグロウ!≫や他の速いマユキー系統のデッキが厳しいことから以前ほどの立ち位置の良さはありませんが、イノセンスや≪先駆の大天使 アークゲイン≫等の詰め筋は唯一無二のため、選択肢のひとつにはなると思います。

9/19追記

サンプルレシピ② 川崎王ベスト8 わっく選手

話題のミーアキャットギミックをフル活用したデッキです。
相手がレベル2の段階でランデスによりレベル3へのグロウを縛るため、エナチャージギミックがない場合は≪クロス・テンスグロウ!≫によるグロウを許しません。
≪忘れ得ぬ幻想 ヴァルキリー≫が各種ミーアキャットギミックのカードをサーチできるため、ミーアキャットギミックの再現性は高いです。
ただ以前の構築と比べると≪時雨の調 ゆきめ≫がない分サーチカードは減っているので、以前より引きが大事になってくる印象です。


リル

特徴:ジャンヌによるアーツ耐性。オーネストによるアーツ使用制限。

サンプルレシピ

マユキーの登場でレベル4のショットターンに≪ぶりっつ・あーや!≫を無力化できるようになり、ゆきめキーと違いマユキーはアンロックにエナを要求しないため、以前よりエナの融通が利きやすくなりました。
他のショットデッキと比べるとライフバーストの影響を受けやすいですが、詰め性能は非常に高いです。

9/19追記

川崎王3位 きむしゅー選手

川崎王3位の構築です。
上の蟹キー型のようにピン投のカードによる貫通力はありませんが、リミットアッパーを使用することでジャンヌ三面を続けていきます。
アーツに≪血晶魔杖≫と≪炎のタマ≫が入っているため、蟹キー型より防御力が高いです。


2ユヅキ

特徴:早期のメイン中のライフクラッシュからの西部の銃声。

サンプルレシピ

こちらも2017年から存在したデッキタイプですが、マユキーと非常に嚙み合った性質をしており、評価を上げました。
マユキーリリース前の下評判は高かったですが、実際の場面ではマユキーを絡めても≪西部の銃声≫で詰め切れないシーンは多かったようで、今は上の表の位置にいる印象です。


3止めピルルク

特徴:無限連パン

サンプルレシピ

最近開発されたデッキです
詳細は長くなってしまうため下に張り付けたブログを読んでほしいですが、様々なカードを組み合わせて無限に連パンしながらリフレッシュを叩き込んできます。
≪ロック・ユー≫で相手のアーツも封じられるため、ライフバースト以外の実用的な抵抗手段はないに等しいといっていいでしょう。

(参考記事:ねへほもんの言う言う亭)


Dランク


4カーニバル

特徴:高いアグロ性能。ジョーカーによる実質的なそのターン中の禁止カードの生成

サンプルレシピ

使用者が少ない印象ですが、使用者数に対しての勝率が高い印象です。
早い段階からビートすることができ、≪炎のタマ≫でショットデッキにも気持ち抵抗することができます。
アーツもどこを見るかで入れ替えることができるため、構築の幅が広いです。

9/19追記

サンプルレシピ② 川崎王ベスト8 かんでこ選手

上の赤単の構築とは違い、青を投入して≪ロック・ユアハート≫を採用した構築です。マユキー系統のデッキもスペルに頼っているものの場合、≪ロック・ユアハート≫で対策することができます。


ナナシ

特徴:序盤から≪羅菌 マイプラ≫による拡張防御+攻撃力

サンプルレシピ

真夏のオールスターバトルでアップされていたレシピです。
黒ルリグでありながら環境的に刺さりの良い≪ロック・ユアハート≫を無理なく採用できるため、実は立ち位置がいいかもしれません。
フェアデッキに対しても≪羅菌 マイプラ≫による攻撃力&防御力で圧をかけることができます。


紡ぐ者

特徴:強力なレベル5シグニを限定を無視して使い放題

サンプルレシピ

メルのレベル3レベル4を経由して安全にレベル5までグロウすることができます。紡ぐ者の性質上、レベル5にグロウしたあとは非常に強力です。
レベル5ルリグでありながら速攻に対してもメルのレベル3レベル4の黙ってろボタンで対抗できるため、レベル5のなかでは速攻への耐性を持つデッキと言えるでしょう。


ユキ

特徴:相手のシグニの能力消去

サンプルレシピ

相手のシグニの能力を消去することを戦法としたデッキです。
レベル4にさえグロウできれば強力なルリグであるため、如何にレベル4にグロウするかが大切なデッキです。
レベル4にグロウすれば≪先駆の大天使 アークゲイン≫の効果を消すこともできます。


ウムル

特徴:レベル5にグロウした後の高い制圧力

サンプルレシピ

パワーが高いデッキです。
ショットデッキ相手は厳しいですが、レベル5にグロウしたあとはエクシード1で三面守れるため、フェアデッキにとっては脅威な存在です。
アーツやキーにマストカードは特にないため、選択の幅が広いです。


表に載せ忘れたルリグ

表作るときに存在忘れてました(土下座)。


ドーナ

特徴:各種レイヤーによる強力な耐性

サンプルレシピ

マユキー系統の山が厳しい印象ですが、相変わらずカードパワーは高いです。
マユキー環境が厳しいと思って表には入れていませんでしたが、冷静にCの真ん中くらいはあるんじゃね?となってこちらに記載しました。


終わりに

内容は以上となります。
環境デッキの紹介を簡単にとはいえ、一通りさせてもらいました。
最初に書いたようにこちらの内容はあくまで考えの一つなので、こんなこと考えてるやついるんだなーくらいに思ってください。
少しでも内容が面白かったり興味深かった人は拡散してくれると嬉しいです。
もう今週末に控えた川崎王、どのようなデッキが優勝するか非常に楽しみです。

9/19追記

第二回川崎王、【メル】が見事優勝に輝きました。
【2止めミルルン】や【グズ子】も数が多かったため、上の表のトップ層はあまり予想が外れていなくて少し嬉しかったです。
筆者はグズ子を使って0-2でしたが…
トップ評価としていた【レイラ】が上位にいなかったのは気になりますが、もともと分布が1しかいなかったことから、数が少なかったということで許してほしいです。
オールスターは家にあるデッキを持ってくる人が非常に多いため…
マユキー環境のオールスターはまだまだ始まったばかりなので、今後の変化も非常に楽しみですね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!