ゴルフと脳
スイング改造に励むゴルファーは多いと思います。
100を切りたい、シングルになりたい、ここをこう変えたい等。
ビデオに撮って自分のスイングのどこをどう修正したいと自分で理解していても、修正出来ないくらい新しいスイングは人間の脳にとって心地よくない動作なのです。
スイング改造しようと思っても同時に複数の修正はできず、1つ修正するにも大変なことが多く、その時は修正出来たと思ってもコースに出るとまた前の悪いクセが出る、あるあるですよね。
正しいゴルフスイングは脳にとって心地よい動きではない。
新しいスイングよりも慣れ親しんだ以前のスイングの方が脳にとって心地よいスイング。
今は心地よいスイングであってもちょっと前まではその一つ前のスイングの方が心地よかったハズ。
自分にとって新しいスイングは心地よいものではなく、無理やり脳に叩き込んで覚えさせ固定化させないとすぐに心地よい以前のスイングの方になってしまう。
→ 習慣化
ここでは、人間がするすべての動きは脳が支配しており、脳が出来ない動きはしたくても出来ないということです。
では脳に自分のしたい動きをさせる為には、脳の中に新しい神経回路を作って、脳にその動きを覚えさせ、再現出来る様にしなくてはいけません。
新しい神経回路が出来ても、反復してその回路を使用しないと使えなくなります。
自転車の様に一度乗れたら、乗り方を脳が記憶していて一生乗れるという再現回路ではなく、ゴルフスイングはより長い反復が必要な神経回路ということです。
ここで多くのゴルファーが効率的とは言えない練習をして、多くの努力と時間とお金を無駄にしているということをご説明します。
<ゴルフ上達のポイント>
先に正しいゴルフスイングを脳に覚えさせる
次に空間認識を脳に覚えさせる
<ゴルフが上達しない理由>
先に空間認識を脳に覚えさせる
次に正しいゴルフスイングを脳に覚えさせる
<なぜ先に正しいスイングを脳に覚えさせることが出来ないか?>
素振りが面白くないから。
ボールを打ちたいという欲望に負けるから
<ボールを打たないで素振りを多くする方法>
打ち放題にはしない
素振りを動画撮影してスイングチェック
修正ポイントを書き出す
修正ポイントの優先順位決める
練習場に行く場合はその練習場の最低限の費用になる量で長時間練習する
(入場料なし、1カゴ500円なら、500円だけにする)
素振り中心の練習出来そうですか?
私も以前は打ち放題が好きでよく行ってましたが、スイング改造はなかなか上手くいかず、、、
いつまでたっても自分が理想とするスイングには程遠いスイングでした。
そんな中、スマホの動画で動画が撮れる様になり、自分のスイングを撮影し確認することが多くなりました。
そこでの気付きが「ボールを打つとスイングに集中出来ない」ということ。
それ以降、素振りメインでの練習に変更し、時間とお金が相当節約出来たと思います。
なので、正しいスイングを頭で理解して自分の修正箇所も理解していざスイングしても、脳にとっては理解しがたい動きの為、自分の思い描いたスイングとは程遠い動きになってしまうんです。
正しいスイングをする時の各パーツの動きやバランス、空間認識を脳に覚えさせるには反復練習が必要なんです。
どんなスイングでも練習量が多ければ、シングルどころかプロにもなれるでしょう。
でも相当遠回りになることだけは確かです。
もし正しい理論通りのスイングが何回か出来ても、少しライが変わっただけ、景色が変わっただけ、気持ちが変わっただけで、正しいスイングが再現出来るなくなるはプロを含め100%のゴルファーがそうだと思います。
要はどれだけ再現性を高くするか。
大きな筋肉だけでなく小さな筋肉にもそれを覚えさせなければなりません。
空間認識についても同じで脳に、今両目から入ってきている情報がどの距離にあるのかを正しく認識さ、動きを自動で微調整させる必要があります。
先にスイングを覚えさせる
次に空間認識を修正する
まず脳に正しい体の動きを覚えさせる為に素振りだけで覚えさせることが重要です。
素振りで修正箇所を修正した自分のしたいスイングが80%程度再現出来る様になってからボールを打って空間認識を脳に覚えさせる順番にして下さい。
最初からボールを打つとちゃんと打ちたいという気持ちが先行して、空間認識が先に記憶され、正しいスイングが出来なくなる人が非常に多いです。
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