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白紙革命を習近平は恐れていないという中国通の発言は現実的ではない 力学的平衡と中国
力学的平衡と中国
白紙革命を習近平政権は恐れていないという中国通の発言は現実的ではない。
ロシアがウクライナを攻める理由に「我が国の失地を回復しただけ」と嘯くのは、ウクライナの軍事力と同盟関係を勘案すれば負ける理由がないと判断したからだ。
「過去の失地を回復する」と言ってロシアがアラスカヘ侵攻するだろうか??
失地回復が必要なのであればアラスカもかつてはロシア領土だ。攻める理由になる。
習近平政権が台湾を攻めるかどうかも力学的平衡を崩せるか否かだろう。
現代の力学は軍事力だけに依拠しない。ネットワーク社会の進化によって、衝撃は世界中で共有される。
中国の庶民は無力に見えても数の力で莫大なリソースを保持し、人民が不満を募らせ暴発すれば、爆発力が時の政権を吹き飛ばすポテンシャルを秘めている。華南の統治者は何度も暴発によって倒れてきた。
習主席は歴史を知っているだろう。無知ならば同じ轍を踏む危険はあるが、ゼロコロナの転換は無知ではない証左だろう。
通信や報道規制が全土を網羅する中国でも、デモや暴動は瞬時に人民共有の事実となる。
ネット社会は権威主義体制にも覆せない流れを生んでいるのだろう。
ネット社会の力学的平衡は我が国でも同様に機能する。
岸田首相がどれほど増税の必要性を説いても、その主張に正当性がない事はあきらかだ。庶民は財務省にコントロールされていないからだ。
状況を見誤るのは習主席か?岸田首相か?
両方だとアジアの未来は暗黒だ。
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