夏への切符 

2024年5月27日 浴衣を買った

勉学と遊びの合間を縫うようにシフトを入れ、あくせく働いて稼いだ給与だ。
当たり前だが、使うのにはためらったし、その前に私は、母の浴衣を持っていた。

だが、去年着た際には浴衣の中があの厚く重い絹でひどく蒸れたし、当然、”母の浴衣”であるからして、あの懐古的なデザイン思い返すと全く着る気になれなかった。


そこで私は、「Dita」というZ世代の女子に大人気の浴衣ブランドで購入。
Ditaのデザインは可愛らしいものばかりだ。
水彩で描いたような淡い季節の花々が散らされ、背中でふわりと膨らむ兵児帯がまさに今風だ。


ここで勘違いして欲しくないのは、私は母の浴衣、つまり”古いもの”を否定しているというわけではない。

古き良き物は美しい。
最近twitterで京都を白い着物で散策している動画に賛否が上がっているのを目にしたが、その時代を生きる人々に寄り添い、じっくりと姿を変えていくもまた文化であり美しいと思う。

どんな形やデザインであれ、日本の伝統文化を美しく、誇りに思う、日本人の心だけは絶えず後世に伝わっていってほしいと思う。


あ、あと、あと、正直、高かった。。
こんなに高い買い物をしたのは初めて。
メルカリで1,000円ほど安く購入できたけど。。


とにかく、バイト頑張ってよかった。夏祭りが楽しみだ。

次はロリィタ服が買いたい。



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