「[ずっと一緒に]レイ・オーバ」は俺の嫁でありあなたの嫁でもあるというQ.E.D
はじめに
この記事を読んでいる「あなた」はどんな理由からでしょうか?
記事タイトルに賛同した為?
記事タイトルに納得がいかないので異を唱える為に目を通したかったから?
それとも単純にサムネが可愛かったので?
コネバト(コンシューマゲーム)の続編が発表されて色々気になって調べてるうちに偶然?
どのような理由でも記事を見てくださりありがとうございます。
基本はタイトル通りで何故私がそう思ったのかを書き連ねていきます。
どんなことを書いてるかは目次で確認していただければと思います。
あ、因みにですが「バトルスピリッツ」「レイ・オーバ」「契約スピリット」の三項目については知っている前提でお話しています・・・が
知らない方の為に超簡潔に説明すると
「バトルスピリッツ」・・・カードゲーム。略称は『バトスピ』
「レイ・オーバ」・・・バトスピに出てくるカード。可愛くて人気。
「契約スピリット」・・・公式の文言を使うならば『相棒としてバトルの序盤から終盤まで戦い続けることのできる自分だけの相棒』
記事タイトルの「[ずっと一緒に]レイ・オーバ」はその「契約スピリット」となります。
プレイヤーの立場(立ち位置)
いきなり脱線気味な話題ですがこの記事的にはかなり重要な項目になります。
突然ですが皆さんはいくつカードゲームをプレイしていますか?
私は直近(ここ1年内)のカードプールを把握してデッキを組み対戦を行ったことのあるものはバトスピの他に
マジックザギャザリング(MtG)、遊戯王、ラッシュデュエル、ヴァンガードです。
他にも触った(デッキを組んで対人戦を行った)ことのあるものは
Z/X、WIXOSS、デュエマ、デジモン(旧)、ヴァイスシュヴァルツです。
この中でフレーバーとしてPLの存在が定義され公式サイトなどでも言及されているのはMtGとヴァンガードだと思います。
MtGのプレイヤーは強力な魔法使い(プレインズウォーカー)です。
故にカードはあなたの使う魔法です。デッキがライブラリー(書庫)と呼ばれるのはプレイヤーのあつめた魔法や呪文書(≒カード)が保管されているというイメージからです。
ヴァンガードのプレイヤーは先導者(ヴァンガード)です。
ユニット(バトスピ風に言えばスピリット)に憑依(ライド)して戦うというイメージです。
ここで重要なのは細かい設定ではなく
「プレイヤーとしてのあなたがフレーバーとして存在している」という部分です。
さてバトスピはどうでしょうか?
アニメなどのコンテンツではなく現実の我々がどういう立場かというお話です。
少なくとも公式サイトなどを見る限りではプレイヤーは文字通りの「カードゲームをプレイする(遊ぶ)人」でありフレーバーとしてのプレイヤーの記述はないように思えます。
(公式イベントやインタビューを全て把握しているわけではないのでもしPLがどのような存在か公式が明言したことがあれば教えていただけると嬉しいです)
ですが敢えてフレーバーを推測するならばバトスピのプレイヤーはそれこそダンのような立場なのではないかと思います。
あくまで「ダン」ではなく「ダンのような」存在です。
つまりただ『机上でバトスピというカードゲームを遊んでいる存在』ではなく『スピリットが存在する世界でスピリットと共にそれを操り戦う存在』ということです。(しつこいようですがフレーバーとしてのプレイーヤーの存在について話しています)
根拠として公式の商品の謳い文句などがそう感じさせるものが多いこと。
MtGやDMに関わっていたマイケル・エリオット氏をゲームデザイナーに加えているのでMtG的なフレーバーが含まれてるかもしれないと思ったこと。
根拠としては一つ目の理由が大部分をしめますね。
なので私とあなたはただのバトスピカードゲーマーではなく実際にスピリットを使役したりマジックをつかうカードバトラーだと私は思っています。
なのでここから先の私の言う「プレイヤー」の定義には上記の概念も含まれます。
故に私はカードバトラーそれぞれが物語の主人公のような特別な存在だと思っています。
そしてMtG風に表現するならバトルとは
別のバトラーと、時には遊戯やちょっとした賭け事として、時には命を賭けた決闘として、デッキを用いて対決するものである。
・・・といったところでしょうか。
背景世界と現実世界
さて、早く本題に入れよと思われているかもしれませんが、プレイヤーの存在の他にこれもしっかりと定義しなくてはなりません。
みなさん御存知のようにバトスピには背景世界というものが存在します。
特に興味がなくてもCMやフレーバーテキストで示唆されているのでバトスピプレイヤーで背景世界の存在を知らないという方は居ないかと思います。
カードデザインなども背景世界に則ったものが多くバトスピをやらなくても背景世界が好きで調べてるという方も居るかもしれません。
(MtGではそのような方をヴォーソスと定義されたりしています)
つまり背景世界とカードは切っても切り離せないものです。
そして現実世界は我々の住むこの世界です。
背景世界視点から言えばメタ世界であるとも言えます。
ですがここでの現実世界という表現は文字通りのこの現実世界という意味の他に先ほどのフレーバーを含んだ世界という意味で捉えて欲しいです。
この二つの世界は両立せず矛盾します。
例えば「相棒竜グロウ」はダンと契約を結んだスピリットです。
ですが現実世界では我々と契約を結びデッキのキースピリットとして活躍させることもできます。
我々と契約を結ぶというのは私の妄言ではなく先ほど掲載したこの画像にあるように公式が謳っている事実です。
なので私は背景世界と現実世界は並行世界や別宇宙といった概念の上に成り立っていると思っています。
これはそう考えた方が自然だからです。
ダンやあなたと契約している「相棒竜グロウ」一体だけ居るのではなく、
世界(プレイヤー)の数だけ「相棒竜グロウ」が存在しているという考え方です。
であれば世界に一体(もしくは三枚)しか存在しないスピリットをお互いにデッキに入れたバトルが成立するのも納得できます。
ダンと「相棒竜グロウ」の物語は背景世界で語られますが、
あなたと「相棒竜グロウ」の物語は現実世界で紡がれます。
それはあなたが戦ってきた軌跡であったり出会った瞬間であったりきっと様々だと思います。
『ディーバブースター 10thパーティー』という存在
話は変わって『ディーバブースター 10thパーティー』はタイトルにある「[ずっと一緒に]レイ・オーバ」が封入されたパックの名前です。
「詩姫」というカテゴリは背景世界の設定等はあれどどちらかと言えば本編とは独立していてプレイヤーに向けたカテゴリという色が強いです。
そして『ディーバブースター 10thパーティー』は詩姫10周年記念でありこの10年はカードバトラーとの歩みの時間なのでこのパックに関してはダンや他のアニメキャラではなくプレイヤー(カードバトラー)の存在が明確に関係しています。
そしてこの商品の対象は恐らく、いえ、確実に『男性向け』を意識しています。
勿論女性が手に取ることは否定はしていないでしょうが(むしろメーカーとしては肯定している筈ですが)シンプルに男性向けの商品だと思います。
これに関しては特に異論はないかと思います。
因みにですが本編とは独立していると言った理由として公式サイトで読める背景ストーリーがあります。
上記画像を見て分かるように大筋のストーリーには出てきません。
そういう意味では「詩姫」はかなり特殊な立ち位置だと思います。
ただ繰り返しますが背景設定や背景ストーリーが無いわけではないです。
フレーバーテキストから見えてくるもの
バトスピのフレーバーテキストは背景世界での出来事(や台詞)が多くを占めています。
その中でやや毛色の違うものがあります。
それは「契約スピリット」関連のフレーバーテキストです。
このように契約する時の台詞がフレーバーになっているものや
このように契約者に対して語りかけているようなテキスト
間接的に契約者との関係に言及したものなどがあります。
これはフレーバーテキストの例に倣うと背景世界で言った台詞となります
・・・が、契約というカードデザイン的にプレイヤーに向けた台詞であると捉えることもできます。
これは意図してダブルミーニング的なテキストにしていると思います。
その根拠として「花相棒フラウ」が顕著だからです。
背景世界で読める「花相棒フラウ」の契約時の台詞は下のようなものになります
そしてカードの方はこうなっています。
「トア~、ワタシ、外の世界を見てみたい!」の部分が削られています。
元の台詞は「」一つに収まっているいわゆる一つの台詞であり、花相棒フラウのテキストスペース的にフレーバーテキストを2行書く余裕もあります。
さらに背景世界の説明(フレーバーテキストの役割)としてはトアの名前が出ている部分を含んだ方が分かりやすいと思います。
(背景ストーリーを知らない人でも「アナタ」が誰を指すのか理解できるので)
ですが実際は「アナタについていっていい? ワタシ、お役に立つと思うな~。」の部分だけが採用されています。
こうしているのはやはり先ほど主張したように意図してそうしているのだと思います。
これがただのスピリットならまだ私の考えすぎと言えたかもしれませんが、これはただのスピリットではなく「契約スピリット」です。
であれば私の主張する「プレイヤーへ向けて言ってる台詞としての意図もある」と言うのも強ち間違いではないと思います。
「詩姫」のフレーバーテキスト
そしてやっと本題の「[ずっと一緒に]レイ・オーバ」についてです。
このカードはイラストが二種類ありフレーバーテキストも異なります。
これはプレイヤーに向けてと捉えるのが自然だと思います。
(反対派は色々反論があるかと思いますが一先ず最後まで読んでみて下さい)
今までもプレイヤーに向けたと思われるフレーバーテキストはありました。
例えばこの3つですが、私としてはこれはプレイヤーへ向けてのテキストだと思っています。(テキストだけではなくイラストの構図なども含めて考えて)
が、一応クリスマスパーティの時のは不特定多数のファンへ向けて、他二つは友人へ向けての言葉と捉えることもできなくはありません。
(ただ私個人としては素直に受け取ればプレイヤーへ向けてのテキストと捉えるのが自然だと思っていることは念押ししておきます。)
その中でも「[ずっと一緒に]レイ・オーバ」はそのような言い訳が通じない程明確にプレイヤーへ向けてのテキストだと思います。
そう思った理由としてはまず「君」という二人称。
今までの「あなた」はまだ百歩譲ってレイ・オーバの口調的に友人へ向けてと解釈できなくはないですが、「君」という二人称は友人へ向けてのものとしては違和感があります。
またレイに限りませんが「詩姫」はそれぞれのキャラの関係性も好まれていることからフレーバーテキストで誰かの名前に言及したり会話形式になっているものが多いです。
特にこの『ディーバブースター 10thパーティー』はパーティーの様子を描いている為かそれが顕著です。
公式サイトでカードリストが確認できるのですが適当に3枚カード画像をクリックしたらその内の2~3枚は他の詩姫の名前が出ている(固有名詞で言及している)もしくは「みんな」に語りかけているフレーバーテキストになるくらいの割合です。
にもかかわらず他の「詩姫」や「みんな」に対して語りかけるフレーバーテキストではなく、更に『10thパーティー』にも言及していない(カードの場面が10thパーティー会場ではない)「ずっと一緒に」のカード達は明確に一線を画しています。
そのような理由から「[ずっと一緒に]レイ・オーバ」のフレーバーテキストはプレイヤーに向けてのものだと思っています。
そして今回はただの一スピリットではなく「契約スピリット」という特殊なスピリット、『ディーバブースター 10thパーティー』というプレイヤーとの軌跡を強く意識したパックで登場したカードというのも根拠に添えておきます。
またパラレルイラストがウエディングドレスというのも大きな意味を持つと思います。(これに関しての詳細は次項で)
一昔前のスラングを使うなら「俺の嫁」といったところでしょうか。
こちらのフレーバーテキストも『ディーバブースター 10thパーティー』のキャッチコピー(PLへ向けた文言)の「これからもずっと一緒だよ」に対応してる台詞であることからプレイヤーへ向けたものであると考えられます。
『レイなら仲間に向けて言ってるかもしれないだろ』という意見もあるかと思います。
ですがそれに関しては「[10thディーバ]レイ・オーバ」のフレーバーテキストが同じような意味で友人や仲間へ向けての文章になっています。
これは「[ずっと一緒に]レイ・オーバ」の方の『ずっと一緒にいてね』という語りは仲間(みんな)ではなく別の存在(プレイヤー)にかかっていると言えます。
故に契約スピリットのフレーバーテキストはプレイヤーというカードバトラーの肯定だと私は思っています。
記号のもつ普遍的な意味
本題の前にちょっと小話をば。
現代社会はジェンダーフリーの概念が浸透してきたり同性愛(百合やBL)といったコンテンツがかなり増えています。
それに伴いかつての常識が非常識になったりしています。
ですが少なくともまだ現代における「記号」の持つ意味は未だ大きいと思います。
ここでの「記号」の例えとしては「青は男性を示す色」「ピンクは女性を示す色」といったものですね。
これはこの常識或いは偏見に対する賛否とは全く別の問題です。
社会常識や通念とは別に連想されるものは存在しています。
デザインの記号とは「個人」ではなく「みんな」がどう思うかが重要です。
例えばスカート、ドレス、マニキュア、ファンデと言った単語で多くの人が連想するのはやはり女性的なイメージです。
そしてデザインとはそういう人々の普遍的な認識を利用して行われます。
閑話休題。
「詩姫」の契約スピリット(※契約ネクサスではない)のイラスト違いは全てウエディングドレスです。
ウエディングドレスのもつ記号的な意味は恐らく言わなくても理解できるかと思います。
それこそがウエディングドレスのもつ記号としての役割なのですから。
敢えて記号的な意味を言葉にすれば表現の差異はあれど男性の伴侶となることですね。
例えば百合婚でもドレスを着るだろうとおっしゃる方も居るかと思います。
それ自体は否定しません。
ですが普遍的な記号の意味にそれ(百合婚)は含まれていません。
そもそもウエディングドレスを更に分解すると結婚・婚姻の記号です。
そして結婚・婚姻の持つ記号的意味は男女が添い遂げることです。
あなたがウエディングドレスや結婚にどのような印象を抱いているかはわかりませんが少なくともまだ現代の普遍的な意味は上記のものが主流だと思います。
さらに言えばこれはイラスト(商品)です。
現実なら記号のもつ意味はナンセンスと切り捨てられることもありますが、逆に多くの人に手に取って貰う商品という視点では記号の持つ意味は大きくなります。(その記号に倣うにしても逆らうにしても)
因みにこれは個人的な意見ですが本気で百合婚をテーマや主題にしたいのであればタキシード姿のイラストなど上記の記号的意味に逆らったデザインも準備された筈ではと思います。
更に言えば直接的にフレーバーテキストにその相手の名前を出すと思います。
百合婚ではなくプレイヤーへ向けてのテキストだと実感できる一例として「[ずっと一緒に]リアス・ウロヴォルン」があります。
リアスはカード効果的にも背景世界的にもリオルと関わりが深く
フレーバーテキストでも何度もリオルの名前に言及しています。
どれほどかと言えば
「契約カード」である「[ずっと一緒に]リアス・ウロヴォルン」ですらプレイヤーではなくリオルに言及してるほどです。
ですがこのウエディングイラストに限ってリオルの名前を呼ばないテキストになっているのは逆説的にプレイヤーへ向けてのテキストという強い補強になっていると思います。
『男性向け商品』の詩姫でこの台詞チョイス(お嫁さん)というのも説の後押しになっていると思います。(文字にも記号的な意味はあり「お嫁さん」という記号も結婚と似た意味を含みます)
単純に口調がリオルや他の詩姫へ向けたものとは異なっているというのもダメ押しの理由になるかもしれません。
そういう記号的観点でみても「[ずっと一緒に]レイ・オーバ」はプレイヤーの為のウエディングドレスだと思います。
もしかしたらひとつひとつの理由は反論や否定の余地があるかもしれませんが、それがここまで重なるのは最早偶然ではないと私は思います。
それに何度も繰り返しますがプレイヤーへ向けてのフレーバーと考える方が自然だと思います。(特に詩姫の契約テキストは背景世界で他の誰かに言ったという事実もないですし)
長々と書きましたが単純にこのイラスト(表情)とフレーバーテキストは他のだれでもない私やあなた(プレイヤー)に向けたモノということが主張です。
ジャンヌ・ドラニエスについて
本題とはズレますしこのお話はどうしてもレイとジャンヌのカップリングの否定みたくなってしまうのでノイズかなとも思ったのですが、
やはりレイ・オーバを主題に添えた以上触れるのが誠実だと思ったので少しだけ語ります。(他のカップリングもありますが今回はジャンヌに絞ります)
恐らくこの記事を読んでる方は私以上に詳しいかと思いますが認識の摺り合わせも兼ねて簡単に紹介。
彼女のフレーバーテキストからわかるようにレイ・オーバのことが大好きなキャラです。
スラング的な言い方をすればレイキチやレズキャラといった方向性です。(広義的には百合かもしれませんが言動はやや過激かつレイからの矢印は友人(親友)以上でも以下でもなさそうなので)
一般的な友人に対する「好き」を逸脱した様子が彼女のカードのフレーバーテキストから読み取れることが多いです。
バトスピのプレイヤーで彼女とレイのカップリングが好きな方も多いかと思います。
ですが今まで述べてきた理由、そしてフレーバーテキストなどから読み取れる情報でレイ側はジャンヌに対する感情が友人としてのものなので「[ずっと一緒に]レイ・オーバ」はジャンヌに向けてのものではないと断言します。
ぼかした方が反感を買わず賢いかと思いましたが真摯に向き合うと決めた以上このような強い表現を使いました。
そしてこれは私のジャンヌ観なのですが
『レイ・オーバに好きな人が出来た場合、ジャンヌはどうすると思いますか?』という質問をされたらみなさんはどう答えますか?
私はジャンヌのこれまでの言動から嫉妬をしたりスラング的な意味の発狂はすると思います。
ですがそのレイの想い人の排除や恋心の否定はしないと思うのです。
「何を好きになるか」ということも含めて「その人物」です。
ですからレイのことを本気で好きならばレイの気持ちやその相手の否定はしないと思います。
レイ・オーバの全てが好きなジャンヌだからこそ、レイ・オーバの選択や心を否定したとしたら逆にそれはジャンヌのキャラ崩壊になるんじゃないなかと思います。
くどいようですがこれは私のジャンヌ観なので肯定しなくてもいいです。
ただ否定もしないでいただければと思います。
なのでプレイヤーに「ずっと一緒」と言ったレイとジャンヌは両立する(同じデッキに入る)ことは可能だと個人的に思っています。
何が言いたいの?
タイトルの通りですね。
「[ずっと一緒に]レイ・オーバ」は俺の嫁であり、
そしてあなたの嫁であってもいい!ということです。
もっと言えば「契約スピリット」全体に対してですね。
確かに背景世界で別の相棒がいるかもしれません。
ですが手元にあるその契約カードは紛うこと無きあなたの相棒なのです。
誰に憚ること無く自分の相棒だと声高に主張して欲しいのです。
相棒契約というフレーバーに富んでテンションの上がる設定だからこそ変に遠慮せず素直に受け入れてもいいんじゃないかと思ったのです。
そしてその契約というシステムが「詩姫」にもありウエディングという形で表現されたプレイヤーへ向けてのラブコールから目を背けないで欲しいのです。
ダンやレイに遠慮することはありません。
確かに彼らには彼らの物語があります。
ですが、
プレイヤーの数だけ世界はあるのでそのカードはあなただけの相棒契約なのです。
なぜこんな記事を書いたのか
この項目は自分語りが含まれます。
そしてちょっと暗い話題も含まれます。
読みたくない方は飛ばして下さい。
ただ読む場合は途中で読むのを止めず最後まで目を通していただければと思います。(全体を通しての主張となるので)
私は百合というジャンルが苦手です。
いえ、明け透けなく言えば嫌いです。
正確には、嫌いになってしまったという表現の方が正しいでしょうか。
もちろんその理由はあります。
昔pixivでオリジナル漫画を描いて投稿していました。
最初は女の子が出てわちゃわちゃするものでしたが元より後で男キャラも出す予定でした。
もちろんその頃は既にある程度ネットに触れていたのでタグに「百合」を連想するものはつけずキャプションにも「百/合ではありません。男が出てきます」と注釈を付けていました。(因みに『百/合』という書き方は『百合』で検索候補に出さない為です)
少ないながら高評価も頂けてありがたいことに継続して見て下さる方もいました。
そして何話か描いてついに男キャラ登場の回を投稿しました。
そしたら百合厨(ここでは敢えて百合好きと書かずに百合厨と表現します)の方がその内容が認められなかったようでかなり口汚くコメントで罵られました。
それだけならまだしもその百合厨の方は自分のSNSで「この作者は百合に男を出す作品を描いた」といった内容を拡散したらしく(これは後についたコメントからの推察です)自称百合好きの方からの誹謗中傷コメントが溢れました。(その方が影響力のある方だったのかわかりませんが今までの私の作品の閲覧数と比べて不自然なほど大量にきました)
キャプションに注意書きを書いていたと弁明しても「どうせ荒れてから付け足したんだろ」といったことを言われました。
私の心は折れてアカウントも作品も全て消しました。
それから私は百合作品が嫌い・・・もしかしたらトラウマといっても良いかもしれませんが兎に角良い印象は無くなりました。
ただ、自分が嫌いだからと言って他人の嗜好に文句を付けるほど落ちぶれてはいません。
そもそも他人の(誰にも迷惑をかけていない)好きなものを否定するのはナンセンスの極みです。
バトスピにもレイやジャンヌのカップリングをはじめいくつかの百合ネタが存在することも承知していましたができるだけ自分の目に触れないように自衛していました。
好きな人同士で楽しむ尊さは創作をしていた身として理解しているつもりです。
ですがそれが明らかに目に見える場所でとなれば話は別です。
あまり詳しく書くとさらしのようになるのでぼかしますが
公式アカウントのカード紹介画像へのリプライで百合ネタを堂々と言っているものがあり、そこまでならまだスルーできたのですがプレイヤー派を否定するようなことも書いてありました。
あくまで上記の内容はギャグめいた内容ですし本人に好意こそあれ悪気はないのでしょうが私は上記のトラウマを刺激されたのが切掛です。
創作していた身なので気持ちの発散はやはり何かを表に出すという行為になりました。
そこでnoteに目を付けたというわけです。
ただそのnoteの内容が上記のことや私の体験の恨み言では生産性皆無ですし誰も幸せにならない(何より書いてても読んでても面白くない)ので良い機会だと思ってずっと思っていた主張をnoteにしようと思い立ち今この記事を書いています。
(切掛はマイナスの感情でしたが結果としてプラスの感情(note記事)を出せたので結果オーライです)
契約相棒というフレーバーがテンションあがるものだというのは紛うこと無き本音です。
「詩姫」の契約カードがプレイヤーへ向けてのものというのも上記の百合に対する偏見などを抜きに正直に感じて思っていることです。
元より創作活動をしていたので読者(バトスピではプレイヤー)が主人公という思考ならぬ嗜好が根底にあるからだと思います。
あ、念のため言っておきますが私は今までの記事では百合が苦手という個人的感情を持ち込まず可能な限りフラットに書いたつもりです。(主観のある人間である限り100%フラットとは言えないかもしれないですが・・・)
苦手とは言いましたが創作活動していた関係上ある程度百合というジャンルへの知識も持ってはいます。(そもそも上記に書いた理由から後天的に苦手になったのでそれまでは普通に数ある性癖の一ジャンルとして受け取っていました)
それとこれも誤解の無いように言っておきたいのですが
内容にやや百合(やカップリング)を否定するようなことを書いてある自覚はありましたがそれは題材的にどうしても主張の反対側を否定せざるを得なかったからで私の嗜好とは無関係の結論です。
記号のお話は創作していた経験からデザインの視点について書いてるだけで他意は特にありません。
ジャンヌの項目もそうですね。
あれは百合の否定とはいいましたがそれは結果論で昔創作していた経験から「ジャンヌ・ドラニエス」というキャラ造形(性格付け)という観点から考えて出した結論です。
そこに私の好悪はありません。
ジャンヌの項目で「誠実に」「真摯に」と言ったのは私の悪感情や私情で評価を下さないという意味もありました。
ついでに言えば百合というジャンルは苦手ですがジャンヌは普通に好きです。
改めて!
終わりよければ・・・なんてこともあるように最後がグチグチしてるのはよくないですね。
なので改めて主張します!
カードバトラーがこの世界に無数に居てもあなたという存在は世界でただ一人だけのように、
契約スピリットもこの世界に何枚あってもあなたの手元にあるカードは世界であなただけのカードです。
だからこそ
「[ずっと一緒に]レイ・オーバ」は俺の嫁です!
そしてあなたの嫁でもあります!
え?
やっぱり自分の契約相棒だとは思えない?
自分が主人公や主役だとは思えない?
それもいいかと思います。
作品の楽しみ方は(他人に迷惑をかけないという前提で)限定されるものでも否定されるものでもありませんから。
ですが私は遠慮無く契約させていただきます。
私は私の契約相棒や嫁と私だけの世界の物語を紡ぎたいと思います。
みなさんも是非あなただけの物語を紡いで下さい。
願わくばこの記事に共感していただけたのなら嬉しいです。
そして時には遊戯やちょっとした賭け事として、時には矜持を賭けた決闘としていつかバトル出来ることを夢見てます。