私の隣の偉人語録「Sには負けねー!」by K
おはようございます!
「私の隣の偉人語録」のお時間です。
本日の言葉も前回同様、人物にフォーカスした記事を送ります。
そして前回の記事が好評だったので(勝手にそう思っている)今回も親友のことを書く。
私は親友がなんと二人もいるんです!(自慢。少ないかな…)
なんで、今日はもう一人の「いい奴」の話。
ちなみに表題の「S」は私のことである。
「ぶっちー」もよく言われるあだ名なのだが(名字の方)
「S」は名前の方である。
今回は親友からの言葉なのでぶっちーではなく普段から呼ばれる「S」でいこうと思う。
Kは高校からの付き合いである。
高1からではなく高2からクラスが同じになり仲が良くなった。
彼はサッカー部のキーパーだった。
キーパーのくせに(偏見です)背が低かった。
そして運動神経がものすごく良かった。
(私は運動神経が良いやつと仲良くなるのだろうか)
多分知らないであろう話を挟むが、
私は昔の番組で「ねるとん紅鯨団」が好きだった。
毎週見ていたと思う。
あの主題歌が今でも頭の中に残っている。
その番組はスポーツ用品メーカーの「ミズノ」がメインのスポンサーで、毎回番組途中のCMに流れていた。
そのCMでNBA(アメリカのバスケットリーグ)の選手が出ているものがあってキャッチフレーズがとても印象的だったのだ。
「小さかったら高く飛べ!」
その選手は背が小さいのにダンクシュートを決めることが出来た人だった。
その言葉が彼にも当てはまっていた。
ジャンプ力も凄かったし、足もめっぽう速かった。
その運動能力を活かし、彼は大学を卒業してから消防士になり今は「ハイパーレスキュー隊」の隊長をしている。
確か、おじいちゃんも消防士、お父さんも消防士で「江戸っ子」は親子三代が東京に住んでいると言われる言葉だった気がするが(調べたら父母共にらしい)彼の場合は「消防っ子」になるのだろうか?
なんか格好良くないなあ…まあ消防一家なのである。
そんな彼はもちろん私と同い年なのでいい年しているのだが、体力でも部下には負けまいと今でも「高尾山を走って登り降りする」などのトレーニングをハイパーレスキューの訓練以外で自分でしている。
「もういい年なんだから、部下には体力で引っ張るのではなく経験で示していけばいいんじゃないの?」と言ったことがあったが、彼はもちろん経験でも示していると思うが力でも示していた。
ある芸能人の番組の取材で彼がそのエスコートで出ていることがあった。
その時に現役の隊員でも登りきることは難しいとされる「垂直のロープを腕の力だけで登る」という訓練があり、彼は見事に登り切っていたのである。
(その芸能人の方はもと格闘技のチャンピオンで現役は引退している方だった。でもまだまだブイブイ言わしている(←死語)方だったがもちろん失敗していた)
「お前人間か?」と思うような体力の持ち主だが「人の命を救う」というのはそういうものなんだろう。
彼がまだハイパーレスキュー隊ではなく、レスキュー隊でもなく、多分消防士のころの話だと思う。
とにかく消防士になりたての頃で一緒に居酒屋で飲んでいた時だった。
K「消防士ってさあ、火事だけでなく110番や電車の人身事故などにも駆け付けるんだよね」
私「そうなんだ。火事だけじゃないんだな」
K「そう、それで電車の事故とかだと「もう明らかに…」と見える人も当然だけど救命処置をするんだよね。もちろん生きている可能性があるからだけどね」
私「そうなんだ…」
K「でも俺、そんな現場があってもちゃんと飯を食える奴になりたい」
私はこの言葉を聞いた時に「お前は凄い奴だな」と思った。
こんな簡単な言葉で表現して良いか分からなかったのだが、それしか出てこなかった。
そして彼はハイパーレスキューの隊長になった。
ひょっとして表題「でも俺、そんな現場があってもちゃんと飯を食える奴になりたい」のが良かったんじゃないのかなと思うくらいの名言だと思う。
そんなKとは前に娘の記事の小話で書いたディズニーランドのWデート(通称「ディズニー大作戦」)に行ったり(二人ともその後振られています)、夜中に東京を自転車で出発して湘南で朝日を見て湯河原まで行くということをしたり(夜通し走っていたから疲れて砂浜で日焼け止めを塗らずにぐっすり眠ってしまい日焼けでえらいことになった話)など他にもエピソード満載だがこの話はまたどこかで出来たら良いと思う。
さて、表題の言葉だがこれはどのタイミングの言葉かというと…
彼と飲んだ後とかに帰る途中のLINEのメッセージで時々送ってくる言葉なのだ。
「Sには負けねー!」
たぶん飲んだ時に話した内容で私に触発されて言っているのだと思う。
「その言葉、言った時点で俺に負けてるよねー」とよく思う(笑)
彼に私は「俺が消防辞めたらSと仕事をして一緒に稼ぐからそれまで頑張れよ」みたいなことを言われたことがある。
「望むところだよ!」
終
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