44歳で初めてアイドル、日向坂46にハマった話〜YouTubeで知る歴史
「僕なんか」は曲としてもとても好きになって、何度も聞いていました
それらはすべてYouTubeのMV動画。ダンスも表情も一緒に
この経験が私にはまったくない未知の経験でした
アイドル動画は表情やダンスも一緒に楽しむもの?
私は好きなアーティストはCDを買って聞いていました
それは、CDを買うことが彼らの活動を支えることだと思っていたから
だからなんだか、YouTubeで聞くのも違うのかなと思っていたんです
それと、他のアーティストは別に顔とか見なくてもよかった
主にロックバンドでしたし、ライブとも違いますし
でも、日向坂46はパフォーマンスもみんな見たくなりました
たまにテレビとかで見る韓流アイドルみたいなセクシーさはない
見たかったのは音楽とダンスのシンクロでした
どんな曲を、どんな思いを表現したいと思っているのか、どんな子が頑張っているのか考えながら見ると
今までとは全然見え方が違ってきたんです
このあたりから、アイドルってファンに媚びうってるようなもんと違うぞ、と言うことがわかってきました
彼女たちは、自分たちが伝えたいことを表現しながら、ファンを楽しませてくれてるんだと
YouTubeのまとめで不遇な歴史を知る
そうやって何度も「僕なんか」を見ていくと、他の動画もおすすめされます
それが、日向坂46の過去を振り返るまとめ動画でした
写真と説明だけのものもあれば、テレビやラジオを流している著作権侵害のものもあります
ただ、それらファンがつくったであろう動画が、さらに日向坂46を知りたいという私の気持ちを加速させたのは間違いありません
いい大人のおじさんが、アイドル雑誌なぞ買うのはさすがに恥ずかしい
でも動画なら、移動中でも気軽に見られます
ここで、彼女らのひらがなけやき時代、日向坂への改名、メンバーの離脱や休養、コロナ禍での苦悩などがだいたいわかってきました
ただふと、なんでこんなに日向坂にはハマったんだろう?と考えたりもしました
きっかけはよくわからないのですが、自分の心理状態などを考えても、あまり明確な理由がわからないのです
年齢も経験もまったく接点がないのに、こんなにも感情移入できるのはなぜなのか
そんなときに、秋元康さんが出演した「世界一受けたい授業」を見ます
そのときに、若者向けに思えた日向坂の楽曲が、実は自分たちの世代に向けられたものでもあるのかなというような気がしたんです
(続く)