私たちも気を付けるべき!世界的に危険視されてきている人工のトランス脂肪酸


世界保健機関(WHO)は、2023年に世界中で工業生産されたトランス脂肪酸の完全禁止を求めています。WHOは、この人工的に生成された脂肪酸が年間50万人の早期死亡の原因であると述べました。
トランス脂肪酸を含む製品は、焼き菓子や調理用油で一般的に見つかります。WHOによると、この脂肪酸によって引き起こされる死亡のうち2/3は15の国で発生しています。これらのうち、カナダ、ラトビア、スロベニア、そしてアメリカ合衆国は、トランス脂肪酸に制限を設けたり、禁止したりしています。
しかし、多くの国はまだ行動を起こしていません。WHOは、トランス脂肪酸を完全に除去することが、2040年までに心臓関連疾患による死亡を最大1700万件防止できると述べています。

人工的なトランス脂肪酸を使う理由


工的なトランス脂肪酸は、油脂の酸化安定性を高め、食品の保存期間を延ばし、加熱による品質の低下を防ぐために使用されます。また、加工食品においては、食感や風味を改善する目的でも使用されます。

例)フライドポテト、タコス、ポップコーン、ドーナツ、ケーキ、ビスケットなどの揚げ物や焼き菓子、マーガリン

日本での取り組みは


日本では、一部の食品に人工的なトランス脂肪酸が含まれている場合がありますが、食品表示に関する法律により、食品の成分表にその存在が記載されなければなりません。また、日本では2019年4月に食品安全委員会が推奨した「トランス脂肪酸の摂取に関する情報提供について」という指針に従って、食品業界はトランス脂肪酸の含有量を減らすように努めています。しかし、全ての食品においてトランス脂肪酸が完全に排除されたわけではありません。

私たちも、商品を買うときは気を付けていきたいですね。

https://learningenglish.voanews.com/a/who-calls-for-removal-of-trans-fat-in-2023/6930755.html


上は、参考文献の記事です。英語学習者にもおすすめな「voa-learning English」というサイトから引用しています。
英語学習者の方は、内容を理解したうえで、この記事を読んでみるのもお勧めですよ✨

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