ニーネがカバーした小沢健二の「恋しくて」
ニーネというバンドがいるのですが、下手ウマな演奏と投げやりなボーカルがとても好きです。素人表現ですみませんが、褒めてます。とても味あるバンドで好きなのです。
ニーネを初めて聞いたのはもう20年以上前のこと。2020年に発売された「うつむきDXOK」に収録されている、小沢健二の「恋しくて」というカバーを聞いたのがきっかけ。
元々、小沢健二の「恋しくて」がとても好きだった。切なくて甘酸っぱくてノスタルジーも感じるような曲。大人がお酒を飲みながら、前の恋を懐かしんで、真夜中に聞いているような曲。
一方、ニーネがカバーした「恋しくて」は、大人と言ってしまうにはまだ早い青年が、昔の、いや今でも引きずっている恋を、その相手を思い浮かべて歌っているようなイメージ。時間的には夕暮れ時が似合う。
なんなら私は、このニーネバージョンの方が好き。個人的に“青春”とか“甘酸っぱい”とかが好きなので、ニーネによって青春の思い出みたいなものが曲にのっかって、さらに好きな曲になりました。
小沢健二「恋しくて」
昔の恋に浸る余裕がある感じ。
ニーネ「恋しくて」
今でも好きだぜー!が全然出ちゃってる感じ。
「恋しくて」の元ネタはThe BanglesのManic Mondayだと思っていたけど、調べるとTRACY ULLMANのTHEY DON'T KNOWと書いてる人もいた。
こういう音楽の掘り下げ系を語るには知識がないので、もう喋るの終わりにしておきます。とにかく、いまだに私を切なくさせてくれる1曲。いつ聞いても、胸がきゅーっとなります。
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