テクノロジーと人間の関係
頭が良いわけではないです。
難しいことは書けませんが、肌で感じたことを書きます。
下記のダグラス・アダムスの法則はまさにその通りだと思います。
イギリスの脚本家、SF作家であるダグラス・アダムスは、次のようなことを言っていて、「ダグラス・アダムスの法則」と呼ばれています。 1)人は、自分が生まれた時に既に存在したテクノロジーを、自然な世界の一部と感じる。 2)15歳から35歳の間に発明されたテクノロジーは、新しくエキサイティングなものと感じられる。
追加で言うなら、30代で自分が使っている物や習慣がスタンダードになり、それ以降に出来た文化やテクノロジーに否定的(あえて使おうとしない)になりがちということがあると思います。
今更、「全てのルーティンを変えれば劇的に便利になるから頑張ろう」とは思えないし、
「これで生活してきた」という経験がアラサー以降の人達にはあります。
これが新しいテクノロジーの理解等を邪魔している原因なんだと思います。
以前勤めていた会社で、同じタイミングで入った年配の同僚がいました(以下、頑固ジジイと書きます)。
私は、この頑固ジジイと仕事の現場で一緒になることが多く、何度か揉めたことがありました。
揉めた原因の半分はテクノロジーの理解差だと思っています。
揉め事の1つにあったのは、頑固ジジイはとにかく手書きが好きでした。
現場で仕事のリストを手書きで書き出したり、取引先にメールを送るのにも一旦手書きをしていました。いや、それはもう手紙です。
現場に行く前にある程度の情報はありますから、事前にパソコンでリストを作ることは出来ますし、空の表をプリントアウトして、現場で書き込むという方法も出来ます。
ただ、頑固ジジイは現場で、定規を使い罫線を引き、1時間近く時間をかけて表を作るのです。私の世代からしたら無駄が多すぎます。結局データに出来ないから会社に戻って打ち直しになるわけです。
取引先に手書きの表をFAXするなんて恥ずかしいし、スキャンしてpdfにしたとて、後から編集がやりにくいデータになってしまうのです。
「会社でやることが多過ぎて準備の時間がない」
そんなことありません。1個前の現場の手書き表を打ち込んでいるから時間がないのです笑
原因がテクノロジーの受取り方ということをまず頑固ジジイは認めません。悪循環で負のスパイラルに入っています。
メールの下書きを本当に下書いてる人を初めてみました。箇条書きのメモならわかりますが「お世話になっております」からのメモ書きは恐怖でしかありませんでした。
ただ、これは他人事ではないと頑固オジサンも考えます。もう、頑固ジジイの予備軍なわけですから。
今の若者なら、そもそも表を準備しないかもしれません。写真と動画、スマホのメモで仕事が終わるかもしれません。しかも、終わったらその場で取引先へすぐにメールをしたり、ビデオチャットしながら仕事を進めるかもしれません。
仕事のルールはともかく、結果として取引先へ情報や確認事項が早く終わるのであれば、それは正解な気がします。
もちろん、相手方が理解出来る進め方や失礼でなければという前提ではありますが。
もっと効率的でミスも少くなるかもしれないとわかっていても、覚える面倒さや未経験の不安から、年配連中は否定し続けるのです。
愚痴を書きたかったわけではありませんが、この傾向がテクノロジーの受け取り方によって大分変化するということがわかりました。
AIだって、今は笑いのネタみたいに馬鹿にしている人がいますが、赤ん坊が急に言葉を正確に話し出すことなんかないわけですから、どんどん成長したら馬鹿にされる側になるのは目に見えています。トライアンドエラーの繰り返しを人間以上に黙々とこなしているわけですから、きちんと理解をし始めたら敵わないと思います。
何を言いたいかブレてきましたが、これが私の自己紹介にもある「何も考えないで生きてきた現状」につながると思っているので、それはまた別で書きたいと思います。
※この文をフリック入力で書いていますが、昔はローマ字入力でした。どちらが速いかと聞かれるとまだ微妙ですが、フリックは片手で便利です。ようやく慣れてきました。
でも、本当は音声入力やAIで書けた方が早いのかもしれません。そこも新しいテクノロジー…。
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