リケジョのつぶやき
わたしはいわゆるリケジョだ。最近聞かないので、もう死語なのかもしれない。国立の理系学部で修士課程まで行った。
わたしが大学生だったのはもう何年前かわからないくらい昔なので今と事情が違うかもしれないが、6年間ほぼ男子校のような大学で過ごして感じたことをずっと誰かに言いたくて、言う機会がなかったからここに書く。
わたしのいた学部は女子比率が10%を少し切るくらいだった。途中で学科が分かれてからは5%になった。
この話をすると、ほとんどの人は「すごい!逆ハーレムじゃん!!男選び放題だね👍」と言う。
そんなことはない。ここまで女が少ないと、腫れ物扱いだ。個人的には男:女が7:3くらいだと女がチヤホヤされる黄金比率のような気がする。
華やかな女とチャラチャラした男が少しはいたのでキラキラキャンパスライフを送っていた人もいたが、大多数は地味な理系男子と陰キャ女子である。
学食で6人1テーブル席の端に座って食べていた時、途中から混んできたがわたしのテーブルは最後まで空いていた。最終的には男子5人組が来たが、1番太った男が隣に座って少し嫌だったのを覚えている。
一応断っておくと、いじめのように避けられていたことはない。理系男子は基本的にジェントルマンだ。実習で力が必要な作業があり、どうしても男女の差が出るときは手伝ってくれた。あの時手伝ってくれた人たち、ありがとう。