見出し画像

乳首の形と母乳育児

乳首の形によって赤ちゃんがおっぱいを飲むのが難しくなるかもしれないと心配される方がいます


どんな乳首でも母乳は飲める

実は乳首の形に関係なく母乳育児はできます
赤ちゃんは乳輪ごと咥えるので、乳輪の柔らかさと伸展性かあればどんなに短い乳首でも、たとえ陥没していてもおっぱいを飲めるのです

妊娠末期になるとホルモンの影響で乳首と乳輪が柔らかくなります
乳首は赤ちゃんの口の中で2倍の長さに伸びるそうです

とはいえ、最初は直接吸えない場合もあるでしょう
乳首を引き出す道具を使ってサポートすることは必要かもしれません

直接飲めるようになるまでの間は搾乳した母乳をカップで与えましょう
飲めないだろうと最初から哺乳瓶に慣れてしまうと、そこから直接母乳に戻すには大変な苦労がともないます
直接飲めなくても搾乳することで乳頭への刺激が入り、母乳分泌を促します

そして生まれて初めての授乳は必ずおっぱいから!です

まずは自信を持ってくださいね

妊娠中にできること

妊娠中に乳頭をマッサージすることで母乳育児がうまくいったり、乳頭痛を予防する科学的根拠はありません
なのでしたくなければしなくていいです
することで授乳にむけて前向きな気持ちになれるなら、取り組んでみてもいいかと思います

早産期でお腹が張る時は控えましょう
正期産期でお産を待っている時はむしろ張らせてやりましょう

乳頭に垢がついている時はオイルパックで柔らかくしてから優しく取り除いておくとよいです
無理に剥がすとヒリヒリするので、数日に分けて行うくらいのゆったりとした気持ちで取り組みましょう

赤ちゃんの力を信じる

いまだに妊娠中に乳頭チェックをして「吸うのが難しいおっぱいです」などと言われることがあるようです

そんな言葉に耳を傾ける必要はありません

たとえ最初からすんなり飲めなかったとしても、赤ちゃんはいつか必ず直接母乳を飲めるようになることを信じてみましょう

そしてママも、「私のおっぱいは大丈夫」と信じてください

いいなと思ったら応援しよう!