見出し画像

今のあなたでは価値がありませんからの脱却

思い返す10年前…
私がまだ日本で暮らしていた時。

どこへ行くのもバス・電車で移動。
電車の中に溢れる広告は私たちの目を引いて、

満員電車の苦痛から少し気を紛らわすのに
ちょうど良かった。

その当時はなんとなく広告を見ていたけど
今考えると、

「これくらい細くないとモテない」

「脱毛しようよ、ムダ毛がある女なんてみっともない」

「女の肌はツルスベでなくちゃ」

「こういう服を着ましょう」

「絶対小顔」

無意識にこういうメッセージが刷り込まれていた。


男性に好まれる女性に。
社会に喜ばれる女性に。

私は潜在意識レベルで

”今のあなたでは価値がありません。”
”今のあなたは変わる必要があります。”

と信じ込まされていた。

何気なく見ているテレビもそうだった。


車社会のアメリカに来てからは
そんな広告を見ることが無くなったし
テレビも観なくなった。

その時点でだいぶ生きやすさを
感じるようになった。


しかしSNSにどっぷりハマった。

今やSNSは情報収集や
コミュニケーションの手段として
手放せない存在。

そんなSNSの過剰使用で心が疲弊して、
生きずらくなった。


”あの人の生活はキラキラ輝いている”
(それに比べて私の生活は…)

”あの人はどんどんビジネスで活躍している”
(私はまだまだ…)

”あの人は歳をとっても綺麗だな”
(私は年々シワやシミが増える…)

それに加え、
環境問題や政治問題、戦争など
ネガティブなニュースが
常にタイムラインで流れていることによって
不安に駆られることも多かった。

この不安やネガティブな感情から逃げ出そうと

”ネガティブではなくて、ポジティブポジティブ…”
”努力すれば克服できる!”

と、ネガティブな感情を否定して無理やり
ポジティブになろうとしたり

自分に対してパワハラ・モラハラを繰り返した。


しかし
ポジティブになろうとした分、
がむしゃらに頑張った分ツケが回って
後から心にダメージを受けた。

その頃始めた瞑想は
まるで乱れたコンパスの針を
自分の軸にピターっと合わせてくれた

それに加え、カウンセリングセッションも
受けるようになった。


ネガティブな私も
毛が生えてる私の身体も
気に入っているセーターを毎年着る私も

受け入れられるようになった。

自分のことを”大好きー”になったわけではない。

ただただ、ありのままの自分を
受け入れられるようになった。

その自分が誇らしくなった。


そうなると心が緩み
健やかな自信が生まれ、
自然とやる気も出るようになった。

そしてそんな土台ができて迎える2023年、
私はどんな自分でありたいかなと考える。


自信が無く落ち込んだり、比較で悩む私ではない。
かといって傲慢にならず、
自信をひけらかすのではなく、


この数年で培ったマインドセットや、
インナーワークスキルを
大切な人に愛を持って、伝えていける自分でありたい。

何よりも自分の感覚や感情を大切にすることによって
家族、友人、周囲の人々、地球を
ケアできる自分でありたい。


それができる強さと優しさが備わっているのが
”本来の私”であるから。




いいなと思ったら応援しよう!