家族危機!大黒柱にがん診断
こんにちは、こんばんは☺️
ソポンです!
私の家族にまつわる話です。長い文章ですが最後まで見てくださると嬉しいです😌😌
これまで、身内が病気やケガをした経験があまりなった。
私が4歳の時に父方の祖母が亡くなり、
そこから幸せなことに親族周りで不幸が起こる経験はなかった。
2022年11月に祖父が86歳で亡くなり家族一同悲しみに包まれていた。
私は祖母の死から身近な人の死を経験したことがなかったからすごく苦しい経験だった。
祖父の死から前に進んでいこうとそれぞれが気持ちを切り替えつつあった矢先の話…
「パパが大腸がんになった」
仕事終わりに母からの着信。
まさか自分の親ががんになるなんて。
確かに私の父は小太りメタボで生活習慣病の塊のような体型。
いつどんな病気になっても不思議じゃないとは思っていた。
だけど、いざ病気となるとかなりメンタルブレイクした。
まだ早期なのか進行してるのか、治療はどんな選択があるのか何も分からない状態。
大きな病院での診察の日、たまたま仕事が休みだったので急遽実家に帰って同行した。
看護師をしていてよかった
病院ではいろんなところを回ってそのたび父は問診票を渡される。
父も動揺してるのか、書きたい漢字が出てこなかったりなんて書いていいのか分からなかったりと、なかなか記入が進まない。
私は普段病棟勤務の看護師をしているので、医療者側が問診票に何を書いて欲しいのか自ずと要点が分かった。
父の隣にピッタリへばり付きマンツーマンで「こうやって書いたらいいよ」とフォローに徹した。
主治医の診察では、かかりつけ医からの紹介状と大腸内視鏡検査の画像データを元に
「これは典型的な大腸がんです」とやっぱり大腸がんの診断を受けた。
内視鏡の画像に写る3センチ程の腫瘍は進行がんの大きさらしく、この大きさになるまで3年はかかっているとの見立てだった。
医師からは、生検した組織の病理検査で悪性腫瘍と確定するまではあくまで「大腸がんの疑い」ではあるが、と何度も念押しされる。
しかし、話は「がん」であることを前提に進んでいく。
医師の説明は、看護師をしている私にとって聞き馴染みのある医療用語が並ぶのでスーッと耳に入り理解することができた。
父は理解している様子で聞いていたが、母は明らかにポカンだった。
診察が終わり、必要な検査を受けて帰宅したあと両親は放心状態。
医師の話を理解してそうな父に見えたが、あんまり話覚えてないとのことだった。
これから手術に向けていくつかまた検査を受け入院する予定だ。
私はいろんな病気の患者やそれに伴う治療をそばで見てきたので、父がどうなっていくか想像がつきやすい。
しかし、父や母からすれば突然の進行がん宣告。
訳がわからないまま手術や入院の日程、検査の日程が決まっていく。
頭が整理されないまま「次はあそこに行ってください」と外来の色々な場所にまわり、色々な職種の人から話がされる。
言われるがままことが進んでいくので、当事者の父も脳内はパニックになっていたと思う。
それが近くにいて痛いほど分かった。
いつも頼り甲斐のある父がこんな風になるのは見たことがない。
看護師である自分の強みを活かして、父の意思決定を支えられるようにしよう。
そう決めた。
看護師歴は浅くて未熟すぎるぐらいだけど、
家族が病気になった時に1番冷静でいられて家族を支えられる立場であることがとてもよかったと思う。
看護師になってよかった。