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CL優先権を取った蛾の話【スクランブルバトル7勝1敗】

割引あり

【注意】
このnoteは私自身が感じるモルフォンデッキの使用感についての記事ですが
筆者に何か特筆すべき大会成績があるわけではないですし、ポケモンカードゲームにおいてとりわけ優れた実力があるわけでもないです。
それでも、めちゃくちゃ浅い自己満記事として読み進めて頂ける方がいらっしゃったら幸いです。

※8/10
スクランブルバトル静岡 東京CLプレ大会にて
7勝1敗の戦績で優先権を獲得しました

モルフォン

モルフォンのファンっているのかな

グッズロック+混乱付与と
人を不快にさせる為だけに生まれたようなことが書いてあります。

「羽ばたく度に猛毒の粉をばらまく」
とかいう頭のおかしな生態をしているらしいです。
しかも1.5mの蛾。
めちゃくちゃ気持ち悪いですね。

デッキレシピ

kkFdFF-J72XlY-dFv5bF

筆者が直近(2024年7月14日現在)で使用したデッキレシピです。

※追記 7/21
ステラミラクル環境におけるデッキ構築を有料部分以降に掲載しました。

※追記 8/10
スクランブルバトル7勝1敗した際のデッキ構築を有料部分以降に掲載しました。
また、よくご質問頂く内容についての回答もかなり簡単にではありますが追記しました。

※追記 8/17
戦績更新

8/16時点でのデッキレシピ


雑解説

全力で先2、後2の技宣言を目指します。
1ターン目は展開最優先です。

1番難しい所は毎ターンさくらんパウダーを打ち続けないといけない点です。
二進化主体のデッキであれば、2ターン目のグッズロックでとなってくれることが多いですが
たね主体のデッキだとそうもいきません。
時には混乱のコイン裏をお祈りする場面もあります。

山の中のコンパン、モルフォン、草エネルギーの管理は怠らないようにしましょう。

採用を見送ったカード

マシマシラ

後述しますが、モルフォンの最大の弱みは
“耐久がない所”です。

つまり毎ターン倒される可能性があり、手張り権をモルフォンにつかわなくてはいけない
≒マシマシラに手張りしている余裕がないです。

もちろん、相手が止まってくれればマシマシラを動かせるターンが出来ることもありますが
その時点でもう大分こちらのペースなので
過剰じゃね?となりました。

ハイパーアロマ

こちらも強力なカードで、カイのサーチなど、手札に加える手段もある為、展開を安定させてくれます。

しかし、ドロソとなるポケモンを置けないデッキ性質上、手札が増えず、相手からターンをもらわないと行けない場面が発生することが多いので
私はニュートラルセンターを採用しています。

変更候補のカード

クセロシキのたくらみ

打って強いタイミングを私はあまり見つけられませんでした。
博士の4枚目だったり、スイレンのお世話と変えてもいいかもしれないです。

戦績など

前述の通り、何か極めて優秀な成績を収めたわけではありませんので
自主大会等の戦績を載せておきます。




各種大会戦績ざっくりまとめ 2024年8月16日時点

リザードン  14勝0敗1両負け
タケルライコ 9勝1敗
レジドラゴ  2勝1敗
ドラパルト  8勝3敗
パオジアン  1勝1敗
ロストバレ  2勝1敗
サーフゴー  0勝1敗
ルギア    4勝4敗
古代     1勝3敗
ミライドン  2勝1敗
サーナイト  1勝1敗

現環境におけるグッズロック

ジュペッタexとの差別化

グッズロックの話をする上でまず何よりも先に語らないといけないのがジュペッタexの存在です。

筆者はモルフォン+ユキメノコのデッキと、ジュペッタ+ユキメノコのデッキを両方使用しました。
その上で感じた両者の強み、弱みが下記です。

〈ジュペッタexの強い点〉
・自身がフィニッシャーになれる
・耐久がある程度ある

〈ジュペッタexの弱い点〉
・悪弱点(特にリザードンex)
・サイド2枚献上

〈モルフォンの強い点〉
・サイド1枚
・進化前/進化後がどちらも虫取りセットの対象になる
・逃げ1
・ニュートラルセンターで守られる

〈モルフォンの弱い点〉
・シンプルな火力不足
・あらゆる攻撃を耐えない

これらを踏まえて、どちらのグッズロッカーを使いたいかは好みだと思います。
が、個人的にはモルフォンの方が使いやすかったので
ここからはモルフォン贔屓で語っていきます。


グッズロックをどう考えるか

考える機会は多くないかもしれませんが
“グッズロック”とはそもそも何なのでしょうか。
『相手は手札からグッズを出して使えない』
という一文に含まれる可能性について考えてみました。

少なくとも私は、グッズロックという効果そのものに
勝負を決定づけるパワーはないと結論づけています。

最大の役割は《相手のゴールを遅らせること》
もっとわかりやすく言うと、
《対戦相手がサイドを6枚取る為の道筋を阻害すること》
であると。


こんなことを考えたことはないでしょうか。

「ジュペッタexって、グッズロックするから相手の手札にグッズが貯まるやん!
ポルターガイストの打点がどんどん上がっていくから技2つの噛み合いがめちゃくちゃいい!」

本当にそうでしょうか?
それって、本来の目的からズレていませんか?

大打点を出したいのであれば、それに相応しいアタッカーは他にいくらでもいます。
“ポルターガイストの打点を上げるためにとこやみを打つ”のであれば
お互いのスイープ速度及び試合スピードが落ちるだけになってしまうと私は感じています。

そしてモルフォンに出来てジュペッタexに出来ないことがここに詰まっていると思いませんか?

ものすごく極端な話ですが、ジュペッタexの場合、相手の攻撃3回で試合が終わってしまうのに対して
モルフォンであれば混乱込みで
相手に12回の技宣言を要求することができます。

これってまさに
《対戦相手がサイドを6枚取る為の道筋を阻害すること》に他ならないですよね。

グッズロックそのもので試合を決める必要はなく、
相手の勝利を遠ざけ続けることがグッズロックアタッカーの役割ではないでしょうか。

グッズが使えないとどうなるか

・ポケモンの展開が出来ない
 ∟ボール、ポフィンが全て腐るので、必要なポケモンを現物で自引きしてくる必要があります

・スタジアムが剥がせない
 ∟ロストスイーパーが使えず、スタジアムをサーチするカードの採用も少ない為、一方的にこちらのスタジアムを置き続けられます

・再利用が出来ない
 ∟一度トラッシュに行ったカードを戻す手段がほぼなくなります。

・進化できない
 ∟2進化ポケモンにふしぎなアメが使えません。必ず1進化を経由してもらうことになります。
ハイパーボールも使えないので進化先を持ってくることが出来ません。

・エネルギーの管理が出来ない
 ∟ミラージュゲート、エレキジェネレーター、(スーパー)エネルギー回収、エネルギー付け替えが使えません

勝負を決定づけるカード

【ユキメノコ】

・リザードンex
・レジドラゴVstar
・オーガポンex(緑)
・ピジョットex
・イキリンコex
パオジアンex
・ロトムV
・かがやくゲッコウガ
・かがやくリザードン
・ビーダル
・セグレイブ
・アーケオス
・キュワワー
・ウッウ
and so on

環境に蔓延る特性持ちのポケモンなんて挙げ始めるとキリがないですが
これらのポケモンたちをじわじわといたぶるカードです。
先述の通り、モルフォンで12回の技宣言を要求すると考えると

ユキメノコ1匹→240ダメージ
ユキメノコ2匹→480ダメージ
ユキメノコ3匹→720ダメージ
ユキメノコ4匹→960ダメージ

の蓄積が見込めるので、とても相性がいいです。

一見侮ってしまうのですが、ユキメノコが3匹以上並んだ時の処理速度はかなり恐ろしいものがあります。

ロストマインがめちゃくちゃ強いんですからユキメノコが弱いわけがないです。


【ガチグマアカツキex】

こちらは突然飛んでくるでお馴染みのくまさんです。
基本的にサイドを1枚ずつしか取られないので
0エネ1エネで技を打てる機会はほぼ毎試合あります。



環境との戦い方

と、ここまで偉そうなことをつらつらと書いてきましたが、戦い方はいたってシンプルです。

グッズロック+ユキメノコでダメージ蓄積して回収する!以上!

以上です。はい。

細かいことを言うと
〔相手の番終わりのポケモンチェックで相手ポケモンが気絶する〕ように裏呼びなどを使いながら上手く調整していく
とかはありますが、でもそれぐらいです。

有利なデッキ

・リザードンex
・パオジアンex
・ロスト系統
・タケルライコex

上3つはかなりグッズと特性に依存しているデッキなので
かなり有利に立ち回れます。

タケルライコexは、手札干渉を絡めながら戦うと
エネルギーの回収が出来ないのと大地の器が使えないのとで
かなりの確率で後半技が打てなくなります。
また、ニュートラルセンターでストップさせることもできます。
スナノケガワは草弱点です。

五分なデッキ

・レジドラゴVstar
・ドラパルトex

レジドラゴはエネルギー付け替え、ドラパルトはふしぎなアメを早めにロック出来るとこちらのペースになりますが
こちらが出遅れると一瞬で盤面が崩壊します。

不利なデッキ

・ルギアVstar
・サーナイトex

このデッキにおいて最大の敵がこの2つです。

【ルギアVstar】
ミストエネルギーを貼られると混乱が付与されない上に
ストームダイブでニュートラルセンターが割れます
ごっつぁんプリファイですぐに試合が終わります。

【サーナイトex】
さくらんパウダーの30点が、アドレナブレインでそのまま返ってきます。
意味わかんないです。悲しくなります。


最大限気をつけること

このデッキを使う上で1番気をつけたいのは
『自分の態度や言動では相手を不快にさせないこと』です。

グッズロックは立派な戦術の一つではありますが、
相手の動きを制限する性質上、大きなストレスを与えてしまいます。

その為、せめて戦術以外で相手を不快にさせる行為はやめましょう。

相手が誤ってグッズを使用した際にも
「使えません!!!」
と強い言葉で制止したりするのではなく
「すみません、さくらんパウダーの効果でグッズが使えなくなっています」
など、柔和な言葉を使うように心がけたいです。

相手が居てこそのポケモンカードです。
お互いにリスペクトを持ちながらプレイしたいですね。

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