水道筋商店街と王子動物園と2度目の献花。 10 こしあんつぶあん。 2024年4月29日 15:05 GW前にもう一度、お嬢様に献花をしに行きました。今回は水道筋商店街に寄ってから。昭和の懐かしい匂いがする所です。タンタンの近くにいたいと移住して来た方もいると聞きました。何故かわかるような気がする。今度行く時は、ゆっくり回りたい。 花とお供えを買って、小雨の降る中、王子動物園に到着。ズゼちゃんがお迎えしてくれました。「また来ちゃったよー」もうこの時点で泣きそうになってました。 何度来ても、お嬢様はもういない。いないんだよ。 櫓の上にも、お庭にもいない。わかってるのに、姿を探してしまう自分。ごめんね、お嬢様。半泣きで、庭を見つめてた。 飼育員のYさんが植えたというりんごの木の花も終わってた。 パンダ館に入ると、ひまわりやローズマリーの鉢植えが。あそこだけ、時が止まってるような感覚に陥る。ここに来れば、タンタンはいるんだと。 一時に比べて、花の数は減っても、タンタンを思う気持ちは減らない。花の束、メッセージ、イラスト。屋内展示室に向かって祈る人。タンタンは、今も、色んな人から思われている。 パンダ館に入る前に、数人の男性が「パンダ館だって」「パンダ死んだんだろ」と言って先に入って行った。冷やかしかなと思って、ムッとした。でも、中に入ると静かになった。彼らには何か感じる事があったのかもしれない。たとえ、祈る事はなくても。 桜が満開だったあの頃。今日は葉桜になってた。ああ、時が経つのって早いな。まだ1ヶ月だよ。私、まだ引きずってるんですけど(苦笑)1回目の献花に行った時、王子動物園に向かう電車に、夫婦らしき人の会話が耳に入ってきた。「パンダ死んだんでしょ」「よく献花なんか行けるよね、私なら行かない」と。 人が大切に思うものは、人それぞれです。ものであってたり、動物であったり。でも、悼む心を踏み躙るのは自分の中で消化して欲しい。口に出して、他者の思いを傷つけるのは如何かと思う。(ちなみに、ご主人らしき方は何も言わなかった。また始まったと思ったのか、そうでないのか) パンダ舎の職員出入り口の消毒用のトレイには、もう何も液は入っていない。だって、もうここにいた白黒のあの子はいないのだから。 マットにも箒にも枯葉が絡んでて、寂しさが募る。タンタンが亡くなる何日か前、雨に濡れたドンゴロスがぶら下がってた頃が懐かしい。 パンダ舎を出て、園内をぐるっと回ってから、ホッキョクグマのゆめちゃんに会いに行く。 いつもちゃんと見れないけれど、この日はおもちゃで遊んでいた。 ゆめちゃんが元気そうで、よかった。「私はいつも元気よー」 王子に行くようになって、マヌルネコのイーリスくんも気になるようになりました。 この日は、活発に動いてて、中々上手く撮れなかった。 「隣のヤツが気になる」あらら、そうなんですね。 そして、コアラ館にもご挨拶に。いぶきくん、今日は起きてるね、どした。 こちらのお二方も。「外を掃除してるおっちゃん達がいる」と、ずっとガン見。確かに箒で履く音は聞こえてたね。 シロフクロウが金眼だーと騒ぐ子供達。 思ってた以上に大きかった孔雀。(あんなにデカいの?) いつも綺麗なキジマルさん。隣に住んでるメスのタイムさんはご飯中でした。 とりあえず、一回りしたので、パンダプラザでお買い物。そして、食べてみたかったパンダソフトを。…おいしいよ、お嬢様。何これ。 5月10日のお別れ会は、落選しちゃったのと、GW明けで仕事休めないので、残念だけど王子動物園には行けない。 凹んでたら、母が「身体はなくても、心は王子!」と言ってくれた。パンダの話はいい顔しないのに、タンタンが亡くなった時、献花に行っておいでと背中を押してくれたのも母だった。 色んな思いを寂しさも、暖かさも教えてくれたタンタンへ。タケノコ、食べてね。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #寂しい #王子動物園 #ジャイアントパンダ #タンタン #献花 #また明日ね #神戸のお嬢様 10