【助産師向け】産褥早期の病的な乳房緊満への対応
このnoteで解説していること
・正常な緊満と病的な緊満の違い
・病的な緊満は母乳を出すのではなく循環を良くすることが大切
・ママができるセルフケアの方法
・病的な緊満を起こさないために助産師ができること
【正常な緊満と病的な緊満の違い】
分娩後、胎盤由来のホルモンがなくなり母乳の生成が活発になるため乳房緊満がおこります。
◎正常な緊満は「乳房に少し熱を持ちやや重たく感じる」
◎病的な緊満は「乳房の全体または一部にしこりがあり、過度の熱感、強い腫れや痛みを伴う」
つまり、岩のようにカチカチになってしまっている時点でそれは病的な緊満に分類されてしまいます。
なぜ病的な緊満が起こるのか、解剖学でみていきます。
ここから先は
6,026字
/
9画像
¥ 500
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?