本気の覚悟
旦那さん 糖尿病網膜症のお話です
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「本気で治す気あるのね??分かった。それなら、私が日常生活おくれるくらいまで治してやるから。今からレーザー治療するから。会社に連絡して。明日から仕事行けなくなるから。」
と、その日のうちに初めてのレーザー治療が始まり、麻酔も無しで凄い数のレーザー照射を旦那さんは頑張った。
この初診の日、診察が終わったのは16時過ぎてた。そして、次の日から会社は休職となった。
手術前にレーザー治療は両目合わせて4回程行った。一回にどちらかの片目をやると言った感じ。何発位打つのか?と思って旦那さんも数えてみたらしい。
「80発くらいまで数えてたけど、辛くてその先分かんなくなった。」
と言っていた。おそらく一回のレーザーで100発近く打っていたとの事だった。
それを「麻酔無しの方が目が動くから細かい部分も打ちやすいんだよねー。麻酔してないから目の状態もすぐに戻るし。麻酔無しでいい?」と、先生に聞かれて旦那さんは「はい」と答えた。私だったら絶対無理だ。。
旦那さんの本気の覚悟はこの時から始まっていた。
そして旦那さんは毎回、レーザーを麻酔無しで頑張った。
レーザー後に診察室から出て来る度、涙と鼻水ズルズルで、「いてぇ。。。」と必死で頑張っている旦那さんの姿を見て、こちらが辛くなる程だったけど、当の本人が1番辛いんだから!と、私も自分に言い聞かせていた。支える事に私も必死だった。