【ServiceNow】関連リストをスクリプトで自作する方法
各テーブルのレコードのページに表示される関連リストは、そのレコードを参照している他テーブルのレコードをフィルターして表示します。一方で、関連リストをスクリプトで自作することが可能です。これにより複雑なクエリ結果を関連リストに表示することができます。本記事では例としてユーザテーブルにそのユーザが所属している部署のメンバーを関連リストに表示します。
スクリプトに基づく関連リストの作成
関連リストのスクリプトを格納しているテーブルはアプリケーションメニューで[System Definition] > [Relationships] と遷移すると開けます。
リスト上で「New」をクリックして新規レコード作成画面に移ります。
下記のように関連リスト名、適用先のテーブル、クエリ対象のテーブル、クエリスクリプトを入力します。本記事ではユーザテーブルに、そのユーザが所属する部署のメンバーを表示させるように設定します。currentがクエリを追加するレコードであり、parentは表示されているレコードを示します。
自作した関連リストの表示
次に、ユーザテーブルに作成した関連リストを表示させるように設定します。ユーザテーブルのレコード上で左上の三本線マークから[Configure] > [Related Lists]を開きます。
Availableのリストに自作した関連リストが追加されています。それを選択してSelectedに移します。本記事で作成した関連リストは[Member of My Department]です。
そうすると、自作した関連リストが対象テーブルのレコード上に表示されます。ユーザテーブルのレコード上に[abel.tuter]が所属する[Product Management]の部署のメンバーが一覧表示されます。
注意点
通常の関連リストはExcel等へのデータエクスポートが可能ですが、自作した関連リストはデータエクスポートができません。
今回は以上です。お疲れ様でした。
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