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可能性の獣

初めまして。
ゆいと申します。
今回はBAでベスト64に入った白シューゲイザーについて話していこうと思います。
筆者の初めてのノート執筆になりますので至らぬ点や拙い文章等あると思いますが、気楽に読んでいただけたらと思います。
自分なりに書くので多くの方が世に出しているノートからは逸脱しているかもしれませんがご了承ください。

1.シューゲイザーというデッキタイプ

シューゲイザーはワンショットを軸にしたミッドレンジタイプだと筆者は感じています。シューゲイザーの5コスト以下を踏み倒せる能力に文明の制限がなく、多様な選択肢が生まれるデッキであり、環境に合わせたチューニングが大切になるデッキです。拡張性が高いためプレイヤーの個性が出やすく、人によって構築に違和感を感じることもあるデッキです。
主にキリュージルヴェスとプリンプリンを採用したワンショット型が基本でここにリソースや打点等を絡めた展開が魅力的なデッキになります。

2.リスト分析

綺麗なリストだと思う。

こちらのリストはUKパンクカップで95th、BA10thでベスト64を達成したリストになります。ここからは採用に至った理由等話して行ければと思います。

1.フェアリーライフ×4
必須枠と考えています。
純粋に初動でありながら、ビートタイプが多く序盤から盾を詰められることもあり、トリガーブーストとしての役割を十二分に果たしてくれるカードなので減らすことは無いと思います。山上からマナにカードを置けるのでシューゲイザーから出したいパーツを探しに行けるのもこのデッキでは価値があります。


2.ピクシーライフ×4
シューゲイザーをマナから拾える初動。フェアリーライフよりは採用優先度が高いです。上に同様パーツを探せる役割もあり減らす理由はないと思います。

可愛い


3.未来設計図×4
白型で戦えてる理由のひとつのカードです。2コストという余ったマナで打ちやすいコストのカードでありながらトリガー付きのサーチカード。シューゲイザーというデッキタイプの都合上、パーツを探しに行ければ行けるほど良く、複数枚絡めれば盾の内容をだいたい把握してプレイすることも可能になります。後述するヨーデルワイスに繋ぎやすくなるカードで個人的に は0か4採用だと思います。0にするなら上を強いデッキリストにするかライフプランチャージャーを採用することになると思います。序中盤腐りにくいのも魅力的でした。
※ライフプランとの差別化。
トリガーカードということでビートタイプの多いこの環境では機能しやすく、2マナという軽さで6枚見れるのが強みと感じました。  2→4→6で動く必要はあまりなく、3→5→7、2→4→5→7でも戦えるためマナを伸ばしつつサーチできるライフプランよりこちらを優先しました。


4.天真妖精オチャッピィ×4
人によって意見が別れるカードだと思います。  ブロンズの方を優先する人も多いでしょう。だからこそオチャッピィをフル採用した理由を話していきます。まずオチャッピィはビート対面に強く青白リキピや墓地ソースの1点に対して反応でき、反応出来れば1マナ伸びて打点が1増えているのでこれらの対面に対しては1ターン分得  をしている状態になります。また、2未来設計図→3オチャッピィで欲しいカードを探しつつ5マナに繋ぐことが出来ます。ブロンズとの差別点で1番大きいのは墓地に行ったクリーチャーの再利用でしょう。破壊されたヨーデルワイスやキリュー、プリンプリン、シューゲイザーをマナに送ることで再度畳み掛ける際のパーツを集められます。3マナでメインムーブを邪魔せずに動くことも可能で序中盤腐りづらいカード故の4枚採用でした。ビート対面が少なければこのカードは減らすべきカードだったと思います。


5.逆転王女プリンプリン×3
本当は4枚入れたいカードです。ただ、このデッキはシューゲイザーが走るまでに横に打点が並ぶケースが多く、ワンショットにそこまで枚数を要求しないことや無色であるのが最大限の欠点として3枚に留めています。言わずもがなワンショットには必要なパーツで、最低限受けトリガー、盤面タップの役割を果たすカードなので腐りづらいカードではあります。またガチンコジャッジで捲れれば相手を寝かせることができるため刃鬼のリーサルや鬼丸を止めることも可能です。


6.捕縛専機ガガコロリン×2
このカードは自由枠になります。個人的には入れ得なカードで、永遠へのメタとしては有名ですがこのデッキの場合ダイハードリュウセイの方がつらいのでそちらのメタの意味の方が強いです。また、白色のトリガーカードで足りない白を補いつつ素で2面止めてくれるので困ったらいれていいカードでしょう。

オリカ強すぎ問題


7.預言者ヨーデル・ワイス×4
このデッキで最も強いカードになります。このカードをプレイ出来ている試合だプレイ出来ていない試合で勝率が大きく違います。5コストで最優先でプレイするカードになります。5→7を四つ牙で担いつつ、次のターンに四つ牙に除去耐性をつけて、打点になるハイパーカードです。シューゲイザーが引けなくてもヨーデルが2体あれば、ヨーデル四つ牙ヨーデルアヴェマリアでビートプランを取ればビマナはほぼイージーゲームと言えます。まとめればシューゲイザー発進時の打点になりつつ、ビートプランも取れてアヴェマリアで除去耐性付きブロッカーで耐えれて、シューゲイザーから出せるという強い要素てんこ盛りカードになります。青白対面には盤面をとったらヨーデル×2アヴェマリア×2の盤面を作れば即死はなくなります。このおかげで筆者はラダー・ランクマッチで青白対面に勝率9.5割をたたき出しています。このカードの唯一の欠点はキリューの置換効果に負けてサイキックがスレイヤーでいなくなってしまうことですね。気をつけてください。僕は何十回とやりました。

最強の金○


8.次元流の暴力(ジオバリバリミランダ)×2
このカードは自チームのゆうなおさんという方からの助言で採用しました。(デュエプレ選手権ベスト8は伊達じゃないぜ!)ヨーデルワイス同様のサイキック展開カードでヨーデルワイスと役割は近いですが、このカードにしかなせないのはガガシリウスの展開です。ガガシリウスを搭載することで祝門対面が不利から微不利〜何とかやれるレベルになりました。シューゲイザーのビート時にミランダから出すことで相手にラブ使うなら除去要求ができます。ライオネルは無理ですが。それでも圧力は十分にあり、そもそもトップが強くなるので採用の価値は十分にありました。新弾が出たら使えなくなるそうなのでちょっと悲しい...。

大したことねぇなぁ!


9.鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス×4
このカードがないと始まりません。シューゲイザーから走るために必要なカードでスレイヤー付与による盤面処理性能から貫通力まで流石元殿堂カードと言った感じです。主にミラーや青白、アガサや祝門相手に盤面処理が有効でスパークで寝かせたりして取るのが基本になります。このカードがなくて走れなくて負けた試合も多く未来設計図から回収すべきかでとにかく迷うカードになります。体感ではシューゲイザーやヨーデルワイスの回収が優先ですがハンドや対面と相談するカードになります。脳筋に走るだけじゃないことを頭に入れておくべきでしょう。ヨーデルの置換効果を塗り替えてしまうので覚えておいてください。絶対です。絶対ですよ!

ヨーデルの置換と被らないで...


10.DNAスパーク×4
このデッキの受けの最大値になります。墓地ソース対面はこれがいかに埋まっているかという勝負になりがちで、ない場合は結構負けます。それくらいこのカードに受けを依存していて、未来設計図で全然見えない時は積極的に盾を詰めましょう。また、青白対面にはブロッカーを並べて、相手がクリーチャーを並べたところに合わせてあげると一気に状況が優勢になったりと従来以上にマナに置くかを審議するカードになりました。オラクルなどにもスパーク面取りプランは有効になるのでキープできる時はした方がいい場面が多いです。

ラス盾にあるとパチンコ並みに脳汁出る。


11.地獄門デスゲート×1
自由枠になります。今回は墓地ソースの増加を危惧して入れました。環境的にドラゴ大王やイズモ、永遠やGT等デスゲートで取りたいカードが多く、現環境最強トリガーと言っても過言では無いこのカードは詰んでもいいカードだと感じました。ただし、詰みすぎても黒の少なさから手打ちのづらさや除去に枠を振りたい訳では無いので3.4枚入れる必要は無いと思います。


12.神聖麒シューゲイザー×4
デッキの核。可能性の獣。
最強カードです。盤面展開で溜めるのか、キリューで走るのか、そもそも出さずにキープするのか経験を積まないと難しい判断になるのでこのカードと付き合っていこうと思う人は沢山使ってください。後悔はしないと思います。
ユニコォォォォォォォォオン!

↓新規追加分
ここからはサイキック枠の解説になります。

1.魂の大番長「四つ牙」×2
ヨーデルワイスから出すサイキック第1位になります。5→7を実現化するカードであり、純粋な打点としても優秀で、ヨーデル+四つ牙、シューゲイザー+キリューが明確なジャスキルルートになります。アガサ対面などスパークを打ってシューゲイザーで走るプランなどもあり、2枚採用することでシューゲイザー+αの動きをしやすくするために2枚採用しています。1枚をフォーエバーカイザーにするのも人によってはありな選択でしょう。


2.光器セイント・アヴェ・マリア×2
こちらは2枚必須のカードになります。使い方は主に2種類で1つめにヨーデル+四つ牙にヨーデル+アヴェマリアで除去耐性持ちで枚ターン終了時にアンタップすることを利用してビートプランを選択する使い方。こちらはビックマナ系統のデッキに強く、吸い込むや大地といった単体除去で容易に除去されない盤面で盾を詰めることができます。2つめに除去耐性持ちパワー7500ブロッカーという点で、ミラーのシューゲイザーを止める、青白の進化クリーチャーやクロスファイア2ndを止めるなどパワー7500が現環境でとても刺さっていました。加えてヨーデルワイス+アヴェマリアを2体ずつ揃えれば、青白対面にスパーク手打ち以外で越えられない壁を作ることが出来ます。
青白に勝つためにも2枚採用がベストでしょう。


3.時空のガガ・シリウス×1
こちらは自チームのゆうなおさんの考えの元採用されました。祝門対面にインザラブを容易に使わせない圧力のあるカードで永遠のリュウセイカイザーに取られないパワーラインというのも魅力的でした。裏側のセブ・ランサーはブロッカー貫通とアタックされない効果を持っているため、詰めにも優秀なカードです。このカードを採用したいがために次元流の暴力を採用したほどなので祝門が環境にいる間は抜くことはないと思います。


4.勝利のプリンプリン×2
優秀なフリーズ効果は受けにも攻めにも応用でき、エイリアンである点もガガアルカディアスへの対応策として忘れては行けません。受けとして返しのターンのリーサルや殴り返しを防ぐのが一般的で、鬼丸覇などの追随を許さないのも優秀な反面、‪翔天と天恵の声援で破壊されてしまうためヨーデルワイスの置換効果を無駄に使ってしまうこともあるため注意が必要な点です。攻める際には相手のブロッカーを止める他、ミラーでアヴェマリアを止めてシューゲイザーのアタックを通す動きはよく使います。安定した除去手段がないため、プリンプリンの出すタイミングなどに注意が必要です。


5.ブーストグレンオー×1
サンダーティーガーでもいいです。正直どちらでも変わらないというのが筆者の主観です。ブーストグレンオーはパワー2500まで見れるのが優秀ですが、環境にパワー2500のクリーチャーは余程おらず、2000以下破壊が主な役割になります。(オリオティスが実装されたらさすがにこっちが優先)サンダーティーガーはマイナスということで扱いやすい場面が多く、アヴェマリアにマイナス2000をするとシューゲイザーが取られなくなるのでこちらの方が強く見えますが、そもそもプリンプリンで良いのであまり変わりません。今回ブーストグレンオーを採用したのは次元流の暴力からサンダーティーガーが出せないためブーストグレンオーにしました。主に青白の小型軽減やティーチャー、フレアエッグにヨーデルワイス等取りたい小型が少なからずいたので採用に至りました。ヨーデルワイスから出す優先度は低いですが、採用しているだけで選択肢は広がるので良いでしょう。フレアエッグにはノータイムでぶつけてください。あのカードを許すな。


3.白型である強み

今の環境にはクルメル、プロメテウスを軸にしたザビミラプランを有する青シューゲイザー。リュウセイホール、吸い込む、シャワーのシータ基盤を搭載したシータシューゲイザー。ヨーデルワイス型の白シューゲイザー。エンターテイナーやファンクといったメタクリーチャーガン積みのデアリシューゲイザーと言った種類があります。ではなぜ白シューゲイザーを選んだのか。それはヨーデルワイスというカードの環境への通りの良さが圧倒的な決め手でした。
BA直前。環境に多かったのは青白リキピ、墓地ソース、アガサ天門、青黒祝門、シータ大王、黒ビックマナ等ここらのデッキでしょう。ここでヨーデルワイス型は最大母数予想の青白に有利が付き、ビマナに対してもイージーゲームのしやすさ、そしてガガシリウス搭載で祝門対面の勝率も安定してきていたなど、環境にマッチしていると考えていました。青型はビートや黒ビマナが重く、シータ基盤はシューゲイザーの出力の低さが目立ちました。デアリはメタに寄せすぎていて安定感がなく使用候補には上がりませんでした。
また、未来設計図・オチャッピィガン積みにすることで安定感が上がり、ムーブにもたつくことが少なくなりました。他のカラータイプにないスパークという最大の防御札を採用できることも白型の特権だと思います。
今回の白型は受けと攻めを柔軟に使い分けられる構築に仕上がったと考えているからこそ、白型が最も扱いやすいと感じています。


4.終わりに

ここまでお付き合いいただきありがとうごさいました。自分なりに白シューゲイザーというデッキを言語化できたかなと思います。最近のランクマッチではミラーの急増やエンターテイナーの採用が増え厳しくなっているとのことを聞きますが、まだシューゲイザーで遊べる期間は長いので是非使って見てほしいです。
シューゲイザーは拡張性が高く、プレイヤーの個性がよく出るデッキだと思います。あなただけのオリジナルシューゲイザーを作ってみてください

筆者はVinclumというチームに所属しております。実績のあるチームメイトが多く、毎晩わいわい盛り上がっている勢いのあるチームです。強くなりたい、デュエプレをもっと楽しみたい!という方は是非体験に来てください!

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