〖詩〗#6
みなさま、こんにちは。
残暑お見舞い申し上げます。
今回は少し長めの詩もまぜてお届けします。
𓇼𓆡𓆉 ⋆.*・゚𓆉𓆡𓇼𓆡𓆉 .゚・*.
『何者』
何者でもない
何者かになりたい
ちょっと待て
すでにあなたはあなた
わたしはわたし
『愉』
わたしをたのしもう
どんなに不器用でも
どんなに不細工でも
わたしはわたし
生きものだから
この世にいられる期間も長くない
だから
おもいきり
わたしをたのしもう
『痛』
ピアスもたくさん開けて
タトゥもあちこちに入れて
驚いた?
そうよね
自分でもびっくりよ
わたしはね
自分が生きてるのか
それとも死んでいるのか
わからなくなって
確かめたくて
ピアスやタトゥをするの
「あっ、痛い」が
わたしが生きてるあかし
『体』
あいさつも早々に
はじめて会うオトコと
素っ裸になって
シャワーを浴び
ベッドに入る
「本番はナシね」
そう言いながら
オトコは体中をヌルッとした舌で舐めまわし
首すじを甘噛みしたり
乳首を口に含んだり
ぴちゃぴちゃと音をたてながら
粘着質なディープキスを局部にする
うまいものね
思わず声をもらす
2時間コースの情事
サービス利用のあとのわたしは
灰皿の中で燻る
タバコの吸い殻
『無題』
つかの間の涼
いつわりの静けさ
あぁ すっかり騙された
なんだこの暑さ
肌がジリジリとやける
脳が沸騰する
なにもできない
いや 抗ってやる
『灼熱』
さぁ
いま この瞬間から
おまえはアタシのもの
カラダも魂もすべて
アタシによこしなさい
怖がることはないよ
ぞんぶんに可愛がってあげる
おまえの快楽は
アタシの享楽
だから
喘いでごらん
遠慮はいらない
おもいきり
快感にまかせて
カラダ震わせて
考えるんじゃない
極上のエクスタシー
感じるまま
欲望のまま
焦げるほどに
焼かれなさい
灼熱の太陽に
さぁ
これから永久(とこしえ)に
おまえはアタシのもの
カラダも魂もすべて
アタシが奪ってやるわ
心配することはないよ
しっかり両腕で守ってあげる
おまえの快楽は
アタシの享楽
だから
喘いでごらん
遠慮はいらない
おもいきり
快感にまかせて
カラダ震わせて
考えるんじゃない
極上のエクスタシー
感じるまま
欲望のまま
焦げるほどに
焼かれなさい
灼熱の太陽に
いつでもアタシは
両脚を広げて
おまえを迎え入れてやる
覚悟はできているか
灼熱の太陽が燦燦(さんさん)と輝く
アタシという
地上のエデンに
おまえは溺れる
ふたりが滅ぶまで
𓆝 𓆟 𓆜 𓆞𓆝 𓆟 𓆜 𓆞 𓆡 𓇼 𓆉 𓈒𓏸
最後まで読んで下さって、ありがとうございます。
いつもみなさまから頂くスキ♡に元気づけられています。
熱中症などに気をつけて、どうぞ良いお盆をお過ごし下さいませ。