親がしてあげられることは少ない
こんにちは、ひろです。
長女との関係や育児に混迷を極めておりますが、最近思ったことがあるので書いてみようと思います。
長女は元気いっぱいで、やや多動傾向のある年長さんです。
負けず嫌いなところがあります。
負けたくないから努力するタイプではなく、負けたくないから勝負しないタイプ…
そして思い通りにならないことがあると、拗ねます。
これくらいの年齢ではよくあることだと思いますが、親としてはちょっと気持ちの切り替えが苦手なのかな、と心配してしまうこともしばしば。
さてさて。
先日保育園の先生からこんなエピソードを教えて頂きました。
みんなで鬼ごっこをしていた時、長女が鬼になったときに長女は「鬼はやりたくないから、鬼ごっこやめる!」と言ったそうです。
他のお友達は困惑して「そんなのだめだよ」とか「一緒にやろうよ」とか言ってくれたみたいですが、頑なにやろうとせず。
見かねた先生が
「鬼から逃げるほうが楽しいかもしれないけど、誰かが鬼をやってくれているから楽しんだよ。長女ちゃんもちゃんと鬼やろう」
と諭してくださったそうです。
しかし長女は号泣し、体が強張り動かなくなったそうです。
お友達たちは他の遊びを始めたそうです。
ここで長女が
①私のせいでみんなの遊びを終わらせてしまった
(次からは空気を読んで私も鬼をやろう。それがいやだったら最初から鬼ごっこには参加しない)
と思うのか
②泣けばうやむやになってみんなが許してくれる
と思うのか。
私自身は②の考えをする子どもでした。
自分が子供の頃はそんなに深く考えておらず
嫌なことがある〜やりたくない〜
「うわーん」と泣く
周りがフォローしてくれる、思い通りになる
あ、なんか解決した?やったー!
くらいにしか考えていなかったのですが、当然周りにはわがままだと嫌われるし、大人になっても自分の機嫌の取り方を知らず、ご機嫌取りを他人任せにするので、すぐに不機嫌になる嫌な大人でした。
(20代後半でやっと目覚めました。遅すぎてお恥ずかしい。)
自分が不機嫌になることで問題が解決できると子供には思ってほしくない。
そう思っていますが…
親として自分がやってしまった失敗や苦労を子供にさせたくなくて、つい子供にはあれこれ言ってしまいます。
ただ私の個人的な実体験として、親(や先生でもほかの大人でも)に教訓めいたことを言われてもですね、全くピンと来ませんでした。
だからおそらく私の子供も自分で失敗したり感じたり、実体験を通して学ばないと身につかないのではないかな、と思います。
そう考えると親が子供にしてあげられることは少なくて
歯を磨くとか、挨拶をするとか習慣とか礼儀はある程度身につけさせてあげることができるかもしれないけど
思考的な部分、性格的な部分を言葉で教えたり強制するのってほとんど無理なのではないかな。
もちろん、人を傷つけたり反社会的な言動をしたら全力で怒るし諭しますけどね。
私の失敗を言葉で伝えるより、優しく見守るほうがいい方向に進む気がする。
子育て6年目でようやく気が付きました。
たくさん失敗して学んでほしい。
でもそれも彼女が気づかないと意味がない。
子育てって難しい。