2022の秋、朝護孫子寺へ〈前半〉
旅行最終日、ラストを飾るは今回の旅のメインである朝護孫子寺!!
今回は東方オタクの感情丸出しで行きたいと思います!
本当は二日目のフルに時間を費やせる日に向かいたかったのですがガッツリ雨でしたので後ろ倒した次第。
時間がないっ
王寺駅には大きいコインロッカーが無さそうなのでキャリケは奈良駅へ置いてきた。
そのため帰りは奈良駅を介し荷物を回収する必要がある。
その上で帰りの新幹線に間に合うスケジュールを組むと余裕をもたせて約二時間で周り切らないといけない算段だ。悔しいです😭
信貴大橋到着
9:41のバス(最速でもこの時間)で信貴大橋のバス停到着。
第一駐車場にある巨大な白虎がお出迎え。
体つきが龍の様に細長いのは高松塚古墳(キトラだったかも…)の四神図を参考にしているためです。
石像の脇に説明があったのですが撮るのを失念してしまい。
学生の頃、日本の絵画、中でも動物画が好きで虎図の変遷について調べた事がありました。
走り始めの説明としてあがるのは、法隆寺が管理している玉虫の厨子(捨身飼虎)とこの古墳に描かれた白虎図です。
7、8年前に朝護孫子寺に訪れこの白虎像を見た時思い入れのある絵画が立体化されていた事に感動したものです。
動物画が大好きなのでそういう記事も書いていきたいですね。
仁王門
文字通り仁王像がお出迎え。
門をくぐると遠吠えするように天を仰ぐ狛犬一対。
近く見ると体の血管がリアルだ…
先に進もうと思った最中突然の尿意っ
時間制限で気持ちが焦る中真隣にある駐車場へ戻りトイレを済ませに向かうと幸運!
猫ちゃんがいるではないか!かわいい!
ありがとう尿意!ありがとう猫ちゃん!!
御朱印
入口に向かっていくと看板が。
整備の影響か、本堂は閉まり、御朱印は大寅手前の社務所で受け付けてました。
なお、本尊である毘沙門天は飛倉へ移動され参拝はそこで行う形になっている様子。星蓮船目当ての自分としては寧ろ飛倉なのが嬉しい。
剱鎧護法堂
国宝、信貴山縁起絵巻2番目にあたる延喜加持に由来する祠。
醍醐天皇の病を治すため命蓮上人が毘沙門天に祈り、その効果から天皇の元に剱鎧護法の使者が現れ霊感を授けたら無事に回復したというお話です。
雲居一輪の元ネタ
絵巻物に登場する剱鎧護法童子が一輪の元ネタらしいのですが、弾幕バトル上では雲山のインパクトが強くてネット上でその考察を見たときは、そこまでピンときませんでした…
関連する所をあげると、一輪は剣のような弾幕を撃つところ、雲(雲山)を扱う、雲と(車)輪が名前に入ってる、よくよく考えたら3点ほど思い当たりちゃんとリンクしてました。
一輪=剱鎧護法童子ではないのであくまでイメージの参考としている程度にとどまっているようですね。
東方心綺楼で一輪がプレイアブル化したときは嬉しかったな…
見た目や性格にアクがなく星蓮船シリーズだと比較的注目されていないキャラでしたので袈裟と赤い水晶が追加され見た目も刷新。
私は格ゲーが苦手なので飛技が少ない一輪でクリアするのは大変だった思い出。
また、童子は車輪に乗っておりそれと同じ要領でZUN絵白蓮の足元に車輪が描きこまれています。
※スペカ発動時に垣間見える全体図で確認がとれます。
ただ、車輪は仏教のシンボルですので童子の元ネタとして扱ってよいのかは図りかねています。
祠へ
神仏習合してるのか、仏教のお堂ではありつつも狛犬がお出迎え。
そういえば仁王門でも狛犬はいらっしゃいましたね。
東大寺の南大門でも仁王様と狛犬がセットだったのでそういう様式があるのかも。
大寅
シンボル登場!本堂を見上げる写真はマストですね!
寅丸星の元ネタ
元ネタは分かりやすいですね。寅と毘沙門天。
聖徳太子が物部守屋討伐のため信貴山で必勝祈願したところ、寅の年・寅の日・寅の刻に毘沙門天が現れその加護により戦に勝利。
そのお話にちなみ朝護孫子寺では寅がプッシュされてると。
元ネタどうこうではないのですが寅丸の種類が妖獣ではなく妖怪なんですよね。
設定が把握しきれてないのですが、元妖獣だったけど信仰の対象になってから神に近い存在となり、分類としては結果として妖怪に落ち着いたってことかしら。求聞口授では神奈子に近い存在だそうなのでそっちの要素を加味したのか。
東方心綺楼の告知動画で絵巻物風なイラストがあがっていたのですがその中で星ちゃんが槍で妖怪を退治しているような場面があったんですよね。
当然期待するわけですっ
そして、プレイアブル化されなかったときはショックだったなぁ
そしてあの背景(遠い目)
立場的に扱いづらいのは分かってはいるが寺の中でもとにかく出番が少ない星ちゃん。
太子像
いざ、守屋討伐!な太子様。
乗ってる馬は黒駒か。
開山堂
そういえば命蓮上人と尼君のお墓参りをせねばと思い太子像から大寅まで引き返し、途中で通るお堂へ。
開山堂は四国八十八ヶ所のご本尊をお祀りし、各寺の砂やお堂の写真が並べられてました。
そこで番をされているおばさま、積極的にお声をかけてきます。
お参りの手順など頼めば色々教えて下さるそうです。(頼んでなくても色々教えて下さった)
そして、ここ、東方ファンは驚き。
屋内に星蓮船が置いてあるのだ。
後から調べた所、東方界隈ではそれなりに有名らしくTwitterで適当に検索すると各々の所感を伺える。
寺をモチーフにしたゲームがある事を参拝者たちに広めてるらしい。
どう反応したらいいのか分からなかったので私は知らないフリを決めてしまった。ごめんな。
おばさまが気になる方は是非開山堂へ。
星蓮船云々関係なく、時間に余裕がある時にちゃんとご指導を受けてお参りしたいと思いました。
リベンジが待たれる。
文字制限から続きは後半へ。
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