今週の一首12~毎日お題より~

こんちには。近日公開予定のネプリの執筆でへとへとになっている斎藤君です。何のネプリ?あれです。夜月さんとのユニット「並列」で配布するやつです。テーマは天国と地獄、短歌連作はもちろん各々が掌編小説を2本書くという、学生街の定食屋もびっくりのボリュームでやらせていただいております。A4用紙6枚で何とか収めますのでどうかみなさん出力してください。よろしくお願いいたします。

あと2月の中頃に歌壇賞候補作の「ナイトフィッシュ」もネプリで配布しようかと思います。そっちもよろしくお願いいたします。

あ、んで今回で今週の一首はぬるっと最終回になります。次回からは連作の評をやらせていただけるようです。ぎゃんばります。

面接の順番が来て鳴り響くYESWECANCANCANCANCANCANCANCAN / ef

十二月二十三日のお題「Mー1」に投稿された一首。激流のようなとてつもない勢いに思わず顔が綻んでしまいます。おまえ、、、落ちるぞ。そのテンションでいったら、、、。曲名は言わずもがなファットボーイスリム(あぁなんて素敵なネーミング)のBecause We Canですが、これはMー1グランプリの出囃子でお馴染みですね。一度聴いたら忘れられないインパクトがある曲です。Mー1グランプリのお茶の間への浸透により、この曲を一度も聴いたことのない人の方が少ないくらいかもしれません。

就職やバイトあるいは受験の面接でしょうか。緊張感を強いられる面接であることは間違いありません。そんな局面を乗り切るために主体は頭の中で前述の曲を大音量で流して面接の行われる部屋へ入っていきます。もしかしたら無意識のうちに小走りしているかもしれません。ドアが壊れたりしないか心配です。っていうかその前に君、ノックしなきゃだめじゃね?

この歌の最大の魅力はもちろん下句の有無を言わせない勢いです。歌に勢いを出す手法はいくらでもありますが、こんな力技で読者をねじ伏せてくる歌も珍しいでしょう。個人的にこういう歌大好きです。ぜひとも役所の面接の歌であってほしい。ただ、君、未来は暗いぜ。

ちなみに私の高校の同級生に物凄い巨漢なのに細谷という名字の子がいました。まさにファットボーイスリム。笑顔が素敵な細谷君。ワイシャツにチョコをぼろぼろこぼす細谷君。いつもどこかしら骨折してる細谷君。今度同窓会で会ったらブラックサンダー早食い競争でもしようかと思います。それではまた。

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