「勝ち負け」で物事を見るのをやめる
・常に勝ち負けのフィルターでとらえる人がいる
・勝ち負けにとらわれていると不満が募る
・勝ち負けにこだわるのをやめると楽になる
「勝ち負け」を信じるから不機嫌になる
物事すべてを「勝ち負け」でしか見られない人がいます。
例えば、勝ち組・負け組という言葉があります。
これは人を勝者と敗者に分ける発想から生まれた言葉であって、典型的な
「勝ち負け」の思考パターンンに基づいた言葉です。
「一部上場企業の社員は勝ち組で、中小企業の社員は負け組」などと勝ち負けの枠組みにとらわれていると、中小企業の人は「私は負け組だ」と悲観し、不満が募ります。
勝っている人も、常に勝とうとすることでストレスを抱えます。
けれども、「大企業で働ているかどうかなんて関係ない。充実した仕事ができればいいんだ」と考える中小企業の人にしてみれば、自分が負け組だとは考えもしません。
当然、敗北っ感をもって不機嫌になることもないでしょう。
そう考えると、不機嫌になる原因は、そもそも勝ち負けとは無関係なことを、勝ち負けの枠組みで判断してしまうところにもありそうです。
自分と同じ年齢の人が、有名になって活躍しているのを見ると、一方的に負けた気がする。
同級生が近々結婚しそうだというニュースを聞いただけで、敗北感に打ちのめされる。
いずれも、一方的に自分が勝ち負けの枠組みでとらえて、一方的に自分が負けたと思い込んで、一方的に不機嫌になっているだけ。
何が楽しくて、わざわざ自分から不機嫌になろうとしているのでしょうか?
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