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【自己PRとガクチカの違いを徹底解説】理系大学院生の就活術②

就活における最初の難所、エントリーシート。
本記事ではESの頻出質問である自己PRとガクチカの書き方を解説する。


自己PR

自己PRは、自分自身が持っている強みをエピソードとともに紹介し、これからも活かせるとアピールする場である。
以下に自己PRを書く上で重要なことを挙げる。

1つ目 「自身の性格と自己PRの整合性を保つ」
あなたが「内向的で思考型の性格」なのに、自己PRで「サークルの会長としてチームを感情的に鼓舞してまとめあげた」と書いていたら全く整合性がありません。なので、企業の方からしたら、こいつ嘘ついてるなと思うわけです。上記の性格でも、「チームの中で足りていない部分を補う調整役として活躍した」だったら納得できる。

そのため、自身の性格と自己PRの内容は整合性を保つようにしましょう

2つ目 「題材は初めて読む人に魅力を与えられるものにしよう」
企業の人事の方に、あなたの魅力を伝えるのが自己PR。
私なりに思う、自己PRの良い題材の条件は以下の通りです。

1. チームの中で活躍した経験
2. あなた自身の工夫が分かる体験
3. 結果に客観的なデータを示せること、他人からの評価でもいい

例. サークルの合宿
私の強みは、物事が滞りなく進むよう周囲に気を配りながら行動できることです。大学○年の時、サークルの合宿運営に関わりました。私は運営メンバーとして主にイベントの企画を担当していました。準備を進める中で、急なトラブルにも対応できるよう余裕を持たせるためには、作業の進め方を工夫する必要があると考えました。そこで、他のメンバーと話し合い、自分が担当外の作業にも関われる部分がないか確認したところ、名簿管理の進捗が遅れていることが分かりました。そこで、自分の業務範囲を広げ、それらの作業にも積極的に関わることで、チーム全体で協力しやすい環境を整えました。その結果、合宿の2週間前にはすべての準備を終え、直前の期間を確認作業や打ち合わせに充てることができ、2泊3日の合宿をスムーズに運営することができました。さらに、合宿後のアンケートでは、「例年より準備が行き届いていた」「安心して参加できた」という声をいただきました。今後も、全体の流れを意識しながら、円滑な進行に貢献していきたいと考えています。

上記のような文章であれば、「チームの中であなたが工夫したこと、それに対する評価」を伝えることができます。みなさんも、この点を意識して自己PRを書くと客観的にあなたの魅力を伝えられる文章が出来上がると思います。

ガクチカ

学生時代に力をいれたこと、通称ガクチカは困難なことを乗り越えた経験を伝えるものだと思う。
ガクチカで重要なのは、状況をイメージしやすい論理的な文章であること。題材というよりは、分かりやすい日本語を書くことを意識してください。5W1Hの情報をしっかり書く。

例. ガクチカ 研究
私は、〇〇の研究に専念しました。
この研究は〇〇のため、〇〇の測定が難しいという課題がありました。
そこで、私は論文を読んだり、教授に話を伺ったり、〇〇、を行いました。
その結果、○○の課題を解決することができ、自身の研究を前に薦められました。
この経験から、〇〇を学びました。

上記のように、とにかく分かりやすい文章を書くのが重要です。一度、型にはめこんで書いてみるのをお勧めします。





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