マダム見習い娘のちょっと小話
自家製酵母ぱんと手づくりあんこの店
いちあん
で、パンを作っています。
マダム見習い娘です。
note 第1回目の記事となります!
訪れてくださった方
ありがとうございます( ¯ᵕ¯ )♡
毎月のいちあん通信(紙媒体のもの)に掲載している
「マダム見習い娘のちょっと小話」
最近、書きたい内容を枠内に収めることが困難になりつつありました。
そこで...
noteを始めてみました!
まだまだ探り探りな段階ですが、こちらもまたご覧いただけたら嬉しいです。
はじめましての方もぜひ、マダム見習い娘のちょっとした
小話をチラッと覗いていっていただけたらなと
思います(*´˘`*)
さてさて、早速まいりましょう♪
本日の小話は2本✌️
①マダム見習い娘と伏見の君
②しかもしっかりしかと
でございます。
①マダム見習い娘と伏見の君
京都、奈良への一人旅。
2日目、京都での出来事を少し。
東山区のオシャレなカフェを目指して
歩いていた時のことでした。
私の後ろには、同い年くらいかな
と思われる可愛らしい方が。
同じお店に行くのかな〜と思いつつも、
私は画面のマップと現在地とを照らし合わせ
歩みを進めます。
そしてお店のエントランスらしき所に到着。
しかし、扉に手をかけてみるもなかなか開かず...
先程の方とも顔を見合わせ
「.....あれっ?^^;」
「入口どこでしょうかね〜」
「この辺の方なんですか?」
などと他愛もない会話をしながら
周辺をぐるぐる散策する2人。
やはり、最初の扉が入口のようでした。
今度は少し強めに押します。
すると、少々重たい扉が左にスライドしました。
「開きましたね!良かった〜」と喜び、ホッとする
見習い娘&伏見の君。
落ち着いた照明の店内には
木を基調としたテーブルと椅子。
コンクリートで設えられた壁もなんだか温かな雰囲気。
お会計を済ませた私は、スクエア型のテーブルが粋なお席を選び、腰をかけます。
すると、
「良かったらご一緒してもいいですか?」
と、先程の伏見の君。
「もちろんです!」
と、思わず顔がほころぶマダム見習い。
2人が仲良くなるのに時間はかかりませんでした。
途切れることのない会話。
あっという間に過ぎていく時間。
ただただ味わいます。
濃厚なチーズケーキのように、濃くも儚いとき。
駅までご一緒した伏見の君との別れは
なんとも名残惜しく。
互いに手を握り、感謝を述べます。
そしてまた、それぞれの道へ。
どうぞお幸せに。
一期一会とはまさにこの事だなと。
どこかで再び出会えることを願いながら。
旅の記憶って、人との交わりがすごく鮮明に残るんです。
もちろん、美味しいご飯や美しい景色も情景として浮かびますが。
彼女と過ごしたほんの1時間のことが、私の心の中に大切にしまわれているんだなと自分自身でそう思うのです。
1億2千万人のうちの一人と一人の人間が、
人生の中のたった1時間だけ交わり、
また別れていく。
不思議だけど幸せで難しいけどあたりまえ。
一瞬だけど濃く深く私の中に刻まれた出来事。
敢えて、連絡先は交換しませんでした。
この一瞬の出会いを、このままの形で心に留めておきたいと思ったからです。
旅を通して人と関わることの楽しさ、面白さ、寂しさ、儚さ、深さ。
一言では言い表せない魅力が旅にはあるなと思いますし、まだ自分の知らない世界を、この目で見て、耳で聞いて、嗅いで、味わって、肌で感じて、五感を使って経験したいなと思うのです。
そして私も、いい出会いだったな〜と思ってもらえるようなそんな人間になりたいなと考えてみたりもするわけです。
②しかもしっかりしかと
さて、一人旅最終日。
奈良公園に向かいます。
目的はズバリ、鹿さん!🦌
美脚、美尻の持ち主、
そしてつぶらな瞳に長いまつげと美しい毛並み。
誰もが一度は憧れるのでは....笑
京都駅からJR奈良線で1本。
奈良駅に到着です。
少し雨がぱらつきましたが、商店街を通り抜け
お目当ての奈良公園へ。
興福寺の階段をのぼるやいなや、、
いました!🦌
こんなに近くで見れる喜び
案外早くに出会ってしまった驚き
早く一眼レフに収めたいという焦りから
自ずと鼓動が早まり
返事をくれるはずもないのに沢山話しかけます。
マダム見習い娘:「おはよ〜!今日は曇ってるね〜」
鹿:「.......」
マダム見習い娘:「あなたたちスタイルいいわね〜」
鹿:「.......(ドヤッ)」
マダム見習い娘:「鹿せんべいは持ってないからね〜」
鹿:「.......(観光客め)」
とまぁきっとこんな感じに。笑
ハエが体に止まる度、ふるふるっと揺れる耳や胴。
それがまた愛おしくてたまらない。
長い4本の脚をゆっくり前に動かし、
ゆったりと歩行する姿。
なんだか魅力的に映りました。
しかし!🦌
先程も申し上げた通り、
鹿せんべいは買いません!
追いかけられるのは、得意ではないのです。笑
何においても、
「距離感」というのは
大事な要素のうちの一つですよね。
自然や歴史、文化を楽しみ、
ココロとカラダの喜ぶ食を味わい、
新たな出会いとともに人の温かい部分に触れ、
旅は始まる前も終わったあとも
しっかり、自分の中にあるものですね。
長くなりました。
ご覧いただきありがとうございます♪
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