沼漬け女のInstagram①話
沼漬け女達はホストを彼氏と呼べず『担当』と呼ぶ。ホストは女達を『姫』と呼ぶ。沼女達は互いを『被り』と呼ぶ。ホストはこの被り同士を競わせる。インスタストーリーで店の様子を毎日実況する。沼女達は自分以外の被りが金を使う姿を見て発狂する。ホストは言う「〇〇ちゃんが身を削って頑張ってくれてるからおれが輝けるんだ。ありがとう、大好きだよ。」ホストは最も金を使う女との時間を、最優先させる。「おれも本当は君との時間を増やしたい。だからもっと頑張って。」ホストは営業外の時間は沼女たちを、食事や旅行に連れ出し、褒め讃えては励まし続ける。養分達を枯らさないために必死だ。自宅にも招き入れ、寝食を共にする。擬似彼女のシュチエーションを維持しようと、24時間手を抜かない。沼女達はホストが紹介する店で働かされる。養分達が仕事を何日、何時間入っているのかを管理する。養分が精神を崩壊させては、体を売り稼ぐ金からも数%のマージンが毎月ホストに入る。沼女達はホストに全てを吸い尽くされる。ホストは養分達とのLINEやSNS投稿に目を見張り、自分の店以外で金を使っていないか監視する。沼女達は抗うつ剤や酒で全てを拭おうとするもそれは叶わず、みるみるうちに廃人と化す。養分達がそうなる前に夢を見させて、稼がせ貢がせる。貢がなければ、紹介先の仕事を取り上げる。一度水商売に浸かり精神崩壊して、金銭感覚も狂った女達は普通の仕事に戻ることは出来ない。大好きな担当と派手な暮らしをしながら数百万を稼いでは全てを溶かす日々。この生活が輝かしくて仕方ない。沼女達は悩み続ける。『何のために…』いくら金を手にしても全てを吸い取られる。収入も貯金も全て。薄々と気づき始めたころ、ここからが本当の地獄の始まりである。身も心もズタボロになってもうこれ以上は頑張れない。。。店内でシャンパンを開けた時に涙が溢れた。そんな時に他の席では、
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?