1999年11月6日(土)
【黒髪祭:前田 法重・原田 公司・中尾 智史・本田 仁・水井 華代】
「それでは本田と水井さん。大量の差し入れありがとう。カンパーイ」
すでにかなり酔っ払っている原田 公司の元気な乾杯の声がテントに響き渡った。ここは冒険者組織北地区に建てられたテント。本日も前田 法重はここでずっとアルコールを体内に流し込んでいる。昨日からここで飲みながら夜を明かしたのは前田と本田 仁の2人であったが、朝8時ぐらいには原田が合流し、3人での朝飲みが開始される。すると本田の携帯電話に水井 華代から電話があり、スロットに誘われたのである。この状況なので断ろうと考えたが、前田と原田がせっかくのお誘いなので行って来ればいいと言ってくれたのである。そこで本田は勝ってお酒やつまみを大量に勝ってくる事を約束して水井の誘いに了承したのである。ちなみに本田はこの時点でお酒を飲んでいるので車を運転することができない。そこで今日は水井に運転をお願いすることにした。赤門前まで拾いに来てもらい、そこから『大劇』長嶺店へと向かったのである。ちなみに、水井はヘビースモーカーなので自分の車だと当たり前のようにタバコを吸う。車内はタバコの煙で充満しているが気にしない。何故なら彼は本田だから。
「大丈夫ですか?結構飲んでそうですけど」
「飲んでるのはいいんだけど、寝てないんだよね」
この時間にアルコールが残って運転できないという話だったので、どれぐらい飲んでいるのかが分からないが、表情を見ると少しきつそうな感じを受けた水井が体調を気遣い、それに本田は大きな欠伸をしながら返事を返す。昨日は他のメンバーが帰った後も、前田と2人で漫画やアニメ、スロットの話で盛り上がり、なかなか寝るタイミングを掴めなかったのである。そのまま夜を明かすと原田がやってきたので、完徹状態なのである。この後は『大劇』に着いて入場券を取得し、時間になって店内に入店した。本田は睡魔と戦いながらも朝一に座ったアステカを1日打ち続け、途中うとうとしながらも+4000枚を獲得し、大量のお酒とつまみを買って黒髪に戻ってきたのである。ちなみに水井も大花火で勝負をし、+3000枚程度獲得することができた。それで現在は水井も含めて5人で酒を酌み交わし、楽しい黒髪祭2日目の夜を迎えているのであった。