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2025年2月18日(火)《GB》

《お世話になっているnoter様にリクエストした絵を描いて頂きました。感動です。気になる方は番組の最後に》
【戦士鍛錬場ロッカールーム:前田 法重・原田 公司・中尾 智史】
「あれ、前田さん背中どうしたんですか?」
「背中?どうもしてないけど」
 ロッカーで着替え中に原田 公司からかけられた言葉に、前田 法重は簡単に返事を返した。ここは戦士鍛錬場ロッカー。前田と原田、中尾 智史は先程まで午前中の鍛錬を行っており、鍛錬が終了してシャワー室でシャワーを浴びた後、現在はロッカーで着替え中である。このタイミングで前田の背中に異変を感じた原田が声をかけてきたのである。
「本当だ。前田さんいつの間にかタトゥー入れたんですか」
「入れてねえよ。何、何かあるの?」
 話を聞いて確認に来た中尾も背中を見て言葉を漏らし、それを聞いた前田は返事をした後で大きな鏡がある場所へと移動する。
「本当だ。何だこれ。全く気づかんかったわ」
 鏡に映った自分の背中を見て前田は驚きの声をあげる。本当に知らなかったみたいなので、先程中尾が疑問を呈したタトゥー説は否定された。
「さすがにあざではなさそうですし、どう見てもタトゥーなんですが」
 再度背中をしみじみと見ながら原田が感想を口にする。今原田はどう見てもタトゥーと口にしたが、実際はしっかりとタトゥーを身近で見たことはないので、本当のところは良くわからない。ただこのような発言を平気で出来るところが原田の真骨頂と言えるだろう。
「背中に浮かび上がる謎の痣、ホラー小説っぽいですね」
「不気味なことを言うのはやめれ」
 タトゥーではなく、急に模様が浮かんできたのであれば、考えられる状況を中尾が口にし、それに前田は否定的な返事を返す。小説や漫画では急に体に紋様が浮かび上がる表記は良く見かける。何かしらの能力が発現したりした場合にこうなることが多い。であれば前田も何かの能力が発現したとも考えられるのだ。
「もしかしたらボス亜獣を倒す要素の1つかもしれないですね」
「鬼滅の刃の痣みたいなものかもしれません」
 この時期に発生した現象であるので、今話題の亜獣王に関連する可能性を原田が口にし、痣であれば、有名漫画アニメ“鬼滅の刃”で表現された、身体能力を飛躍的に向上する際に発現するものである可能性を中尾が述べたのであった。

東南さん。素敵な絵をありがとうございます!

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