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2024年11月14日(木)《GB》
《67期は奇数期だからかあまり話に出てこないですね。一応4部隊残っているので今後に期待》
【僧侶鍛錬場:加納 洋平・北村 江里・松尾 元子】
「あ、出来た」
手のひらに発現させた光球が桃色だったのを確認した加納 洋平が思わず言葉を漏らした。ここは午前中の僧侶鍛錬場。本日もたくさんの僧侶が鍛錬を行っている。67期生の僧侶である加納と北村 江里、松尾 元子は一緒に鍛錬を行っており、現在は
桃色の光球発現を目指して鍛錬を行っている。先程まで教官の山内 亜弓が71期の指導の合間に様子を見に来ており、そろそろ桃色球が出そうな雰囲気であるとは話をして行ったのである。これを聞いて一段と気合が入った3人は、集中して鍛錬を行い、たった今加納の手のひらに桃色球が発生したのである。
「加納くんおめー」
「やっぱり加納くんかー」
軽く拍手をしながら北村と松尾が祝福する。それに対して加納は軽く頭を下げることで感謝の意思を表す。
「何だろう。確かに今までの色と出る時の感触がちがうんだよね」
こう言いながら加納は桃色の光球を出したり消したりしている。1度発現に成功すれば、簡単に出来る様になるのは今までと同じである。
「どんな感触ー?」
桃色の光球発現の感触について北村が質問する。これを聞いて加納は考える表情を浮かべて返事を返す。
「なかなか言葉にするのは難しいなあ」
こう言葉を漏らして、再度思考を始める。
「うーん。何か白とか緑と比べてイメージ的には大きい光球がニュルって発現する感じ」
再度桃色球を出しながらその感覚を言葉にする。これを聞いた北村と松尾はそのイメージで光球発現を試してみる。
「あ、出た」
北村の手のひらの上に桃色球が発現し、満面の笑顔を浮かべる。それを横目に見ていた松尾の手のひらの上にはいつもの緑球が浮かんでいるのだった。