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1998年10月24日(土)
【道:前田 法重・中島 一州・原田 公司・富田 剛・大塚 仁・中尾 智史・本田 仁】
「セクシャルハラスメントNo.1〜♪」
「バイオレットですね」
酔いが回って目を瞑った状態で思わず口ずさんだ富田 剛の歌を聞いて、大塚 仁が瞬時に突っ込みを入れた。ここは居酒屋『道』。本日もたくさんの客で賑わっている。前田 法重とその一味達もいつものように飲み会を行い、ひとしきり飲み進めているので、すでにまったりとした時間になっている。先程富田が口にしたのはセクシャルバイオレットNo.1という曲を少し変えたものであり、最近どこかの大学でセクハラをして問題になった教授のニュースを見たらしく、それで思いついて歌ったようだ。
「やはり富田さんがNo.1ですかね」
「いやいや、俺よりも上がいるでしょう」
セクハラの話題となり、今歌を歌った富田がNo.1のセクハラ男であるという提言を中尾 智史が行い、それに対して富田は否定的なセリフを発する。そしてテープルの周りに座っているメンバーを見て、誰がNo.1セクハラ男かを吟味する。
「意外とセクハラしそうな人はいないですね。やっぱり俺なんかな」
「まあでもトミーもあまりセクハラをするイメージはないけどね」
一人一人確認をした結果、自分以外はセクハラをしそうにないことを認識して富田が言葉を発し、それに対して中島 一州が自分の考えを述べた。
「でも俺小さい頃の夢はプロセクハリストになることだったんですよね」
「何すかその職業」
しみじみと言葉をもらした富田の言葉を聞いて、軽くため息をつきながら本田 仁が突っ込みを入れたのであった。