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1999年10月21日(木)
【魔術師鍛錬場:細川 舞美・佐村 亜香里・松島 明日香】
「えっと、木曜日は高松さんと島さんそして大河原さんも探索日なので、基本的に合同で鍛錬を行います。私は>>1さん部隊の細川と言います。よろしくお願いします」
「そして私が華撃団Ⅲ部隊の左村です。よろしくね」
目の前の20期21期の魔術師たちに対して細川 舞美と左村 亜香里が挨拶を行った。ここは午前中の魔術師鍛錬場。本日もたくさんの魔術師が鍛錬を行っている。一昨日から既存メンバーと合流した21期生達であるが、部隊編成と探索曜日が設定されたことにより、師匠制度の担当も設定された。相変わらず師匠は細川、左村と高松 準也、大河原 美沙、島 可南子の5名であり、この5人に20期と21期の冒険者が1名ずつ弟子として設定されている。各自探索曜日が決まっているので、理想的には師匠と弟子の探索日を同じにすれば、システム的に上手くいくのであるが、師匠の5名中3人が木曜日に探索を行うので、どうしても師匠と弟子のスケジュールにズレが生じるのである。そこで木曜日だけは20期21期全体で鍛錬を行うことにし、それを細川と左村で指導するような形を取っているのである。ちなみに20期はすでに探索を開始しており、ターンエー期待十分部隊の吉山 晋也が木曜日探索なので、本日は20期と21期合わせて9名が集合しているのだ。
「それでは各自鍛錬を開始してください」
この細川の合図を聞いて20期21期生達はそれぞれ鍛錬を開始する。細川と左村も彼らに注意を払いながら自身の鍛錬を進めていくのである。この後しばらく集中して鍛錬を行い、1時間過ぎたあたりで一旦休憩を入れる。すると休憩中に教官の松島 明日香がやってきたので、状況を引き継いだ上で残りの時間のフォローを松島に任せることにする。そして細川と左村の2人は休憩明けの残りの時間を自分の鍛錬の時間に当てたのであった。