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2000年2月17日(木)

【戦士鍛錬場:佐山 友也・鹿野 光宏・野川 文枝・円 隆弘・河瀬 怜美・浦上 弓恵】

「たぶん避けれれば避けて、避けれないなら喰らって、喰らえないなら受けるじゃないかな」
「でも実は受けるが1番安全っぽいけどね」
 戦士の防御方法について佐山 友也が持論を述べてそれに野川 文枝も自分の考えを述べた。ここは午前中の戦士鍛錬場。本日もたくさんの戦士が鍛錬を行っている。21期の戦士としてだいぶ自分の防御タイプが固まってきたサクラ大戦はすみれ推し部隊と知恵だ勇気だ!メダロット部隊のメンバーたちは、朝から一緒に模擬戦等を行っており、休憩中の現在防御タイプについて話をしているのである。自分に合った防御タイプを試行錯誤しながら選別し、現在サクラ大戦部隊の佐山は予知系、鹿野は全喰系、野川は神技系を選び、メダロット部隊の円は起源系、河瀬は神技系、浦上は予知系を使用している。ただまだ自分の選択が完全に正解との自信を持てるとこまでは行ってなく、今後変更する可能性も僅かながら存在する。その防御タイプについての論評を行っていたのである。
「1番才能が必要なのが予知系だよね」
「次が神技系と全喰系かな」
 すべての防御タイプの中で1番人を選ぶタイプが予知系であることを円 隆弘が口にし、その後にくるのが神技系と全喰系だと考える河瀬 怜美が言葉を続ける。おそらく理論上極めれば最強だと言われている予知系であるが、これについては誰でも使用できるわけではなく、才能という努力ではどうしようもない能力が必要である。次に強い神技系と全喰系も才能の良し悪しが関係するが、こちらは努力で何とかしようとすればならないこともないのだ。そして予知系と神技系にはどうしても向かない場合において、避ける人を選択するのであれば起源系にするしかないのである。ただ、起源系が防御方法として予知や神技に劣っているかと言えばそうではなく、成長曲線は逆に予知系や神技系よりも早く成長することができる。ただ、究極に極めるレベルまで達すると予知系、神技系、起源系の順になってしまうのである。
「でもまあどれを使うにしろ極めるまではいかないからね」
「結局は努力したもん勝ちやな。良し再開すっべか」
 どの防御方法を選んだとしても、成長途中レベルではあまり相違がないことを浦上 弓恵が口にしたタイミングで鹿野 光宏が休憩を終えることを提案したので、全員席を立って模擬戦場所へと移動を開始したのであった。

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