1999年8月19日（木）

【ゲームプラザ：鳥海　新一・大和田　廣・大宮　弘典】

「そろそろどっか行くかね」
「ビリヤードでもしようか」
　グラディウスⅣがゲームオーバーになったタイミングで鳥海　新一が言葉を漏らし、それに大和田　廣が返事を返した。ここは白山通りにあるゲームセンター『ゲームプラザ』。熊本にたくさんあるゲームセンターの中でもゲームレベルが高い場所であり、ハイスコアを目指すようなガチゲーマーが集まる場所である。鳥海と大和田、大宮　弘典は別にガチゲーマーではないが、ここの雰囲気が結構好きなので、たまにやってきてはビデオゲームを楽しんでいる。そしてしばらくゲームを堪能した後は近くにある複合施設『スポラ』へと移動するのが常である。『スポラ』も1階はゲームセンターなので、初めからそこで遊べば途中で移動する必要もないのであるが、そこは『ゲームプラザ』の雰囲気を定期的に味わっておきたいという気持ちが勝ってしまうのである。ちなみに『スポラ』は1階のゲームセンターの他にボウリングやビリヤード、バッティングセンターなどがあり、遊ぶのであればここでほとんど事足りるのである。
「じゃあ移動するか」
　こう言って3人は駐車場へと向かう。正直『ゲームプラザ』から『スポラ』までの距離は十分歩いていけるのであるが、車で来ている以上移動させないわけにもいかないのである。この後は車で移動し、『スポラ』の1階駐車場へ車を停める。そして店内に入った時に一瞬ボウリングにも気持ちが動いたが、当初の予定通りビリヤードを楽しむのであった。