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ノクチルで学ぶノクチルカ

皆々様々ご機嫌よう
プロデュース、好調ですか?
今回も素人が徒然なるままに書き殴る駄作ですがお付き合いいただけると嬉しいものです。



*注意*
ひとつ言っておくとこの記事はここが本編ってところを書きたいためのもので他は蛇足です。

あのユニット名ってなんなんすかね

私は樋口円香やらせてもらっている者なので必然的にノクチル関連の記事を書く事になる訳ですが、そうなると当然読者の方々もノクチル関連の方が中心になって来るかと思います。
そして勿論、熱心なプロデューサー諸氏ならばノクチルというユニットについて熟知しているはずです。

そんな皆様ならば当然
$${\textit{”Chill Out・Nochilluca"}}$$
この語源についても各々の解釈があるものと存じます。
しかし、ここで今一度ノクチルの原点に立ち返るべく一度ある生物について整理して行こうじゃありませんか。

基本情報

皆様はこのプランクトンをご存知だろうか?

この破裂寸前のクラゲみたいなものの学名はなんと

$${\textit{Noctiluca scintillans}}$$
そうノクチルカなんです。
おそらくユニット名の元ネタであろうこの生物について皆様と理解を深めるべくまずは基本的な分類学の扱いを見て行きましょう。
この生物は渦鞭毛植物門に属す、渦鞭毛藻類であり、しばしば渦鞭毛藻類の代表格として語られるような事も珍しくないです。
細かく書くとこんな分類だそうで(wikiから引っ張ってきただけなので信頼性は悪しからず)
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
階級なし : ディアフォレティケス Diaphoretickes
階級なし : SARスーパーグループ Sar
上門 : アルベオラータ Alveolata
門 : 渦鞭毛植物門 Dinophyta
綱 : ヤコウチュウ綱 Noctiluciphyceae
目 : ヤコウチュウ目 Noctilucales
科 : ヤコウチュウ科 Noctilucaceae
属 : ヤコウチュウ属 Noctiluca
種 : ヤコウチュウ N. scintillans

渦鞭毛藻ってなんなんすかね

いきなり渦鞭毛藻とかいっても馴染みのない方も多かろうというとおもうのでまずはそこから整理して行まいりましょう。
その名の通り最大の特徴は縦横2本の鞭毛です。
この鞭毛はそれぞれ異なった構造を有しているために推進力にも違いが生まれ、自由自在な遊泳を可能としているんだそうであります。
またその鞭毛と同じように縦溝と横溝を持つんだそうです。
例外は勿論有りますが体表には鎧板という頑強な構造体が並び、かなり強固にその形態を保持します。

この画像なんかは溝が分かりやすい

また渦鞭毛"藻"とか言いながらその約半数は光合成能力を持たないことが知られています。(名前詐欺すぎんかこいつら。
まあ実際動物としての彼らは渦鞭毛虫類とも呼ばれています。
また光合成能力を持つものでも捕食行動をしたりするものが多いグループだそうで、藻類界の異端児感を醸し出してます。(ノクチルもアイドルの異端児感あるけど
ほかにもサンゴの共生とか面白い話はありますがそろそろ次に行きましょう

ヤコウチュウってなんなんすかね

馬鹿みたいに膨らんでいるのは液胞らしい

今一度ヤコウチュウの姿を見てみましょう。
先ほど渦鞭毛藻の特徴をお話ししましたが、こいつは横溝なんてものは退化しておりこの画像ではよく縦溝も見えず、鞭毛もよく分からない(目立っているのは鞭毛じゃなくて触手) 状態です。
こいつらなんで渦鞭毛藻の代表面してんだ…。
一応細胞口のある窪みが縦溝であり触手の生えるところが縦溝の後端であるという解釈があるらしいですね。(参考文献を参照のこと)
あとこいつらは光合成能をもたない肉食系です。
肉食系樋口とかいいね、誰か書いてよ、二次創作。

光り輝くのはどのノクチルも同じってね

ここで一度学名とその由来を復習しましょう。
$${\textit{Noctiluca scintillans}}$$
$${\textit{noctis}}$$
$${\textit{lucens}}$$

それぞれ上から、学名、夜、発光する、という意味のラテン語であり、下二つが学名(属名)の由来とされています。
和名も”夜光虫”ヤコウチュウですからね。
なので皆様が知るのはこの姿でしょう。

やは~ノクチルすごい~

ルシフェリン・ルシフェラーゼ反応の幻想的な発光こそノクチルの象徴であり、その輝きを、ユニットが持つ魅力にたとえたのだと、この画像をみていると確信できますね。

あとこれを見ている学生、ルシフェリン・ルシフェラーゼ反応は覚えてけ、共テにでたぞ!

4番がそう もののあはれを感じるね

赤潮、ここが本編

そんな訳で夜の夜光虫は有名ですが、昼間の姿は意外と知らないものです。なんで一度見てみましょう。

淡赤色ですね

淡赤色のプランクトン。
これが海に広がると、そう赤潮になります。
おんなじ生物が昼と夜で全く別の存在とみられるのは、面白い話です。

でも淡赤色といえば、淡青色といえば、皆さん思い出すものがあるはずです。

私が樋口に沼った理由
ふつくしい…

そう、それぞれ樋口と浅倉のメンバーカラーです!
これ偶然ですか?
私はそう思えなかったから記事書いてます。
そもそも昼と夜は二項対立の概念として便利すぎますし、樋口と浅倉はノクチルの相異なる両側面としても(排他性とモラトリアム的自由)見ることができます。

いつまでも味がするスルメのような一コマ

それに、こんなセリフに象徴されるように両者は同一の存在としてあろうとするような姿も見ることができます。
だからこの概念、単なる二項対立の象徴としても、樋口と浅倉の同一性の象徴としても見れるんですよ。
なんでだれかこれでとおまど書いて。

余談

noteなんでイタリック体ないんだ!切れるぞ!

参考文献

高山晴義、ヤコウチュウの研究―.触手と桿状体の機能、藻類、昭和58年3月20日、第31巻、 第1号、P44-50

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