桜井日奈子デビュー10周年の軌跡/10年の歩みに咲いた花
※この記事で使用している画像・動画は、ツイッター(現X)やインスタグラムからの引用・埋め込み、所属事務所やイベントの関連企業やグループが動画サイトにアップしたものなどnoteでの使用が公式に許可されているもの、各サイトの共有機能、を利用しています。
桜井日奈子
桜井日奈子(さくらい ひなこ)。
インセント所属の女優。
ドラマ『ふろがーる!』『ごほうびごはん』
映画『ママレード・ボーイ』『殺さない彼と死なない彼女』などで主演。
モデル・タレントなど、マルチに活動中。
Road to 桜井日奈子10周年
2014年7月に開催された『岡山美少女・美人コンテスト』をきっかけに芸能活動を始めたひなちゃん。デビュー直後に『岡山の奇跡』と賞されて大きな話題となったのもまだ記憶に新しいですが、2024年7月21日、めでたく10周年を迎えました。1年間続けてきたこの『Road to 桜井日奈子10周年』の企画も、今回がラストになります。
ラストは、特別編の第2弾。前回の第1弾では、『女優デビュー8周年の軌跡』と題し、ひなちゃんが出演した映画・ドラマ・舞台と、その時の彼女の言葉を中心に振り返りました。今回は女優のお仕事だけでなくCMやモデルの仕事も振り返り、そして、そのとき桜井日奈子に携わってきた人たちの言葉を振り返ります。
2014.7.21 『岡山美少女・美人美人コンテスト』グランプリ受賞
2014年7月21日、岡山市の@SANTA HALLにて開催された『岡山美少女美人コンテスト』にて、一人の少女がグランプリを受賞します。
後に『桜井日奈子』の名で芸能活動をスタートする少女。幼いころから父親の影響でバスケに打ち込み、芸能界にはあまり興味がなく、コンテストの副賞だった東京ディズニーリゾートが目的だったと言います。
このコンテストに出場し、後日ひなちゃんとお仕事をご一緒する菜那さんという方が、グランプリを獲得したひなちゃんについて当時ブログに綴っています。
このコンテストでグランプリを獲得したひなちゃんは、事務所に所属して芸能活動を開始します。
2014.9.30 『岡山美少女図鑑Vol.18』発行
2014年9月30日、フリーペーパー『岡山美少女図鑑Vol.18』にひなちゃんが登場しました。現在私が確認しているひなちゃんの最初のお仕事です。
さらに、12月20日には同誌のVol.19にも登場。撮影は先ほどの菜那さんとふたりで行われました。
こうして芸能活動を始めたひなちゃん。当初は岡山のショッピングモールでのファッションショーに出演したり、セールのポスター撮影をしたりと、地元岡山を中心に活動していましたが、デビューからわずか半年、大きな転機が訪れます。
2015.5.28 『LINEミュージック』WEB CM公開
2015年5月28日、定額制音楽サービス『LINE MUSIC』のWEB CMに抜擢されたひなちゃんは、ネットを中心に「あのカワイイ子は誰?」と大きな話題に。
当時は、『1000年に一人の逸材』のキャッチコピーでブレイクした橋本環奈さんを皮切りに、ネットで話題となった美少女が大注目されていた時期。ひなちゃんも『岡山の奇跡』というキャッチコピーと共に注目されることになりました。
このWEB CM出演がきっかけで注目を浴びたひなちゃん。その人気はネットだけにとどまらず、テレビ業界にも広がります。
2015.7.18 『白猫プロジェクト』テレビCM放映開始
『LINE MUSIC』のWEB CM出演から2ヶ月後の2015年7月18日、コロプラ『白猫プロジェクト』のテレビCMの放送が始まります。
初期のひなちゃんが出演した代表的なCMのひとつで、高校のサッカー部を中心に『白猫プロジェクト』を通じた青春模様が描かれています。
初期はサッカー部のメンバーが中心のCMでしたが、8月1日にはひなちゃんがメインとなるバージョンが公開。やがてひなちゃんを中心に制作されるようになりました。
そして、もちろんあのCMのことも忘れてはいけません。
2015.7.25『いい部屋ネット』テレビCM放映開始
『白猫プロジェクト』のCM放送開始から1週間後の2015年7月25日、大東建託『いい部屋ネット』のテレビCMの放映が始まります。
わずか15秒の間にひなちゃんの魅力を詰め込んだ傑作CM。私がひなちゃんを知るきっかけとなったのもこのCMです。
ネットで話題の新人、桜井日奈子さんが歌って踊る 『いい部屋ネット』新CMが7月25日(土)に放映開始!
ひなちゃんが出演する『白猫プロジェクト』と『いい部屋ネット』のCMはともにシリーズ化され、初期のひなちゃんを代表するCMとして長く放送。桜井日奈子の名前は一気に全国レベルへ広がったのでした。
そして、これらのCMに出演したことをきっかけに演技や表現することに興味を持ったひなちゃんは、『女優』になることを夢見はじめます。
この夢は、すぐに実現へ向かうのでした。
2016.2.15 舞台『それいゆ』出演決定。
2016年2月15日、ひなちゃんは、5月から大阪・東京で上演される舞台『それいゆ』への出演が決定します。
『それいゆ』は、戦後同名の女性雑誌を創刊した画家・中原淳一の生涯を描いた物語で、ひなちゃんが演じるのは、中原の作品のファンで女優を夢見る女子学生・大河内舞子。当時のひなちゃんと通じる役でした。
この舞台にひなちゃんを抜擢したのは、演出を手掛ける木村淳さん。舞台『それいゆ』には「ひまわりのような少女が不可欠だった」と言います。
まさに大抜擢となったこのキャスティング。ひなちゃんは『女優』
という職業のドア開けます。
2016.3.22 岡山県PRムービー『岡山三部作』公開
2016年3月22日、ひなちゃんの地元岡山のPR動画『岡山三部作』が公開。高校を卒業し地元岡山を離れ上京するなど、当時のひなちゃんの姿と重なる作品です。
このCMで桃太郎役を務めたのは同じ岡山出身の前野朋哉さん。CM内ではひなちゃんがバスケのフリースローをするシーンがあるのですが、その時のひなちゃんの印象を、翌年の2017年3月に公開された長編アニメーション映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』でのスペシャル対談(※)で話しています。
幼いころからバスケに打ち込んできたひなちゃん。たった2回のシュートでも、ひなちゃんのバスケにかける思いが伝わり、強く記憶に刻まれるのかもしれません。
※ひなちゃんは映画『ひるね姫』には出演しておらず、映画の舞台である岡山出身者同士の対談です。
2016.5.26 舞台『それいゆ』開幕、桜井日奈子女優デビュー
2016年5月26日、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて、舞台『それいゆ』の幕が上がます。
ひなちゃんにとって初めての舞台。稽古では役に悩んだりセッションでパニックになったりもしましたが、主演の中山優馬さんら出演者のみんなに支えられ、この日、ひなちゃんは無事女優デビューを果たしました。
『それいゆ』にひなちゃんを抜擢した木村淳さんは、翌日のインスタグラムにこう綴っています。
舞台『それいゆ』は5月29日まで大阪、6月1日から5日まで東京で上演され、無事幕を下ろしました。
その後、同年7月にはドラマ『そして、誰もいなくなった』、10月にはドラマ『ラストコップ』と、立て続けにテレビドラマに出演。ひなちゃんは女優の道を歩みはじめたのでした。
2016.9.1 人材派遣会社『GROP』CM放映開始
2016年9月1日、岡山の人材派遣会社『GROP』の新CM『新しい日々へ』篇に、ひなちゃんが出演・放映開始。新しい日々への不安や希望を表現したCMです。
岡山の小さなコンテストから数年。様々なCMやドラマに出演するようになったひなちゃんは、まさに『希望の象徴』にぴったりな女優だったと言えます。
2018.4.27 映画『ママレード・ボーイ』公開
2018年4月27日、ひなちゃんが主演を務める映画『ママレード・ボーイ』が公開されます。
『ママレード・ボーイ』は、1990年代にコミックやアニメで大ヒットした作品で、ひなちゃんが演じるのは主人公の小石川光希役。映画主演はもちろん、役に合わせて髪を切るなど、初めてづくしの作品でした。
この映画でもう一人の主人公・松浦遊役を演たのは吉沢亮さん。完成披露試写会の舞台挨拶にて、記者から撮影時のひなちゃんとの関係を問われた際、「ずっときゅんきゅんしていました」と話しています。
ひなちゃんに魅了される人は、吉沢さんだけではありません。
2018.11.9 映画『ういらぶ。』公開
2018年11月9日、映画『ういらぶ。-初々しい恋のおはなし-』が公開。同年4月に公開された映画『ママレード・ボーイ』と同じく人気少女マンガを実写化した作品で、ひなちゃんはヒロインの春名優羽役を務めました。
この映画で主演を務めたのは、当時アイドルグループ・King & Princeのメンバーだった平野紫耀さん。ひなちゃんと初めて会ったのは舞台『それいゆ』を観劇した時で、その時はひなちゃんに対し「クールなイメージがあった」そうです。
しかし、『ういらぶ。』で共演し、そのイメージは変わったと話します。
平野さんをはじめ『ういらぶ。』の出演メンバーである玉城ティナさんや磯村勇斗さんたちの活躍には、ひなちゃんも刺激を受けたと話しています。
2019.1.19 ドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』放送開始
2019年1月19日、連続テレビドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』が放送開始。ひなちゃんはヒロインの種田繭役で出演しました。
『僕の初恋をキミに捧ぐ』は、20歳まで生きられないと宣告された少年と、幼馴染の少女の切ない恋を描いた少女マンガで、ヒロインの繭は、気が強く傍若無人で喧嘩っ早いが才色兼備で他人思いな性格。ドラマを手掛けるテレビ朝日プロデューサーの神田エミイ亜希子さんは、ひなちゃんにオファーした理由を次のように話しています。
また、このドラマには、Eテレ『沼にハマってきいてみた』にて曜日別でMCを務めていた松井愛莉さんも出演。現場ではあまり同じシーンは無かったそうですが、お互いに「同じにおいを感じた」と言います。
ひなちゃんには男女問わず虜にする魅力があるんですね。
2019.6.14 FODドラマ『ヤヌスの鏡』配信・主演決定
2019年6月14日、FOD配信ドラマ『ヤヌスの鏡』にて主演を務めることが発表されました。
原作は1981年連載のマンガ作品ですが、恐らくそれより有名なのが1985年のドラマ版。大げさなナレーションやセリフが話題の『大映ドラマ』のひとつで、『不良少女と呼ばれて』や『ポニーテールは振り向かない』と並び称される伝説のドラマです。
ひなちゃんが演じるのは主人公・小沢裕美(ヒロミ/ユミ)。優等生のヒロミと不良少女ユミの二重人格という設定で、気弱でおとなしい少女と凶悪で冷酷な少女の正反対な役どころを演じ分けます。
プロデューサーの清水一幸さんは大映ドラマ版の『ヤヌスの鏡』に夢中になった世代で、「優等生と不良少女の二役を演じ、変わる主人公の姿にドキドキしたのを覚えています」と語ります。
映画『ママレード・ボーイ』から少女マンガのヒロインを演じることが多かったひなちゃん。しかし、その魅力は可愛らしさや華々しさだけではありませんでした。
11.15 映画『殺さない彼と死なない彼女』公開
2019年11月15日、映画『殺さない彼と死なない彼女』が公開。twitter発の人気コミックの実写映画化で、ひなちゃんは主人公でヒロインの鹿野なな役を務めました。
『殺さない彼と死なない彼女』は、『ママレード・ボーイ』や『ういらぶ。』などと同じコミック原作の実写映画化ですが、ひなちゃんが演じる鹿野ななは、死にたがりでリストカットを繰り返すなどの闇を抱え、これまでの少女マンガヒロインと全く異なる役どころです。
この映画でW主演を務めた小坂れい役の間宮祥太朗さんは、ひなちゃんの印象について「すごく生真面目な方」と言います。
さらに、別のインタビューでは、記者から「映画で特に見てほしいシーンは?」という質問に対し、間宮さんは「最後の桜井日奈子の熱演」と答えています。
間宮さんの言葉通り、この映画のラストシーンは必見です。
2020.7.15 ドラマ『ふろがーる!』放送開始
2020年7月15日、テレビ東京のドラマ『ふろがーる!』の放送が始まります。
『ふろがーる!』は、最高のお風呂を求め、様々な入浴方法にチャレンジする姿を描いた物語で、ひなちゃんは自宅のお風呂が大好きな主人公・生実野早夜子(おゆみの さよこ)役を演じました。
このドラマが制作されたのは、コロナ禍が始まった2020年。感染拡大を防ぐためのソーシャルディスタンスや外出自粛が求められ、テレビや映画などのエンタメ業界も撮影のあり方が問われた時期でした。
そんな中、『ふろがーる!』では登場人物を極力減らし、ほとんどの撮影を室内で行うなどの試行錯誤が行われ、コロナ禍だからこそ生まれた作品となりました。
このドラマで早夜子の会社の後輩・檜山愛乃役を演じたのは小西桜子さん。登場人物が少ないこのドラマでは、殆どが桜井さんとの共演シーンでした。
そして、コロナ禍に撮影されたひなちゃんの出演ドラマで、もうひとつ忘れられない作品があります。
2021.2.12 ドラマ『マイルノビッチ』配信開始
2021年2月12日、Huluにてドラマ『マイルノビッチ』が配信となります。
原作は『マーガレット』連載の少女マンガで、ひなちゃんが演じるのは主人公の木下まいる。恋愛経験ゼロのモテない女子高生で、自分のことを『ドブス』『毒キノコ』と称して日陰で生きてきた彼女が、イケメンメイクアップアーティストのプロデュースで大変身。モテない少女の逆襲が始まる、というストーリー。ひなちゃんの少女マンガヒロインの集大成とも言える作品です。
このドラマでまいるの恋のライバルとなる松丸綾乃役を演じたのは大友花恋さん。ドラマ制作発表時には別の方が演じる予定でしたが、その方が体調不良で降板することになり、急遽代役として花恋さんが出演することになりました。
新型コロナウィルス感染拡大による撮影中断もあり、他のキャストの方々とは遅れて撮影に参加することになった花恋さんですが、クランクインの時には「私が勇気を持って飛び込むだけという環境が整っていたのでとても助かりました」と語ります。
また、ひなちゃんの印象についてはこう話します。
さらに、本作でまいるの成長を見届ける叔父さんでお姉さん(?)・木下ふわり役を演じる三浦涼介さんも、ひなちゃんの印象について「裏も表もない純粋で素直な、すてきな方」と話します。
暗く沈みがちだった時代でも、ひなちゃんは持ち前の元気と笑顔を忘れず、現場を盛り上げていたんですね。
2021.2.12 ビッケブランカ『ポニーテイル』ミュージックビデオ出演
『マイルノビッチ』配信日と同じ2021年2月12日、ビッケブランカさんの新曲『ポニーテイル』のMVが公開され、ひなちゃんが出演していることが発表されました。
『ポニーテイル』は、春をテーマに切ない恋心を描いた曲で、MVでは大学のサークル仲間だった男女2人の淡い関係が描かれています。
ビッケブランカさんがこのMVの構想を練る中で、ポニーテイルが似合う可憐な女性として、ひなちゃんの名前が挙がったと言います。
ひなちゃんは他にも、ONEW(オンユ)さんが歌う『Life goes on』のMVに出演したり、クレイユーキーズ(現OCEANS)さんの作品『A Chapter in my life about Happiness』にゲストボーカルとして出演するなど、音楽業界にも活躍の場を広げていきました。
2021.10.2 ドラマ『ごほうびごはん』放送開始
2021年10月2日、BSテレビ東京にてドラマ『ごほうびごはん』の放送がはじまります。
原作は『週刊漫画TIMES』に連載されたこもともこ先生原作のグルメマンガ。社会人一年生の主人公が、一週間お仕事を頑張った自分へのごほうびとしておいしいものを食べる姿を描いた作品で、ひなちゃんは主人公の池田咲子を演じました。
咲子の会社の商品企画部のエース・磯貝誠を演じた古川雄輝さんは、今回初共演となったひなちゃんの印象について「イメージ通りだった」と言います。
さらに、このドラマでは咲子の同期でごほうびごはん仲間の小湊かえで役に岡崎紗絵さんが出演。ドラマの序盤の見どころについて次のように話しています。
このドラマでひなちゃんと紗絵ちゃんがおいしそうにご飯を食べる姿を思う存分見ることができ、私もとても幸せでした。
2022.1.18 SABONジャパンアンバサダー就任
2022年1月18日、SABONのジャパンアンバサダーに就任しました。
SABONはイスラエル発のナチュラルコスメブランドで、ひなちゃんもシャワーオイルやボディスクラブを普段から愛用していたそうです。
この年創立25周年を迎えたSABONはひなちゃんと同い年。ひなちゃんを起用した理由について、就任時の会見で次のように述べています。
ドラマや映画での活躍はもちろん、この時期はYoutubeチャンネル『どこでもひなこ。』でバスケやダンスやゲーム実況など様々なことにチャレンジしており、その姿がみんなに元気を与えていました。
2022.5.4 舞台『富美男と夕莉子』開幕
2022年5月4日、舞台『富美男と夕莉子』の東京公演が開幕します。
『富美男と夕莉子』は、『ロミオとジュリエット』の浪花版と言える作品。ひなちゃんが演じるのはジュリエットに相当する九羽平夕莉子(くわびら ゆりこ)役で、ロミオに相当する紋田木富美男(もんたぎ とみお)役は浜中文一さんが演じました。
W主演となった浜中さんは、ひなちゃんの印象について「一緒に稽古をしていても面白いし、パワーもあるし、ついつい笑っちゃいます」と言います。
なお、ひなちゃん曰く、このエピソードは「言わんといてほしかった……(笑)」だそうです。
2023.6.16 映画『魔女の香水』公開
2023年6月16日、映画『魔女の香水』が公開。「魔女さん」と呼ばれる香水商の女性に助けられ成長していく女性の物語で、ひなちゃんは魔女さんの力添えで成長していく女性・若林恵麻を演じました。今作はひなちゃん女優史上最もオトナな物語と言っても過言ではなく、劇中では大胆なラブシーンにも挑戦しています。
今作で魔女さんを演じたのは黒木瞳さん。ドラマ『そして、誰もいなくなった』や『砂の器』でも共演経験があるものの、しっかりとお芝居で向き合うのは今作が初めて。ひなちゃんの印象を次のように述べています。
大ベテランの女優さんも、ひなちゃんから刺激を受けていたんですね。
2023.8.29 ドラマ『夢で見たあの子のために』配信開始
2023年8月29日、Lemino配信のドラマ『夢で見たあの子のために』に出演。ヒロインの琴川恵南役を演じました。
原作は『僕だけがいない街』の三部けい先生のコミックで、主人公・中條千里および双子の兄・一登の二役を演じるのは板垣瑞生さん。板垣さんは、出演する作品によっては、現場で全くしゃべらないこともあると言います。
また、今作の現場ではひなちゃんがみんなを率先して引っ張ってくれたとも話します。
たくさんの映画やドラマ、バラエティ番組やモデルも経験し、ひなちゃんも現場を引っ張るまでに成長しました。
芸能界に咲いた『桜井日奈子』という花
2024年7月21日現在、日本テレビ系で土曜夜10時より放送中のドラマ『マル秘の密子さん』に出演中のひなちゃん。秋以降も、10周年記念写真集の発売をはじめ、舞台『138億年未満』や、映画『聖おにいさん THE MOVIE ~ホーリーメンVS悪魔軍団~』への出演が決まっており、さらなる活躍が期待されています。
10年前、岡山の小さなコンテストでグランプリを受賞した少女・桜井日奈子。
最初は芸能界にあまり興味はなかったものの、お仕事を重ねるうちに女優を夢見るようになり、2016年に舞台『それいゆ』にて女優デビュー。演出を手掛けた木村淳さんから「ひまわりのような少女」と呼ばれ、あの頃はまだよちよち歩きの蕾だった彼女も、今では大きく立派な花を咲かせました。
そして。
その花に魅了された人は、芸能界だけに留まりません。
・
・
・
・
彼女の周りには、今日もたくさんの笑顔の花が咲く。
来年も、再来年も、その先も、ずっと――。
『Road to 桜井日奈子10周年』 おわり
Continue to NEXT DECADE…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?