Gイズモカップ ND最終10位 赤青UKパンク解説
はじめに
はじめましてくしと申します。
今回はGイズモカップ最終10位を達成することができた「赤青UKパンク」
を解説していこうと思います。
各カードの採用理由や入れ替え候補のカード、各対面の細かいプレイングなどを語っていきます。
筆者は今回ノートを書くのが初めてのため、ところどころ拙い文章があるとは思いますが最後まで付き合ってもらえたら幸いです。
※全文無料です
構築について
上記が今回使ったリストになります。各カードの詳しい採用理由と強みを語っていきます。
エマージェンシータイフーン
ビート相手にトリガーでコンボパーツを探しながらクロックを落としにいけるのが強み。そのほかの対面にもグレンニャーの五枚目としての運用をします。ビックマナに対して腐りがちである点と色マナバランスを加味して一枚採用になります。
熱湯グレンニャー
赤青UKパンクにおける最強の2コスト。
UKパンクは手札管理が非常に大事なデッキなので手札を減らさずに展開できるのがとても強い。文句なしの4枚採用。
灼熱の闘志テスタ・ロッサ
手札交換をしながらクロックを落としたり、最後の詰めの場面で槍を探しに行けたり、カツドンパUKで墓地にあれば蘇生して手札交換しながら打点にもなる器用なカード。
しかしグレンニャーと違い手札が減ってしまうのが気になるため先行でプレイすることほぼありません。そのため2枚採用。
アクアスーパーエメラル
書いてあることすべてがUKパンクというデッキのために生まれてきたようなカード。カツドンパを盾に仕込むのはもちろん、コンボパーツを引けなかった際にクロックを埋めて返しのターンに逆リーサルをとったりもできます。
ビート対面では引けたら勝つカードのためもちろん4枚採用。
終末の時計 ザ・クロック
コンボパーツでありながら単体で非常に有効なトリガー。
言うことなし4枚採用です。
爆鏡 ヒビキ
ビックマナやトリーヴァ相手に大きくテンポロスをさせることができることが強みのカード。ビックマナやグレンモルト相手に先行3ターン目にだすことが強いのはいうまでもありませんが、後手3ターン目でもリュウセイホールを気持ちよく打たせないことが思っているよりも強力。
ほかの墓地ソースなどの相手にも3ターン目に殴れるクリーチャーとして出すこともしばしば。色マナ調整で3枚採用ですが調整枠です。
超次元エナジーホール
一般的には珍しいカード?
ビックマナ相手にアンタッチャブルを2体展開して、決定力を高めることが主な用途。勝利のガイアールカイザーをアンタッチャブルの除去のために出してもらうことで、カツキングと相打ち、ドロンゴーすることで一気に形成を有利にすることができます。
数を前環境から大きく減らしていますが、ウエディングゲート相手に勝利のリュウセイカイザーを立てて6マナを止める動きもとても強力。
ビート対面にはあまり有効に働くカードではないですが、ビックマナ系統は数が多く勝率を高く保ちたい対面のため3枚採用。
トンギヌスの槍
このカードのためのデッキです。UKパンクでシールド、盤面、墓地を山札下に送るのはもちろん、ブータンPOPでビックマナ相手に打ってビートします。
ホワグリ、サイクリカのループを抜けるためにごく稀に墓地のホワグリを返すことがあります。
もちろん4枚採用です。
絶超合金 ロビンフット
このデッキはこのカードによって成り立っているといっても過言ではありません。3のロビーは手札のクロックを直接墓地に落とす数少ないカードでありながら、ビックマナ対面では場持ちがよく手札交換ができる優秀なカードです。
もちろんカツドンパUKパンクのドロンゴー素材になり、ロビンフットがUKパンクと出てくるのは言うまでもなく強力です。
このリストでは上記でも述べた通りクロックを墓地に落とす手段が乏しいので、ビート対面で手札にUKパンクのドロンゴー先がなくても3ターン目にロビーを出した方がいい場面が多いです。恐れずに出しましょう。
カツドンパでロビンフットを出すとバトル効果と出たときのバウンス効果とドロンゴーをしたときのバウンス効果で3面まで止められます。墓地にクロックを落とすことができてない時に使うことがあるので覚えておきましょう。
もちろん4枚採用です。
秘拳カツドンパ
言わずと知れたこのデッキの核です。
ビート対面でこのカードがトリガーしたらほとんど勝ちます。
ビックマナ相手などにカツドンパを手打ちすることもあります。覚えておいとほうがいいです。
もちろん4枚採用です。
武闘将軍 カツキング
このデッキの数すくない除去カードです。今は母なる大地が多くのデッキで採用されているためカツドンで盤面を処理する動きはとても大切です。
墓地ソースやグレンモルト対面でカツドンパカウンターが無理だと判断した場合は、アクアスーパーエメラルで盾にクロックを埋めてクロスファイアやグレンモルトにカツドン自爆リーサルを考えるようにしましょう。
4枚採用したいところですが、枠の都合上3枚です。
神聖牙 UKパンク
デッキコンセプトそのものです。
黙って4枚採用です。
時空の英雄アンタッチャブル
サイキッククリーチャーの解説も載せておきます。
サイキックで一番使う枠。エナジーホールでアンタッチャブルを2体展開し相手のトリガーをケアしながら殴ることができるのがとても強力。
2回エナジーホールを打つことを考えて3枚採用です。
時空の喧嘩屋キル
VANベートーベンのケアが主な目的で使います。
ごく稀に覚醒を狙うことがあります。
特に言うことはありません1枚です。
勝利のプリンプリン
とりあえず入れとけ枠。ブロッカーを止められるのがやっぱり強い。
今回は1枚ですが、2枚に増やすのも全然ありです。
ガロウズ・セブ・カイザー
エナジーホールから出せるブロッカー枠。ビート相手にリソースを回復しながらブロッカーになるので間に合えば強いカード。5ターン目にエナジーホールを打ってガロウズを出すのがビート相手に強いかといえば微妙かもしれません。自分はたまにしか使ってませんでした。一枚です。
アクア・アタック<BAGOON・パンツァー>
意外にもほとんど使わない枠。リソースは盤面のブータンPOPやロビーが稼いでくれるのでどうしようもないときにしか使いません。
バトルゾーンに出してもドンドン吸い込むナウなどの除去一枚にどかされてしまうのがつらく、それよりアンタッチャブルを立てた方が強い場面の方が多いです。とはいえ選択肢にはあった方がいいので1枚入ってます。思い切って抜くのも全然ありです。
勝利のリュウセイカイザー
上で語ったようにあいての強いマナ域を1ターン止めるのが主な役割。
一応ドラゴ大王を唯一貫通するカードです。
言うことなしです。1枚。
入れ替え候補のカード一覧
以上のことを踏まえた個人的な確定枠が下の画像になっております。
元々がコンボデッキのため自由枠が少ないですが、ほかの方の構築の話を交えつつ語っていきます。
超次元ボルシャックホール
エナジーホールとの入れ替え枠。
アンタッチャブルの2面展開ができるのはそのまま、勝利のガイアールカイザーによるSAがあるのが魅力。盤面処理に長けたカード。
またレッド・ABYTHEN・カイザーを展開することで盤面に選べるクリーチャーをなくし、ヴィルヘルムを出させなくさせるというプレイもできます。
超次元シューティングホール
これもエナジーホールとの入れ替え枠。
エナジーホール、ボルシャックホールとは違い、アンタッチャブルの2面展開はできませんが、ガイアールカイザーのSAダブルブレイカーがとても強力。前述のレッド・ABYTHEN・カイザーもバトルゾーンに出すことができます。
また、不利対面の白単に強く出ることができるカードでもあります。
熱血龍 バトリベンジ
お笑い枠…のように見えてガチカードです。
ビックマナ相手のクワトロ・ファングやBAGOONパンツァーを除去できるこのデッキの数すくないカードです。
また、自分のブータンPOPを勝利のプリンプリンで止められた際に盤面を消しながら1打点になるため奇襲性がとても高く強力なカードです。
暴剣王邪 ハリケーン
このデッキのエグザイル入れ替え枠。
青のエグザイルであるためロビーのドロンゴー素材になるのが強い。
カツドンパUKでバトルゾーンに出した際も単体で2面を止めてくれるためとても優秀。
アラシの方も条件付きではありますが、SAダブルブレイカーになってくれるのもうれしいポイントですね。
ただ多色である点と本来のプランに使いにくいのが少し目につきます。
入れ替え候補はこんな所でしょうか。これもUKに入るよ!てカードがあればXで気軽にDMください。(一番下にリンクあり。)中の人が喜びます。
実際に入れ替え候補のカードを入れて結果を残した構築
実際にGイズモカップで最終70位を残されたにしきさんのバトリベンジシューティング型のUKパンクです。
バトリベンジを4枚採用しているので多色を少なくしていたり、試行錯誤の後が要所に見えるとても素晴らしいリストだと感じました。
YOUTUBEの方で実際に解説動画をあげてらっしゃるので詳しくはそちらをご覧ください。
各対面のプレイング解説
ここからは各対面のプレイングを語っていこうと思います。
環境に多いデッキに対してのプレイングを掲載していくので自分が知りたかった対面がない!となるかもしれませんがご容赦ください。
UKパンクの基本的な考え方
まず基本的な考え方を解説します。
「そんなことわかってるわい!」とお思いの方は飛ばしてください。
自分が先行であなたならこの場面何をマナチャージするでしょうか。
2ターン目にグレンニャーを出すことを考えるとカツドンパを埋めたいですがブラフのビートデッキだったら裏目になる…こういう場面はよくあります。
筆者はグレンニャーをマナチャージすることを推奨します。2ターン目にグレンニャーをビックマナ相手に立てられたらとても強いですが、基本的に3スタするデッキと考えるべきです。(後攻の場合は対面次第)
特にこの手札だとロビンフットが引けているため3ターン目の強い動きが確保されています。焦らないことが大切です。
また先行でテスタロッサを出すことはビート相手でクロックを手札に抱えてる時以外は悪手だと考えてください。手札が減って強いカードをキープしにくくなります。
このような感じに手札のクリーチャーを出すのか、出さないのかの判断が非常に重要になってくるデッキです。
白抜き4Cビックマナ
この環境はこのデッキが環境の中心といっても過言ではないですよね。特に詳しく語っていきます。
まずこのデッキは5分~微不利に位置するデッキです。ドンドン吸い込むナウと勝利のプリンプリンがとてもつらく、吸い込むナウを打たれてもいい場面や勝利のプリンプリンでは止まらない盤面を作ることが大切です。
対面した時にキープしたいカードは優先度が高い順に<エナジーホール、UKパンク、ヒビキ、トンギヌスの槍、ロビー、カツキング>の6枚です。
理想的な動きとしたら3ターン目にヒビキを立て、4ターン目にブータンPOP、5ターン目にエナジーホールです。
ヒビキを立て、4ターン目にブータンPOPをプレイした際、基本的に1点いくべきです。吸い込むナウと母なる大地が裏目ですが、そのリスクよりも1点いくリターンの方が高いと私は思います。序盤で盾を割っておかないと盾を詰めるタイミングを逃しズルズルと相手のペースに飲まれることが多々あります。気合いで1点を通しましょう。
また、大事なのがトンギヌスの槍の扱いです。基本的に1枚は絶対キープするようにし、2枚目以降を引いた場合のみ打つようにしましょう。手札が少なくなり、槍をマナに置く選択肢がきえてしまうからです。また、槍を盤面のクリーチャーに打つこともあります。BAGOONパンツァーや永久のリュウセイカイザーなどのリソースを稼ぐカードやこちらの妨害をするカードには当てるようにしましょう。
前述の通りカツキングとエナジーホールの相性は抜群です。セットでキープするようにしましょう。手札にエナジーホールがある場合、カツキングのキープ優先度がUKパンクの次にまで上がります。
またサイクリカにカツドン自爆ドロンゴーでリーサルにいくことがよくあります。相手のサイクリカ出しをしっかり咎めていきましょう。
5cサイクリカ大地
いわゆるトリーヴァ対面です。
有利~五分に位置します。人それぞれ構築に差があり、勝率はブレますが基本的に有利だと思います。
対面した時にキープしたいカードは優先度が高い順に<トンギヌスの槍、UKパンク、ロビー、カツキング、ヒビキ、エナジーホール>の6枚です。
4cビックマナよりヒビキのキープの優先度が低い理由は、ヒビキを出しても結局ジャスミン、プロメテウスなどで試合を組み立てられてしまうことが多く、無理にヒビキを出すよりカツキングを抱える方が強いと感じたからです。
大事になるプレイは絶対にトンギヌスの槍をマナに埋めないことでしょうか。トンギヌスの槍の数が大事になる対面なので最優先でキープしましょう。
母なる大地がトリガーした時の相手のマナの強さを常に確認しましょう。
イズモがトリガーの母なる大地で出てきた場合負けに直結してしまうことがあるのでブータンPOPでトンギヌスの槍がうてる状況や、カツキングで除去ができる状態にして殴りましょう。
墓地ソース
このデッキは有利~微有利に位置するデッキです。
カツドンパをトリガーすれば勝つ対面です。
対面した時にキープしたいカードは優先度が高い順に<アクアスーパーエメラル、UKパンク、カツドンパ、クロック、ロビー、カツキング>の6枚です。
基本的にアクアスーパーエメラルで盾にカツドンパを埋め、墓地にクロックがあり、手札にUKパンクとそのドロンゴー先を抱えられている状況を目指してプレイします。
筆者の構築では、クロックを墓地に落とす手段が1積みのエマージェンシータイフーン、2積みのテスタロッサ、4積みのロビーしかないためどうやってクロックを墓地に落とすかは常に考えるようにしましょう。
アクアスーパーエメラルで盾を仕込むタイミングには注意しましょう。
まだコンボパーツがそろってないのに、そのターンの動きがないからと不用意に盾にうめてしまってはいけません。先に割られてしまい、埋め直すことができずに負けとなるパターンがよくあります。自分の盾が次のターンなくなってしまうなというタイミングで埋めましょう。
上でも述べたように、コンボパーツが足りないときのためにアクアスーパーエメラルでクロックを埋め、カツドンをクロスファイアに自爆してドロンゴーリーサルを狙うためにカツキングはなるべくキープしましょう。
基本的なことではありますが、カウンターができたとき、詰めのトンギヌスの槍の墓地返しはデスゲートの負け筋をできるだけ消せるよう、クロックを墓地から消しましょう。
グレンモルト系統
このデッキは微有利~微不利に位置するデッキです。
キープ対象のカード、考え方は墓地ソース対面と変わりません。
ここでグレンモルト対面の簡単な例をだして考えていきましょう。
あなたならここでどんなプレイをするでしょうか。
先に結論を言うと、アクアスーパーエメラルをマナに埋め、ロビー出しエンドが正解だと私は思います。
手札でカツドンパUKパンクの受けがなくなりますが、次相手ができる最大値でグレンモルトなため、どうやっても盾は一枚残ります。仮に盾からカツドンパが来た際はトリガー発動せずに、もう1回埋め直しながらロビーでクロックを落とすことができます。
盾からカツドンパが来なかった場合もクロックを埋め、ロビーで1点いくことで理論上はカツキングでリーサルをかけにいくことが可能です。
この場面でグレンニャーで1点をいくことは悪手です。グレンモルトでグレンニャーを上から取り、ホルモン1点でガイギンガが龍解しやすくなるのに加え、ロビーもとられてしまうことになりかねません。ここでリスクを負いながら1点をいく必要はありません。
基本的なことではありましたが、この考え方はビートデッキ全般に適応されます。
また、グレンモルトにのみ当てはまることは最近採用が増えてきている、不敗のダイハードリュウセイについてです。個人的には採用をされているかもわからないカードをケアしすぎるのはよくないと感じますが、採用されていると確信を持てたら思い切ってUKパンクをブータンPOPとして出してしまうのも大切だと思います。
プレイを曲げすぎるのもよくないですが、気持ち墓地ソースよりカツキングのキープ優先度を上げてもいいかもしれません。
白単サザン
UKパンクが一番きつい対面です。不利に位置します。
相手のオリオティスが非常に重く、オリオティスとエバーローズが並んだら詰んでしまいます。
この対面でキープしたいカードは優先度が高い順に<UKパンク、トンギヌスの槍、カツキング、グレンニャー、テスタロッサ>の5枚です。
とにかく4ターン目UKパンク5ターン目カツキングを目指しましょう。
トンギヌスの槍とカツキングで盤面をとり続けるのが勝ち筋です。序盤は脳死でロビーを立てるのではなく、グレンニャーやテスタロッサで山を掘り、UKパンクとトンギヌスの槍を探しに行くプレイが重要になってきます。
筆者は構築段階でこのデッキを切る選択をしたので採用を見送りましたが、前述した通り白単にはシューティングホールが刺さります。白単に勝ちに行くなら採用必須だと思います。
以上で各対面のプレイング解説を終わろうと思います。
ここに無い対面のプレイングを知りたい方は、お手数ですが筆者のX(旧Twitter)のDMまでお願いいたします。
終わりに
ここまで読んでくださった方々本当にありがとうございました!
あまりに文才がなく、稚拙な文章が多々あったと思いますが、このデッキの強さ、面白さが少しでも伝わったならうれしいです。
これを機にUKパンクを使う人が増えたら…というのはうぬぼれかもしれませんが興味を少しでも持っていただけたら幸いです。
これからもデュエプレで結果を残すことができたら、このような形でノートを書いていきたいと考えています。 またノートをあげた際は読んでいただけるとうれしいです。
それではよきUKパンクライフを!
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