コモンマロウ 色を楽しむ
ハーブティーを好んで飲むようになってからどのくらいたつのだろう。はじめてのハーブティーはあまりおいしいとは思わなかったことを覚えている。
我が家から車で1時間強で行ける九十九里のハーブ園に娘とドライブがてら行くようになり、そこで採れたハーブをブレンドしたハーブティーがとても美味しくて(料理もハーブをふんだんに使って美味しい)、家でもハーブティーをのむようになった。
ハイビスカスやバラのはいった色のきれいなお茶は目も楽しみせてくれる。
視覚優位なところもあるので、色や見た目の雰囲気とかもとても大切だと思っている。
ブルーのお茶は、もう何年も前にHSPの講座受講生の方と意気投合し、一緒に行った喫茶店で飲んだのが初めてで、色に魅せられ、私もブルーのお茶になるハーブが育ててみたいと種を取り寄せて蒔いた。
いくつも芽が出たものの、最初はあまり大きく育たなく、花も咲かなかったが、枯れずに何年も育っていたので、大きなプランターにうつしたら見る見る間に大きく育つようになり花がたくさん咲くようになった。
今年は全く思いもよらぬところから(室外機の脇)から一本知らぬ間に育って気づけば背丈を超える巨大なものに成長していた。
買い物帰りに我が家に寄って、久しぶりに庭をみた次女が「すごいね、お茶飲み放題じゃない。摘んだ方がいいよ」とネットでも調べてくれて、「痰や咳にいいみたいよ」と教えてくれた。
色の魅力に惹かれて育てていたが、案外効能もあるのね。
わたしも調べてみたら葉っぱや茎も茹でて食べられるらしいし花はサラダに使えるとか。。。
講座やカウンセリングが連続していて話し過ぎたのか(声の出し方が下手ですぐ声枯れてしまう)喉の調子も良くないので、久しぶりに マロウのお茶を楽しむことにした。
ハーブを育てるようになってからいろいろと楽しみが増えた。
花も可愛らしいし、お料理にも使えて、なんだか健康にもなるようで気分がいい。
ハーブは野生味溢れていて、我が家の半日陰の庭でも逞しく育ってくれる。
たくさん増えるので、ローズマリーなどは常に刈り取っては麻紐で少し可愛い感じにして吊り下げドライハーブにしている。
すり鉢で細かくしてハーブソルトをつくって娘におすそ分けしたり、自家製のハーブティーを楽しんだり、入浴剤としても活用している。
今住む家に移り住んできた時に、ポタジェガーデンを目指そうと意気込み、ブルーベリーやブラックベリー、クランベリーやワイルドベリー(単なるベリー好き?)、そしてハーブやお花と一緒に、お野菜も少し育てている。
グランドカバーに植えたヒメイワダレソウが庭いっぱいに広がり花が咲きだす今の季節は訪問してくる虫たちも多い。
コモンマロウには数日前からミラーカミキリムシがミニロボットのような不思議ないでたちで住み着いている。
アマガエルはあちこちにひそみ、葉っぱに同化しているつもりでジッとしてるのを見かけるし、カマキリの赤ちゃんもちょいちょい歩いている。
おとといは、庭側のガラス戸を開けたら、なんとノコギリクワガタがひっくり返っていた。
『ガラスに頭ぶつけたのかな』などと思いながら木の棒につかまらそうとしたが、うまくつかめず、仕方がないので普通に手で助け起こすも、足の力の弱さを感じ(夜からずっとひっくり返ってたのかな)、去年やはりヒラクワガタが来た時に使った昆虫観察ケースに落ち葉がそのままあったので、その中にそっと入れておいた。
『まだあるかも」とゴソゴソと引き出しを探し、残っていた昆虫ゼリーをあげてみた。
元気になったら、いつでも飛んでいけるように蓋は閉めずにウッドデッキに置いておいた。
夕方見たときには、葉っぱの陰に隠れてじっとしていた。
翌朝見たときには、いなくなっていたので、夜になって回復して飛んでいったのかな、良かったなと思う。
まだ梅雨前に間違えて出てきちゃって雨で寒くて弱っていたのかななどと思いは巡る。
そうそう、昨日出かけた先で、ふと見かけた本を衝動買いした。
ハーブの庭という言葉に惹かれてしまった単純な私である。
今日は土砂降りの雨
予定していたHSP交流会、柴又散策も延期にしたのでポッカリスケジュールが空いた。
昨夜の雨に倒れ掛けていた茎を麻紐で立て直し、その茎に満開に咲いているマローを摘んでみた。たくさんハーブティーが出来そうだ。
さぁ、たまにはゆっくり本でも読んでみようか