おにごっこはきらい・・・孫のつぶやきから物思う
「鬼ごっこは嫌い…」
「ん?」
「遊びの中で鬼ごっこは嫌いなんだ」
「あぁ、なんか追っかけられたり怖いものね」
「うん・・ぼく足は速いからいいんだけれど、楽しくない。色鬼とかは楽しいよ、あと影踏みとかも楽しいからいいんだ。でも、鬼ごっこは楽しくない。ドロケイも…」
「逃げたり追いかけだりだけだからね、ばぁばもそういえば苦手だったなぁ〜」
確かに言葉にこそ出したことはないけれど、あまり好きではない遊びだったな。追うのも追われるのも好きではない。私は足が遅かったから鬼ばっかりなるのもなんだか嫌だったかも・・忘れてしまったな。
「運動はね…(視線を上に泳がせ暫く考える孫)、嫌いなのはないかも」
「今は縄跳びが1番好きで、前は鉄棒で、その前は雲梯が好きだったな。」
「そっか、今は縄跳びドンドンできるようになつて面白いものね。鉄棒の時も逆上がり練習して出来るようになってたね~。練習して出来るようになっていくものは面白いね」なんてような事を話したかな。
昨日の学校帰りの孫を迎えに行った車の中での話ですが、座って少ししてすぐにその話になったので、休み時間の遊びでなんだかつまらないなって感じだったのかな。
小学校の休み時間・・・私もいろいろなことを感じて、いろいろと考えていたなぁ~。
みんなで大勢でわぁ~って楽しむ遊びがどうもしっくりこなかったり、なんだか嫌だなって感じたり。
折り紙とかあやとりとかの方が好きだったし、絵をかいたり本を読んだりしていたい休み時間に、無理やり外に出されるのも苦手だったかも。
学校から帰ってからは、逆に公園や芝生のあたりの植え込みや草っぱらをうろうろしていたなぁ。
昔はいろいろな子が外で遊んでいて、いろいろな遊びをそこで覚えたような気がする。小さな小川。。多分細い水路的な?ものをみんなで飛び越える遊びとか・・。キレイな石ころを集めてみたり。今の子どもたちよりも、きっとゆっくり時間は流れていたのではないかな、なんて思う。
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二十四節季 大寒
七十二候 欵冬華(ふきのはなさく)
寒さが一番厳しい季節ですね。ここを乗り越えればあたたかな春が迎えられます。庭のミモザにも小さな蕾ができていました。
春に芽吹く準備をしている小さな芽もあちこちで見かけますね。
寒い中でも、公園など野外で過ごすことが増えたのは孫のお陰でもあるかな。
季節ごとのいろいろな気づきが多く有難いことです。
8歳の孫は気質的には私と似ていてHSCなので、自然の中でのんびり散策とかも楽しんでくれるし、星空や宇宙の話なんかでもマニアックに盛り上がれるので、ちょっとした冒険仲間みたいで、楽しい時間をもたらしてくれます。
因みに、3歳の弟はタイプが真逆で、鬼ごっこも大好きのようで、一緒に公園に行くと、あっという間に知らない子たちの集団に入り込み、走り回っていて呼んでもなかなか戻ってこない感じです。
お兄ちゃんの方は、縄跳びや鉄棒も好きですが(たいてい、ここまで出来るようになったんだと見せたい感じかな)、たいがい四葉のクローバーを探し出したり、変わった木の実を見つけたり。「ばぁば、みて~」といろいろなものを共有して、共感して・・というような情緒的な繋がりが散策的なことが好きだったりして、人って、本当にそれぞれ違うよなってあらためて思います。