2024/8/4
てかライギョ釣り行くべ笑 夏満喫しね?笑
ということで、友人とライギョを釣りに行きました。
ライギョは漢字で「雷魚」と書くのですが、捕食する時のバフンッ!と体をよじる激しさがカミナリみたいだから雷魚、みたいなネーミングだった気がします。
以前ライギョを浴槽で飼っていたのですが、餌(熱帯魚用の固形飼料)をあげると近づいてきて、バフン!っと音を立てて食べてくれました。勢いあまって手を噛まれたこともありますが、歯が鋭すぎて傷口が綺麗なので、思ったより痛くなかったです。
ライギョの呼吸は鰓呼吸で水中から酸素を取り込むだけではなく、鰓の上のラビリンス器官(表面積を増やしてより多くの空気と接することができるよう、迷宮みたいにウネウネしてるからこの名前なんだと思う)で空気から直接酸素を取り込めるようになってます。なので、水槽に入れて蓋をしてしまうと空気呼吸ができなくて死んでしまう一方で、湿った新聞紙とかに包んで乾燥しないよう保ってあげれば、水から出しても半日くらいは生きてます(高校生の時、その状態で池から自宅まで生きたまま運搬したので、実証済みです)。
日本原産の魚ではなく、朝鮮半島原産で、戦後の食糧難の時に食用として持ち込まれたみたいな外来魚あるあるのルーツだったと記憶しています。ライギョだけに外"ライギョ"。なんちて(笑)✋😃✨
ちなみに日本でライギョと呼ばれている魚には、カムルチーとタイワンドジョウの2種類がいて、今回釣るのは大柄で全国に生息しているカムルチーです。タイワンドジョウは関西と沖縄にしか生息しておらず、身体はカムルチーより小ぶりで、ライギョに特徴的なニシキヘビみたいな模様も側線(魚の側面にある線。水圧とか感じららしい)に沿って綺麗に並んでおり、カムルチーより上品な印象です。
本題に入ります。ライギョを釣りに行った話です。
本当はフロッグ(カエル型のルアー)で釣りたいのですが、恥ずかしながら技術不足ゆえにルアーでライギョを釣れたことが一度も無いので、ミミズをエサにブルーギルを釣って、そのブルーギルをエサにライギョを釣ることにしました。食物連鎖ですね。
池に着くと、ヒシやハスみたいな水草が池の表面をビッシリ覆ってました。ライギョが好む環境は淀んだ流れの少ない水域なので、こんな感じで水草ビッチリなことが多いです。ルアーで釣る場合、ミノー(魚を模したルアー)とかワーム(ミミズを模したルアー)みたいな水中を通るルアーだと、これらの水草の茎にビシビシ引っかかって釣りにならないので、水面を浮いて水草の上もスルスル通過できるフロッグで釣るのが由緒正しきライギョマンのスタイルだそうです。
余談ですが、ライギョを専門に釣るアングラー(釣り人)の事をライギョマンと呼びます。古典的なコテコテのライギョマン像としては、迷彩の服を着て、丸太みたいなロッド(釣り竿)と10号のPEライン(ポリエチレン製の伸びにくい釣り糸)っていうカジキマグロが釣れるような頑丈なタックル(釣り道具)でライギョに挑む、コワモテの釣り人って感じです。たしかにライギョは淡水魚の中ではデカいし引きも強く、釣り上げる時はそれに加えて水を吸って重い水草もブチブチ引きちぎりながらついてくるのですが、それにしても過剰なくらい強靭なタックルで挑む理由は、万が一にもラインが切れたり竿が折れたりしてライギョを取り逃した場合、ほぼ確実にライギョはその後死んでしまうので、そうさせないライギョ愛ゆえとの事です。愛ゆえに!(聖帝サウザー)
ミミズをエサに釣り糸を垂らすと、5秒でブルーギルがかかりました。これだから、大自然ってやつは…!(モンハンワールドの大団長)
ブルーギルを5匹くらい釣って、2.5号のPEラインにぶっとい針を付けた仕掛けに、ブルーギルを1匹ずつ背掛けにして、池に放り込みました。
池の周りを周って水面からライギョが見えないか偵察した後、木陰で休んでいたら、仕掛けの糸がピンと張って水面を揺らしているのを友人が発見しました。
仕掛けを手でグルグル巻き上げると、ライギョがかかっていました。60cmくらいのまあまあのサイズです。日本記録は121cmらしいですが、信じられないですね。
写真を撮って、逃しました。元気でね。
終わりです。
最初のライギョうんちくを書き殴ったら疲れてしまって、肝心の釣行記が雑になってしまいました。反省。