最強探偵更木陀 母さん行方不明後編
そうしてさっき連絡した情報屋に指定された場所へと向かった
泰平: ごめん待った?
情報屋: いや全然?
泰平: やっぱたっちゃんは優しいな!
情報屋: その呼び方やめろって
泰平: えー?昔から呼んでるから癖なんだよ。
こいつは情報屋の龍村蓮。俺の昔からの友人だ!
情報屋: で、本題に入るがお前の母さんはな、
泰平: うん、
情報屋: 今捕らえられてるぞ
泰平: え?
情報屋: お前の母さんを監禁してるヤツらの組織の名は、狂犬組だ。
泰平: え?今なんて?
情報屋: だから狂犬組だって。まぁあの組織はこの裏組織でNo.2の実績を持つ男がいる組織だから驚くのも無理はないよな。
泰平: おもしれぇじゃん
情報屋: え?
泰平: じゃあ早速だけど監禁されている場所を教えてくれ。
情報屋: お、おう。
そして俺はたっちゃん、いや情報屋に聞いた監禁場所へと向かった。
狂犬組下っ端A: この女いい体してますね。
狂犬組下っ端B: そうだな。兄貴には奴に連絡するまでは何もするなと言われてるが、まぁいいだろう!やっちまうか
その時
泰平: おい!俺の母さんに何してんだ!すぐに手を離せ
狂犬組下っ端A: あれって、
狂犬組下っ端B: あぁ間違いねぇあれは
神獄組若頭 更木陀泰平だ!
泰平: あ?俺のこと知っててこんな事してんのか?
狂犬組下っ端B: あぁ知っててやってるよ!何か悪いか?
泰平: 早く母さんを解いてくんね?
狂犬組下っ端A: やだね!この女を解放するのはお前を倒してからだ!
泰平: お前ら本当にやられたいみたいだな
狂犬組下っ端: 俺たちを倒せるかな?
そこには狂犬組の下っ端であろう奴らがざっと150居た
泰平: 150か、楽勝だな。
狂犬組下っ端: 舐めてんじゃねーぞ!お前らやっちまえ!
泰平: はぁー。
まぁ圧勝だった
狂犬組下っ端: なんで?俺たちが負けた。
泰平: それはな、
俺が喋り出そうとした時、
海希: おい!何やってんだ!
狂犬組下っ端: 海希の兄貴!
海希: テメーら、俺が来るまで何もすんなっつたろ!
狂犬組下っ端: すいませんでした!でもこいつが来たんで、
海希: もういい!で?お前、更木陀だな?
泰平: まぁそうだけど?
海希: 俺と勝負しろ!
泰平: やだよーめんどくさい。こっちは母さんを返してくれればそれでいいの!
海希: わかった。俺と勝負してお前が勝ったら返してやるよ
泰平: えー?
??: おい。
海希: !?
??: 何してんだ?
海希: この声はまさか!やっぱり、若!
犬島: あ?テメーら俺の許可なしになにやってんのって聞いてんだけど?
狂犬組下っ端: あの人ってこの国じゃあ知らない奴はいないっていう伝説の男、犬島狂幣!?
泰平: よ!犬島
海希: やっぱりテメー殺してやる
犬島: おう!泰平久しぶりだな!
海希: え?お知り合いですか?
犬島: あ?あぁ、知らねーのか?こいつは俺のダチでありながら、この国No.1の力を持つ男だぞ?
海希: え?
泰平: なぁ、早く母さん返してくんね?
犬島: ん?母さんってお前の?
泰平: うん
犬島: お前ら、コソコソ何かやってると思っていたがまさかこんなことしているとはな
海希: 違うんです
犬島: 早く泰平の母さん返せ
海希: は、はい今すぐ!
数分後、
泰平: 母さん!
母さん: 泰平!
犬島: あのー、
母さん: ん?あー!もしかして犬島くん?
犬島: あ、はいそうです!お久しぶりです
母さん: ほんとに久しぶりね。見ないうちに大きくなって!たまには顔だしてね?
犬島: はい!
泰平: 母さん、そろそろ
母さん: あーそうねじゃあまたね!
犬島: はい!また家行かせてもらいます
母さん: じゃあね
泰平: じゃあ後よろしくな!犬島
犬島: おう任せとけ!
泰平: またな!
こうして俺と母さんは家に帰った、
母さん: ただいまー!やっと帰ってこれた。
母さん: すぐにご飯にするから泰平、手洗ってきて!
泰平: 母さんその前に話があるんだ、
母さん: ん?何?改まって
泰平: 母さん本当にごめんなさい!
母さん: え?なんのこと
泰平: いや、1週間前俺が母さんに酷いこと言った事本当にごめん!母さんは俺のこと本当に考えてて、俺こんなに考えてくれる人いないんじゃないかって思った。母さんがいないって気づいた時、ごめんも言えないでさよならは嫌だって思って一生懸命探して見つけた時は泣きそうなくらい嬉しかった。
だから本当にごめん。
母さん: じゃあ、これからもお母さんで居ていいってこと?
泰平: 当たり前でしょ?だって母さんは少なくとも俺にとっては世界一の母さんなんだから!
そこで母さんは泣き崩れてしまった。
こうして母さんの行方不明事件は幕を閉じたのだが、まさかあんなことがこれから俺たちに起こるなんてこの時は想像もしていなかった。
母さん: じゃあご飯にするね。
泰平: うん!
一方その頃
チンピラ: おりゃっ!ボコ
賢木: お前ら自分より強い相手には喧嘩は売らない方が身のためだぞ。
チンピラ: くそっ!行くぞ。