最強探偵更木陀 第三話神血抜喜
この日俺は学校終わりに、母さんに買い物を頼まれていた。その買い物を済ませて、家に帰っている途中の道で誰かと誰かが揉めている様子だった
チンピラ: おい姉ちゃん人にぶつかっといて謝罪もなしかい。
お姉さん: だから謝ったじゃない!
チンピラ: おめーあんまうちの組舐めねぇ方が身のためだぞ。
お姉さん: 、、
そこでまずいと思った俺は透かさず止めに入った。
泰平: おい。肩がぶつかったくらいでそこまでキレんなよ。
チンピラ: あ?誰だてめぇ?
泰平: 俺もまだまだだな。
チンピラ: うちの組に口出したこと後悔させてやるよ。おい!テメェらやっちまえ!
泰平: 結局か。
ボコッ ゴキッ
チンピラ: うーあいつ強すぎます。
怪力: おいおいこれは一体どういうことだ?
チンピラ: 怪力の兄貴!
こりゃやべぇ奴に手出したかもな。
豪鬼怪力こいつを知らないやつはいない
こいつと戦うといつも骨何本がいい?と聞かれて答えなければ骨5本折られるらしい
怪力: お前か?ウチのもんに手ぇ出したヤツは?
泰平: あぁ、まあな
怪力: ほう?その度胸だけは褒めてやる。
だがな!仲間やられて黙ってられるほど俺もクズじゃないんでな!
泰平: でもそっちが無理やり女の人の服脱がしてたんじゃん。
怪力: え?おい!お前ら、殺す。
チンピラ: うわぁー!
怪力: 逃げんなコラ!
泰平: はぁ疲れた。やっべ!母さんに頼まれてた買い物まだ渡してない。殺される、
母さん: おかえり、
泰平: た、ただいま!
母さん: ねぇ、
泰平: はい!
母さん: 食材は?
泰平: これ。
母さん: あ!買ってきてくれてたんだ。良かった!
これ無かったら最悪私が買いに行かなくちゃ行けなかったんだから!
別に怒ってなさそうでよかった。
母さん: あ、そういえばなんで遅れたの?
泰平: え?あ、暴行されそうな人がいたから助けてた
母さん: へー?
まずい。これは信じてない時だ
母さん: よくやったじゃない!
信じてくれた!?
泰平: まぁね
母さん: 理由によっては半殺しにするところだったわ
泰平: え?半殺し?
母さん: うん。買い物失敗と、遅刻で死刑。
危ないとこだったな。
そんなこんなで俺は死を免れたが、その時ちょうど
今日やり合った組では話し合いが行われていたらしい
怪力: すいません若!
砕刀: あ?なんのことだ?
怪力: あの、うちの下のもんのことで若に迷惑かけて
砕刀: あー!でも収穫はあったんだろ?
怪力: は、はい!ここらでは知らない奴は居ないという伝説のヤクザ、更木陀泰平を見つけました!
砕刀: ほう?どこにいるんだ?
怪力: それがですね、今はなんと、
砕刀: おう
怪力: 〇〇高校に通っているらしいんですよ。
砕刀: なるほどな。面白い、お前に更木陀泰平の件を任せる!
怪力: え?いいんですか?
砕刀: あぁ、上からのお前への信頼が無くなってきていてな、これでお前の信頼を取り戻してこい!
怪力: わかりました!