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仕事の話

生きていくにはやはりお金が必要です。
お金を得るためには様々な方法がありますが
一番はやはり働くことではないでしょうか。

まして私は一文無しで知らない土地へ引っ越し
さらに子供を育て
モラオが作った私名義の借金を返さないといけないので
お金が必要でした。

コロナ期間もあってリモートワークとういうのが
世間に広く浸透したことで
モラオと離れ、引っ越しをした際にも
関東に住んでいた時の会社でそのまま雇用してもらい
今は完全在宅で仕事をしています。

本当は仕事も辞めて新たな地で一から職探しをする予定で
いましたが
当時の私の上司が尽力してくれたおかげで
今もそのまま同じ職場で働くことができています。
手前味噌ですが、
「私さんにはリモートになっても辞めずに、うちで働いて欲しい」
と言っていただいた時には本当に嬉しかったです。

もともとリモートがメインの会社ではないので
出社しないことへの担保というか
実際に出社している社員との区別のために
今までと同じお給料という訳にはいきませんでしたが
それでも現在住んでいる地域の賃金からすれば
いただいている方だと思います。
そのおかげで実情は火の車ですが、ひとり親の手当は貰えません。

ただ完全在宅なので子供たちへ
「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」
を直接言ってあげれる環境は本当にありがたいです。
特に引っ越して転校したばかりは子供たちは不安も大きく
家に帰れば母がいるというのは支えという面で大きかったと思います。

私がシェルターへの避難ではなく
自主避難を選択したのはこの為でした。

当時の住居地での支援センターでも
やはり仕事があるというのはこれからの生活にとって
大きな影響があるので
もしこのまま続けられるのであれば継続を選択した方が
私たち親子にとってよいのではないかと言われ
私もそうすることにしました。

もちろん状況的にそんな事を言っていられない場合には
すぐにシェルターへ逃げる準備もしていました。

新しい地に引っ越して、様々な手続きをする中で
特に役所などでは
私の仕事の事も聞かれるので上記の説明をすると必ず
「それはラッキーでしたね」とよく言われました。
「この辺ではまだない働き方で、やっぱり都会は違いますね」と。
私はこの言葉の中に当て擦りというか、田舎特有の嫌味を感じました。
卑屈ではなく私も田舎出身なので分かるのです。

もちろん有難い事ではあるのですが
それを言われるたびに私はモヤモヤしたものを感じました。

棚ぼた的にそうなった訳ではありません。

おこがましいですが
私自身も仕事には一生懸命取り組んできて
そう言ってもらえるだけの実績と結果を出してきた自負があります。

ただそれをそこで言ったところで何にもならないので
笑って過ごしましたが
いまだモヤモヤはあります💦

そして今は夏休み・・・。
三食ご飯を作るという仕事が追加される訳です。
これはもう仕事です。

朝はパンかご飯を用意していてセルフスタイルにしています。
要するに母は作らないので勝手にやってくれと子供たちに
丸投げしています。

ただこれが思いのほか子供たちには楽しかったようで
冷蔵庫の中身を自分たちで色々と組み合わせて毎日
実験をしているようです。
ただし、自分で実験したものは必ず最後まで食べきる事は約束させてます。

昼は、そうめん、ひやむぎ、そばなどの麺が多いのですが
たまにカップ麺を出すと
我が家では小さい時からあまり食べさせてこなかったので
逆に喜びます。
それはそれで私としては複雑なのですが、何事も経験ですね。

夜は仕事が終わってから私が作ります。
何を作っても子供たちは文句言わず食べてくれるので
本当によくできた子たちです。

話は飛んで、好き嫌いについてですが
私は一口だけ食べればあとは残してもいいとしています。
各家庭で方針は色々あるでしょうが
それがどんな味であるか、
見た目で嫌っているものが本当に美味しくないのか、
どんな調理法があるのかなどを
知ることはやはり大事だと思っているので
どれだけ苦手でも一口だけは食べてもらいます。

魚介類が大好きな子供たちと、苦手な私なので
私も苦手なものを子供たちの前で一口は食べます。

モラオは子供の苦手なものをあえて口に大量に詰め込むという事を
していたので、
私の一口だけというのは子供たちには受け入れられる範囲のようです。

そんなこんなで起きてから寝るまで、お金を稼ぐという仕事と
家庭内のやるべき事をこなす仕事、あえて家事とはいいません。
毎日てんやわんやですが、この忙しさが幸せだなと感じます。

モラオが居ないだけでこんなにも
世界は明るく色づいているんだと実感しています。

モラオと暮らしている時にはモノクロだった世界が
今はフルカラーです(笑)



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