ジェームズキャメロン監督のTEDトーク Fear is not an option.
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タイム大好き楽しむマガジン
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 第826号
こんにちは、発行人のTOMOKO-SANです。
なんか、1月でも最高気温14度くらいになったりして、雪も降らず、
大阪ってホンマ住みやすいとこやなぁと思います。(^o^)
昨日、(久しぶりに)すき焼き作って食べたら、胃に優しいというか
食べても全然胸やけとかもせず、やっぱり日本の味付け(醤油とかみりんとか)は体にやさしいなぁ~と改めて気が付きました。
よく眠れて気持ちも良かった(^^)d
このメルマガは、タイム誌を「できるだけさらりと
(まずは自分が)楽しむために♪」をモットーに創っています。
縁あって、今、こうして読んでいてくださっているあなたに
「英語って面白いなぁ~バイブレーション」が
伝わりますように。
それでは今回も早速・・・
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さすがに3週連続でThe Guardianの記事、なんていうのは(自分が)飽きるので...(次回はTIME誌の記事に戻る予定です。年末年始は休刊の期間が長すぎるぞ!)(^_^;)
今回は、少し前にあるPodcastで知った、James Cameronの名言(?)に鼓舞されたので、その言葉が最後に出てくる(10年以上前で古いですが)TED Talkを取り上げることにしました。o(^ー^)o
◆ "Before Avatar ... a curious boy" By James Cameron |
TED 2010• February 2010
★英文のトランスクリプトはこちらから↓
https://www.ted.com/talks/james_cameron_before_avatar_a_curious_boy/transcript
★日本語字幕付きのTED Talk動画は
こちらから↓
https://digitalcast.jp/v/13394/
●I grew up on a steady diet of science fiction. In high school, I took a bus to school an hour each way every day. And I was always absorbed in a book, science fiction book, which took my mind to other worlds, and satisfied, in a narrative form, this insatiable sense of curiosity that I had.
冒頭、キャメロン監督が子ども時代から高校生くらいまで、ずーっとSF小説に夢中になっていたというお話。 (^ー^)
* on a steady diet of science fiction
ここでのdietは「(毎日のように繰り返される)お決まりのもの」という意味。
●Whenever I wasn't in school I was out in the woods, hiking and taking "samples" -- frogs and snakes and bugs and pond water -- and bringing it back, looking at it under the microscope. You know, I was a real science geek.
学校の外でも、森や山にハイキングに出かけ、生き物(ヘビ、虫、池の水...)のサンプルを採取して家で顕微鏡で眺めたり。。。。本当に科学オタク(science geek)だった。
●And I was an artist. I could draw. I could paint. As kids having to read a book,
and through the author's description, put something on the movie screen in our heads. And so, my response to this was to paint, to draw alien creatures, alien worlds, robots, spaceships, all that stuff. I was endlessly getting busted in math class doodling behind the textbook.
コンピューターゲームもCGもなかった時代、本を読んで、想像して頭の中のスクリーンに映していた。
エイリアンや、異次元の世界、ロボット、宇宙船などなど。。。よく授業中にいたずら書きしていたのを見つかって叱られていた(getting busted)。(^_^;)
●I've spent about 3,000 hours underwater, and 500 hours of that was in submersibles. I've learned that that deep-ocean environment, and even the shallow oceans, are so rich with amazing life that really is beyond our imagination. Nature's imagination is so boundless compared to our own meager human imagination.
少年時代にスキューバダイビングの免許を取得して以来、海にもぐり、潜水艇(submersibles)にも乗船するようになった。
深海(浅瀬であっても!)の海洋環境には人間のちっぽけな(meager)想像をはるかに超えるすばらしい生命で溢れていることを知るようになった。
(・o・;)
● I was, as a kid, constantly drawing comic books, and so on. So, filmmaking was the way to put pictures and stories together, and that made sense. And of course the stories that I chose to tell were science fiction stories: "Terminator," "Aliens" and "The Abyss."
子どもの頃、いつもマンガを描いていたし、頭の中の映像やストーリーを合わせて表現するには、映画制作の道に進むというのが理にかなっていた。もちろん、ストーリーはSF小説から!「ターミネーター」「エイリアン」など。(+_+)
●I wrote this piece called "Avatar," which was meant to absolutely push the envelope of visual effects, of CG effects, beyond, with realistic human emotive characters generated in CG, and the main characters would all be in CG, and the world would be in CG.
最初にキャメロン監督が「アバター」の脚本を書いたのは90年代半ばでした。当時の映像における視覚効果としては、既成概念を超える(push the envelope)試みでした。CGで作られた世界の中のCGキャラクターたちが中心の作品というのは。そして、その時はまだそれを世に出せる時代ではなかったようです。 (-_-;)
*push the envelope:もっと高いレベルを求める、既成概念の枠を超える、限界に挑む。
ここでのenvelope は「封筒」の意味ではなく、flight envelope(飛行包絡線)のことで、航空機の飛行可能な速度や荷重や高度の範囲を指します。
●So, I shelved it, and I made this other movie about a big ship that sinks. (Laughter)
「だから、私はしばらくこれを棚上げ(shelve it)するこにして、大きな船が沈没する話の別の映画を作りました。(聴衆(笑))」
タイタニックは1997年の作品。そして....(興行的に)大成功!
Secretly, what I wanted to do was I wanted to dive to the real wreck of "Titanic." And that's why I made the movie. (Applause) And that's the truth. And I talked them into funding an expedition. (Laughter)
実は、タイタニックを作りたかったキャメロン監督の本音は「海に潜ってタイタニック号の残骸を実際に見たかった」から。リアル感で映画を成功させるために!と映画会社を説得し、そのための資金まで出させた。
(^^♪
And so, I really got bitten by the bug of deep-ocean exploration. Of course, the curiosity, the science component of it -- it was everything. It was adventure, it was curiosity, it was imagination.
*bitten by the bug【意味】熱狂的になる;熱意を持つ;ハマる
●After the success of "Titanic," I said, "OK, I'm going to park my day job as a Hollywood movie maker, and I'm going to go be a full-time explorer for a while." And we wound up going to the Bismark, and exploring it with robotic vehicles. We went back to the Titanic wreck.
タイタニックの成功後、「ハリウッドで映画をつくる仕事はちょっと脇において(park my day job)、しばらくの間は、フルタイムの探検家をやろう!」となり、戦艦ビスマルクの残骸、再びタイタニック号の残骸へと深海に探求に出る時期が続きました。
I felt like I was physically present inside the shipwreck of Titanic.
And it may be a little bit of a glimpse as to what might be happening some decades out as we start to have cyborg bodies for exploration or for other means in many sort of post-human futures that I can imagine, as a science fiction fan.
ロボット操作できる船の中にいながらまるで自分の身体がタイタニック号の難破船の中にいるような感覚を味わった。SFファンとして、想像する未来の中でサイボーグボディを持ち外の世界を生きる、探求する。。。。(これまさに、アバターとして生きてる世界観ですね!)
かくして、2009年の「アバター」がつくられるにいたったのでした~。!(^^)!
★TED Talkのスピーチのしめくくりの言葉(若い映画制作者たちへのアドバイス)に、とても鼓舞されました。
"Don't put limitations on yourself. Other people will do that for you -- don't do it to yourself, don't bet against yourself, and take risks....... In whatever you're doing, failure is an option, but fear is not."
「自分で自分に制限をかけてはいけない。そんなことは他人がしてくれるだろうから、自分にそれをやらなくていい。 自分が『やれない・できない』ことの方に賭けてはいけない。リスクをとって! 何をするにしても、 『失敗すること(failure)は選択肢の一つではあるが、『怖れること(fear)』はそうじゃない(=選択肢じゃない)。」
Fear(怖れ)はオプションじゃないっていうところ、響きました。
Fearって自分でコントロールできない、苦しむしかないものなんていう思い込みがありますが、実はそれ、自分が選択するか(採用するか)しないかだけのもの、という気づき!
なんか、めっちゃ救われて、一瞬にして気楽になれた気がしました。
多分これ、真実なんだろうと思う。 (^^)d
今回は、このへんで。 (^-^)
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