現状告白　その13

(この文を読むにあたっては、その１から読んで頂かないと理解できないと思います。よろしく！)

今日、仕事に行くと、玲香がドライバーと保険の話をしていた。
私は玲香を見つけた時、会えたって心がときめいた。
メールに《コメダいいか！》と入れるとすぐに了解の文字が入った。
朝礼が終わると、コメダ《珈琲店》へ走る。
玲香はすでに来ていた。
昨日、あれだけ　会いたくて　会いたくて　落ち込んでいたのに・・・
玲香は先日のうなぎやと果物のお礼を言いたかったようだ。
俺は会えた事にうれしくて、
ついつい、檻の中のゴリラの話をしてしまった。
○○さんに告白をした。年甲斐もなく、○○さん以外の事が考えられない。
惚れてしまいました・・・と
○○さんは困った様子だったので、単刀直入に聞いてみた。
私とコメダに行ったり、食事をしたりしてくれるのは
営業の延長線上の事ですか？？？？？？？？？？？
遠回しにそう言う事だった。

不思議だった！
体良く断られたのだが、全く、動揺しない。
覚悟はしていた事とは言え、全く、イヤな気がしなかった。
それよりも、自分の思いを玲香に伝える事ができた事に対して、
身が軽くなったような気がした。檻の中のゴリラがどこかに飛んで行ってしまった。それでも、前日、2ヶ月に1度の食事会の約束は生きていて、
良い店を互いに探しておこうねと言って別れたのだ。

もう、7時だ、1時間も仕事をさぼってしまった　と言っても、ゆっくりゆっくりの台風だ。おかげで台風が過ぎるまでは、とうぶん暇だと思った。

前に片思いの話をしたと思うが、
あの理論は間違いだった事に気が付いたので、ここで訂正をします。
片思いって、相手に何も言っていなくても、
自分だけで相手の事を思っていれば、片思いだと言ったが、
それは大きな間違いだった。それは単にその人が好きなだけである。
片思いではない！！！！
片思いとは好きな人に告白をした後も片思いと言う事であれば
それが本当の片思いだ。俺はようやく、その本当の片思いを手にしたのだ。
これからも片思いを続ける、それにこれからは堂々と好きだと言える。
○○さんが俺の事を嫌いだろうとなんだろうと、俺は好きなんだから・・・

夜11時頃、それに気が付いた俺は○○さんにメールをした。
もう寝ている時間だ。
内容は　　分かった事があります。　
片思いって告白した後から本当の片思い・・・に、なるんだって・・・
今日会えて本当に嬉しかったです。心が楽になりました・・・
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こんなメール、考えてみれば、いい迷惑だよね・・・
返事なんか書きようがないって思う。
ごめん！いらん事をしました。はぁ、本当にバカ！！！
鷹の上に乗って、どこか　遠い所へ飛んで行きたい・・・・